オオヤマザクラ(大山桜 学名:Prunus sargentii)はバラ科サクラ属の植物。桜の野生種の一種。'エゾヤマザクラ(蝦夷山桜) ベニヤマザクラ(紅山桜)ともいう。英語圏ではSargent's cherryとして一般に知られている。アイヌ語ではカリンパニという。
学名の由来はアメリカの植物学者Charles Sprague Sargentに因む
花は2cm~3cm。色は薄紅色だが、ソメイヨシノ等の白い種と比べるとしっかりと色がつく。
オオヤマザクラは7mから15m程度の高さに育つ落葉樹。また根元近くから枝を生やし、枝の範囲も7mから15m程度にまで成長する。
葉は長めの卵形で、葉は鋸状になっている。大きさは8cmから15cm程度に広くなり、互生している。若い者は赤い色をしているが、夏には暗い緑色に変化する。秋になると葉は紅葉し、赤、黄色、橙色と様々に色を変える。
夏になると黒紫色の実をならす。実は小さなえんどう豆程度の大きさだがなりやすい。鳥が良く食するが、人間にとっては小さく目立たないため食用にはされていない。
東アジアに生息し日本、サハリン、韓国などで野生のものが見られる。
オオヤマザクラは日当たりのよく、水はけの良い土壌を好む。このような場所でよく早く育つ。風には強いが、大気汚染には弱い。また、寒さにも耐える。水の少なさにもある程度は耐える。
この特徴から街路樹として非常によく使われている。また、観賞用としてもよく使われている。
もともと日本にあったものが1908年にアメリカや英国に紹介された。
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最終更新:2011年01月28日 14:53