ノアザミ(野薊、学名: Cirsium japonicum[1])はキク科アザミ属の多年草。
茎の高さは0.5-1mになる。
葉は羽状に中裂し、縁にとげがある。茎葉の基部は茎を抱く。花期にも根生葉は残っている。
花期は5-8月で、アザミ属の中では春咲きの特徴をもつが、まれに10月まで咲いているものも見られる。花(頭状花序)は筒状花のみで構成されており、直径は4-5cm。花の色は紫色であるが、まれに白色のものもある[2]。花を刺激すると花粉が出てくる。総苞はよく粘る。
アザミ属は、分布域が比較的広いものと極端に狭い地域固有種がある。ノアザミの分布域は広く、日本の本州、四国、九州の草原や河川敷に見られ、アジア大陸にも変種が分布する。
最終更新:2011年05月27日 14:36