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サクジョTOP/ストーリー/5 - (2011/03/07 (月) 19:12:21) の最新版との変更点

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//#table_edit(サクジョTOP/ストーリー/5,size1=50,vsize1=10,size2=50,vsize2=10) ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。 ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。 ---- [[サクジョTOP/敵データ]] [[1限目>サクジョTOP/ストーリー/1]] [[2限目>サクジョTOP/ストーリー/2]] [[3限目>サクジョTOP/ストーリー/3]] [[4限目>サクジョTOP/ストーリー/4]] 5限目 [[6限目>サクジョTOP/ストーリー/6]] [[7限目>サクジョTOP/ストーリー/7]] ---- #contents ---- #CENTER{ * 5限目 **プロローグ |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:桜ヶ浦、楓葉、月見沢、天之咲の生徒が、&br()一堂に会する日がやってきた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:湾岸学園都市で行われる・秋の祭典。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:大体育祭。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「柚木ぃ、午後のプログラムがはじまるよーっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「お互いに、がんばりましょうっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:午前中は、色別対抗による得点争いが&br()繰り広げられていたのだが──| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「午後からは、パーティ戦になるらしいけど……&br() どういうコトなのかしら?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):場内アナウンス(桜井 七瀬)&br()「これより、午後の部を開始いたします。&br()  各校の生徒は、トラック中央にある表彰台前に整列してください」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「行こう!」&br()柚木&br()「そうねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:午後の部、パーティ戦についての説明が、&br()4学園を代表する生徒会役員より発表された。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):宮小路 真希&br()「ここからは、学年別に編成されたパーティ同士が、&br() アビロン複合種目を股にかけて、競い合うことになる」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):桜井 七瀬&br()「制限時間を活かして、数ある難関を突破してくださいね。&br() 得意な種目を繰り返して、得点を稼いでもOKですよっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):天草 星華&br()「最終的に、得点の一番高いパーティが優勝よっ。&br() 負けたパーティは、わたしの下僕になるのっ……覚悟なさいっ!?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):月見沢 怜香&br() 「みなさん、がんばって下さいね」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):弥生&br()(はてさて、美春たちはどうなるか、見させてもらうとするかのぅ)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:さて、美春とパーティを組んだのは……?| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):新垣 一紗&br()「美春っ、柚木っ、一緒のパーティだよっ。ガンバろうねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):孫 美陽&br()「今日こそは、サッカー戦での雪辱を果たそうと思っていたアルが・・・・・・。&br() 一蓮托生なら、お互いに死力を尽くして戦うまでアルッ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柳本 ひなの&br() 「サッカーの時以来さね。今日は、よろすくおねがいさするね。」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):俵 真悠子&br()「美春ちゃんとは、アビロンフェスタ以来だったよねっ。よろしくーっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:今年の大体育祭を制するパーティは、果たして……!?| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| **[[1人目 星野 愛佳>サクジョTOP/敵データ/星野愛佳]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0278.