世界は破壊され、
そして再生を迎える―。
幾千年も繰り返されていた、神による破壊と再生の歴史。
人は徐々にその歴史を忘れてしまっていた。
そして現在。
この世界には神が存在すると信じていた人々は
神のもたらせし力『波動器』を用いることで繁栄を享受していた。
空に浮かぶ、巨大な神の遺跡。
その遺跡は“虚空島”と呼ばれ世界を救うものと云われていた。
だが……
突然鳴り響く轟音。赤く燃える虚空島。
どこからとなく絶望の声が世界に響き渡る。
――我は世界の神、ガデス。
これより世界を破壊する。人間よ、足掻くがよい――
神の復活とともに破壊の時は訪れた。
『波動器』
それが神に対応しうる唯一の力。
その力を使いこなす“波動の勇者”が現れたとき、
新たな歴史が始まる。
最終更新:2010年02月25日 22:10