クロユリ
クロユリ(黒百合 学名:Fritillaria camtschatcensis)はユリ科バイモ属の植物。別称ブラックサレナ。
日本中部以北、千島列島、ロシア連邦のサハリン州、カムチャツカ半島、ウスリー地方、北アメリカ北西部に分布。高山植物で、高山帯の草地に生える。花期は夏。花は褐紫色で花径3cm程度、釣鐘の形をした花が下向きに咲くのが特徴。多年草。地下にりん茎があり、茎は10~30cmになる。葉は互生ではあるが、接近して、2~3段の輪生状につく。
日本で最も有名な生息地は白山で、大量に群生しているのがみられる。石川県の「郷土の花」である。[1]
花言葉は「恋」「呪い」。または「復讐」。
コマクサ
美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育する事から「高山植物の女王」と呼ばれている。コマクサの名前の由来はその花の形が馬 (駒) の顔に似ていることが由来となっている。
高さ5cmほど。葉は根生葉で細かく裂け、白く粉を帯びる。花期は7 - 8月。花茎は10 - 15cmで淡紅色の花を咲かせる。花弁は4個で外側と内側に2個ずつつく。外側の花弁は下部が大きくふくらんで、先が反り返り、内側の花弁はやや小さく、中央がくびれ、上端は合着している。萼片は2個で早く落ちる。他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、地上部からは想像できないような 50~100cmほどの長い根を張る。双子葉類の植物だが子葉の発達が悪く、子葉は一個しか出ない。昔は、花の美しさよりも薬草としての価値が高く、古くから腹痛の妙薬として知られていた。御岳では登山記念として、コマクサを「オコマグサ」という名で、一株一銭で登山者に売られていたようで、そこからコマクサは「一銭草」とも云われている。
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最終更新:2011年02月17日 14:37