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter1 星野 愛佳】&br()&br()涼風 美春をリーダーとして、神名 柚木、新垣 一紗、孫 美陽、柳本 ひなの、俵 真悠子の6人が集結する。&br()&br()美春&br()「みんなっ、がんばっていこうねっ!」&br()&br()美陽(めいやん)&br()「もちろんアル。絶対に優勝するネっ」&br()&br()真悠子(まゆこ)&br()「まとめて相手になってやるぞおー」&br()&br()一紗(かずさ)&br()「いっぱい種目があるし、得意そうなのを選んでいこうっ」&br()&br()ひなの&br()「お手柔らかに頼むさねー」&br()&br()柚木(ゆき)&br()「張り切るのはいいけど、勢いが過ぎてケガしないようにね」&br()&br()そのとき美春の前に、サクジョのジャージを着た少女が現れた。&br()&br()???&br()「涼風さん、徒競走で勝負しましょっ」&br()&br()ゼッケンには「星野 愛佳(ほしの まなか)」と書かれている。&br()&br()美春&br()「わたしとっ!? ……いいよ、じゃあ会場に行こうっ」&br()&br()柚木&br()「みんな競技が終わったら、この場所に集合しましょ」&br()&br()美春&br()「うん、じゃあ行ってくるねーっ」&br()&br()徒競走の待ち行列にならび、スタートラインへ肩を並べた。&br()&br()美春&br()(ドキドキしてきたぁ……でも、頑張らなくちゃっ)&br()&br()銃声がとどろいた。&br()美春は渾身の力を振りしぼって、ゴール目指して駆ける。&br()&br()すると、行く手に人影が立ちはだかった。&br()&br()目の前にいる愛佳&br()「ここから先は通さないわっ」&br()&br()となりを走っていた愛佳が、すぐ脇を駆け抜けていった。&br()&br()美春&br()「愛佳ちゃんが2人になってるー!?」&br()&br()美春&br()(これは、分身の術っ)&br()&br()目の前にいる愛佳&br()「ここから先は、通さないぞーぉ」&br()&br()先頭におどりでた愛佳を止めなければ。&br()&br()美春&br()「負けてられないよ! それぇーっ!」&br()&br()辺りが不思議な力で満たされ、選手たちがふわりと浮かび上がった。&br()&br()愛佳&br()「うっ、うわあっ!? 体が浮き上がったあっ」&br()&br()美春&br()「これなら誰も、ゴールできないよね」&br()&br()美春&br()(みんなのためにも、負けるワケにはいかないよっ)&br()&br()絶対領域の中で、バトルが始まろうとしていた。| **[[2人目 杉澤 成穂>サクジョTOP/敵データ/杉澤成穂]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0279.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter2 杉澤 成穂】&br()&br()柚木&br()「美春やみんなのためにも、がんばらないと」&br()&br()美陽&br()「ワタシ、フットボール・レース行ってくるヨ」&br()&br()真悠子&br()「あたしは綱引き行ってくるねーっ」&br()&br()ひなの&br()「わたすは、長縄跳びの順番待ちさしてくるさね」&br()&br()一紗&br()「長縄の順番が近づいたら、みんな集合だねー」&br()&br()競技場を見回した柚木は、とある競技が目についた。&br()&br()柚木&br()「一紗、あたしは風船割り競争にいってくるわ」&br()&br()一紗&br()「いってらっしゃーい」&br()&br()風船割り競争の会場では、アビリティを活かした選手達が激戦を繰り広げていた。&br()&br()柚木&br()「地面に置かれた数十個の風船と……木の枝に付いた風船もあるのね」&br()&br()フィールドは4つに分かれていて、同時に4人が競技を行える。&br()すべての風船を割った選手から、得点が分配されるようだ。&br()&br()柚木&br()(風船が木に実っているとは思わなかったわ)&br()&br()???&br()「あなたと勝負してみたかったの」&br()&br()柚木&br()「えっ……!?」&br()&br()柚木の肩をたたいてきたのは、天之咲学園の女子だった。&br()ゼッケンには「杉澤 成穂(すぎさわ なほ)」とある。&br()身の回りには半透明のディスプレイが浮かんでいて、柚木の情報も少しだけ表示されているのが分かった。&br()&br()柚木&br()「いいわよ、相手になるわ」&br()&br()風船割りのフィールドに足を踏み入れると、辺り一面に風船があふれかえった。&br()&br()柚木&br()(これも、だれかの能力で生み出されているのかしら?)&br()&br()どの順番で割っていけば、もっとも効率的に立ち回ることができるのか?&br()&br()成穂&br()「……勝負よ。もちろん、妨害も含めてね」&br()&br()成穂のまわりにある風船に、番号の付いた矢印が立ちはじめた。&br()順に割っていけば、最短でクリアできるということなのか?&br()&br()柚木&br()「予測計算の勝負なら、負けるわけにはいかないわっ」&br()&br()試合開始のホイッスルが、高らかに鳴り響いた。| **[[3人目 大海 純夏>サクジョTOP/敵データ/大海純夏]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0280.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter3 大海 純夏】&br()&br()綱引き競技は、円形トラックの内側中央で展開されている。&br()&br()真悠子&br()「綱引き競技は、勝った方のメンバー全員に点数が割り振られるんだよね」&br()&br()???&br()「そう。そして、あなたと私は敵同士になるの」&br()&br()背後から現れたのは──&br()&br()真悠子&br()「──純夏!」&br()&br()月見沢学園のジャージを身につけた少女が、腕を組んでいた。&br()&br()純夏(すみか)&br()「久しぶりね。私と同じ、海の属性を持つアビリティストさん」&br()&br()真悠子&br()「うぐぬっ……シンクロナイズド・スイミング部の、大海(たいかい)さん」&br()&br()純夏&br()「避けてない?」&br()&br()真悠子&br()「同じ学園同士で戦うのは気が引けるなーって」&br()&br()純夏&br()「いいじゃない。何度でも蘇り、力尽きるまで戦い続けるまでよ」&br()&br()真悠子&br()「負けられないぞお。水泳部のエースとしての沽券(こけん)に関わるもの」&br()&br()純夏&br()「室内プールの版図を広げる絶好の機会ね。勝った方が、室内プールの使用権を1日ゆずるっていうのはどう?」&br()&br()真悠子&br()「その条件、部長はOK出してくれたの?」&br()&br()純夏&br()「事後承諾よ」&br()&br()真悠子&br()「それなら絶対に勝たなくちゃっ」&br()&br()純夏&br()「面白くなってきたわ……勝負よっ」&br()&br()真悠子&br()「望むところだぁー」&br()&br()真悠子と純夏は向かい合うように、縄を掴んだ。&br()&br()試合開始のホイッスルが鳴り響いた。&br()&br()純夏&br()「広大な海の底に、いざなってあげる」&br()&br()純夏の遙か後方に海岸線が現れて、ザザーッと波が打ち寄せた。&br()引いていく波に足下が流されて、地面へと両足が沈み込んでいく。&br()&br()純夏&br()「波に誘われて、目が回ってきたでしょう?」&br()&br()真悠子&br()「辺り一帯を遠浅の海にかえれば、波だって怖くないぞーっ」&br()&br()真悠子の放つ技によって、辺りが遠浅と変貌した。&br()綱引きを仲間に託し、真悠子と純夏のバトルが始まる。| **[[4人目 河和田 みのり>サクジョTOP/敵データ/河和田みのり]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0281.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter4 河和田 みのり】&br()&br()美陽&br()「フットボール・レースゆうから、サッカーボールを蹴る競技かと思ってたヨ」&br()&br()スタートラインについた美陽に手渡されたのは、ラグビーボールだった。&br()&br()美陽&br()「……だけど、やるしかないネ。美春にだけは負けたくないアルよっ」&br()&br()戸惑う選手が多い中、指先でラグビーボールを回す少女がいた。&br()&br()美陽&br()「ワタシのこと、挑発する気アルか?」&br()&br()美陽もラグビーボールを指先で回して、少女にアピールする。&br()&br()???&br()「おっ、やるじゃん。アタイとガチでやりたいのか?」&br()&br()少女は、美陽と同じ楓葉学園生だった。&br()ゼッケンには「河和田(かわだ)みのり」と書かれている。&br()&br()美陽&br()「望むところヨ。アタシを甘く見ていると、後悔することになるネ」&br()&br()みのり&br()「楽しみだなあ。手加減無用だからね。アタイも容赦しないから」&br()&br()美陽&br()(こんなところで負けたら、孫家の名に傷がつくネ)&br()&br()スタートラインに砂を盛って、ラグビーボールを立てる。&br()すべての準備が整い、役員がピストルを青空に掲げた。&br()&br()美陽&br()(行くアルっ!)&br()&br()銃声と同時に、ラグビーボールが一斉に蹴られた。&br()トラックの境は意味をなさず、ボールを追う選手で入り乱れた。&br()&br()美陽&br()「小刻みに蹴れば、コントロールを維持できるネ」&br()&br()突然、美陽のラグビーボールがはじけ飛んだ。&br()美陽の足下で、可愛いモグラが顔を出して大笑いしている。&br()&br()みのり&br()「どうしたんだい? ふふっ、お先に失礼するよっ」&br()&br()美陽&br()「アンタの仕業かっ!? おのれっ、許さないアルっ」&br()&br()美陽は気功破弾を放ち、みのりのラグビーボールをぶっ飛ばした。&br()&br()みのり&br()「バトルで勝負するか?」&br()&br()美陽&br()「望むところアルっ!」&br()&br()フットボール・レースそっちのけで、美陽とみのりのバトルが始まった。| **[[5人目 釣巻 綾瀬>サクジョTOP/敵データ/釣巻綾瀬]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0282.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter5 釣巻 綾瀬】&br()&br()一紗&br()「借り物レースって、面白そうっ」&br()&br()エントリーを済ませた一紗は、同じジャージを着た少女を見つけた。&br()&br()一紗&br()「あなたもこの競技に出るんだねー」&br()&br()ゼッケンには「釣巻 綾瀬(つるまき あやせ)」とプリントされている。&br()&br()綾瀬&br()「パーティに組み込まれちゃったら、戦果をあげないわけにはいかないからね」&br()&br()一紗&br()「なんか、あまり乗り気じゃないみたいだね?」&br()&br()綾瀬&br()「わたしはゆったりとしていたんだよねえ。まあしょーがないけど」&br()&br()一紗&br()「あはは……そう言わずに頑張っていこうよっ」&br()&br()綾瀬&br()「敵に塩を送るようなことを言うんだねえ」&br()&br()一紗&br()「そうかなあ?」&br()&br()手番が回ってくると、一紗と綾瀬はスタートラインに並んでいた。&br()&br()一紗&br()(美春や柚木たちのために、頑張らなくちゃっ)&br()&br()ピストルの合図と同時にスタートする。&br()&br()一紗&br()(まずは封とうをゲットして、借りるものをチェックしなきゃ)&br()&br()スタートして少し走ったところに、借り物のネタが書かれた封とうがバラまかれてる。&br()その先で待っている少女の誰かから、アイテムを借りなければならない。&br()一紗は封とうを開けて、便せんを確認した。&br()&br()〈サクジョ!の制服〉&br()&br()一紗&br()「美春の学校の制服っ……すみませーん。誰かサクジョ!の制服を貸してくださーい」&br()&br()ひとりの少女が手を挙げていた。&br()手にした紙袋に収まっているらしい。&br()&br()一紗&br()「ありがとうございますっ、お借りしま……あああっ!?」&br()&br()受け取ろうとした紙袋が、飛んで行ってしまった。&br()&br()綾瀬&br()「悪いけど、これも預からせてもらうよ。いやあ、大漁、大漁っ」&br()&br()紙袋は綾瀬の手に収まってしまった。&br()&br()一紗&br()「制服は返してもらうからーっ。七色リボンで釣り上げてあげるっ!」&br()&br()一紗と綾瀬の一騎打ちが始まった。| **[[6人目 小津川 珠代>サクジョTOP/敵データ/小津川珠代]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0283.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter6 小津川 珠代】&br()&br()長縄飛び競争の待ち行列に並んでいた ひなの は、圧倒的な強さを誇るパーティに目を光らせていた。&br()&br()ひなの&br()(あのチームとバトルさしたところは、必ず20回目のジャンプでコケてるさね)&br()&br()長縄飛び競争はパーティ同士で行われる。&br()縄を回す2人はお互い出して、パーティ全員が縄を飛び合うという形式を取る。&br()&br()美春&br()「おまたせー、ひなのちゃんっ」&br()&br()ひなの&br()「おかえり~、美春ちゃん。あ、柚木ちゃん、こっちさねー!」&br()&br()柚木&br()「ごめん、お待たせ」&br()&br()一紗&br()「ただいまー。間に合って良かったーっ」&br()&br()美陽&br()「楽勝、楽勝。モグラでもドラゴンでも、まとめてかかってくるアルヨ!」&br()&br()真悠子&br()「ライバルと決着をつけてきたー。今なら何でも勝てちゃう気がするよっ」&br()&br()ひなの&br()「みなな、とっても頼もしいさねっ」&br()&br()そして、ひなの達の番がまわってきた。&br()対戦相手となるチームから、月見沢学園のジャージを身につけた少女がやってきた。&br()ゼッケンには「小津川 珠代(おつがわ たまよ)」と書かれている。&br()例の、相手のパーティを20回までしか飛ばさせないチームだった。&br()&br()珠代&br()「よろしくお願いします。どっちが先に飛んでもかまわないですよー。ふふふっ」&br()&br()ひなの&br()(わたすの力で、相手の罠さ封じるのがベストさね)&br()&br()ひなの&br()「わたすたちが先に飛ばせてもらいますー」&br()&br()珠代&br()「いいわ。それなら早く、長縄の輪の中にお入りなさい」&br()&br()ひなの を先頭にして、美春達が長縄の中へと並んだ。&br()目の前には、珠代が不敵な笑みを浮かべて長縄を回しはじめる。&br()&br()珠代&br()「いきますわっ、そーれっ!」&br()&br()ひなの&br()「いざ勝負っー」&br()&br()長縄が回り始めた。&br()ひなの のアンチアビリティが、珠代の催眠術を無効化する静かなバトルが始まった。| **[[最終決戦! 脇坂 由愛>サクジョTOP/敵データ/脇坂由愛]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0284.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter7 脇坂 由愛】&br()&br()ひなの&br()「ふふっ。他のパーティとは、大差で勝てちゃったねー」&br()&br()珠代&br()「覚えていなさいよ、次に戦うときは容赦しないわあっ」&br()&br()ひなの の活躍によって、美春達は3ケタを超える記録を打ち立てる事ができた。&br()&br()美春&br()「次はどの競技に挑戦しようかなーっ」&br()&br()美陽&br()「ワタシ、今度は巨大ダルマ落としに挑戦するネ」&br()&br()真悠子&br()「あたしは大玉転がしいってくるっ。がんばるぞーっ」&br()&br()柚木&br()「あたし、新体操レースに出てみようかなあ」&br()&br()美春&br()「ええっ!? 柚木ぃ大丈夫なのっ!? かけっこだよっ?」&br()&br()柚木&br()「平気よ。みてなさいっ」&br()&br()美春&br()「柚木のこと、応援してあげるーっ」&br()&br()一紗&br()「がんばってね、柚木っ」&br()&br()柚木は新体操レースの待ち行列を経て、スタートラインに並んだ。&br()&br()???&br()「あなた、スタイルいいわねっ。新体操の選手?」&br()&br()柚木&br()「いえ」&br()&br()声をかけてきたのは、天之咲のジャージを着ていた。&br()&br()柚木&br()(脇坂 ゆめ。昨年の県大会で、上位に入賞した人だったかしら……)&br()&br()昨年在籍していた学校の広報誌で、彼女の活躍を読んだ覚えがあるのを思い出した。&br()新体操レースとは何か?&br()それはトラックの途中に置かれた新体操のアイテムを手にして、ゴール手前の体操マットまではアイテムを使った演技をしながら走る。&br()体操マットの所には審査員がいて、「決めポーズ」に合格しなければゴールできない。&br()&br()柚木&br()(新体操のアイテムは、リボン、バトン、ボール、フープ。走りながら演じるには、やっぱりリボンが一番効率的だと思うわ)&br()&br()由愛&br()「さあ、頑張りましょっ」&br()&br()柚木&br()「そうね」&br()&br()合図が鳴り、選手が一斉に走り出した。&br()リボンを手に入れるべく、柚木は全力を振りしぼった。| **エピローグ (1周目) #openclose(){ |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ここで、最後のキメよねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:新体操のリボンを手にした柚木は、ゴール手前に用意された&br()体操マットの上で、決めポーズを演じた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「わあーっ、柚木ってば、いつのまに新体操出来るようにっ!?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗&br()「さすが柚木っ。そのまま、そのまま~!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):葉月 夏海&br()「そこのひと、合格っ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:柚木の演技を見守っていた審判が、&br()合格を意味するハタをふり上げた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「やったわ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:リボンを振り抜きながら大きくジャンプした柚木が、見事にトップでゴールをかざった。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「柚木おかえりーっ! 最後のポーズ、すごく綺麗だったよーっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ありがと。新体操のモノマネは、ずっとやってみたかったの」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「柚木さはスタイルごっついエエから、様になってええなあ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真悠子&br()「えー!? ひなのちゃんだって、十分かわいいでしょお?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「そ、そんなことないさね。もぅ、褒めても何も出なかとよ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「ヒナノが話す方言は、とてもかわいいアルっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:そんな美春チームのやりとりを、遠くから見つめる人影があった。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):玲香&br()「なんだか、すごく楽しそうよねえ。どれもみんな、面白そう……。&br() 体がうずいてきちゃう……。&br() わたしも、参加してみたいなぁ~」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真希&br()「お断りします」&br()星華&br()「お断りします」&br()弥生&br()「お断りじゃな」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):玲香&br()「もぉっ、わかってるわよ~。&br() おとなしく、見物させていただきます。……ふふっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「このまま勢いに乗って、一気に攻めまくるアルっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「みんなっ、ファイトで行こーう!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木・一紗・美陽・ひなの・真悠子&br()「おーーーーーーーーーっ!!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):弥生&br()(ふふふっ、めざましい成長をとげたようじゃな、美春よ……)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:湾岸学園都市・大体育祭は、いよいよ佳境に入ろうとしていた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:2周めへつづく| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=440,y=0)| } **[[最終決戦! 柏木 ちとせ>サクジョTOP/敵データ/柏木ちとせ]] |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0285.jpg,画像倉庫)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):【Chapter8 柏木 ちとせ】&br()&br()長縄飛びをクリアしたところで、すべてのパーティに集合がかけられた。&br()&br()七瀬&br()「これより、〈激闘っ! 障害走駅伝〉を開催いたします。各パーティで選ばれた第一走者は、出走準備を整えてください」&br()&br()ひなの&br()「駅伝競争と、障害物競走がくっついたようなものさね」&br()&br()一紗&br()「みんなで少しずつ走って、ゴールを目指さなくちゃいけないんだねっ」&br()&br()柚木&br()「やっぱりタダでは終わらないのね……何だか、嫌な予感がしてきたわ」&br()&br()美陽&br()「面白くなってきたアルっ。ワタシが一番最初に走るネっ」&br()&br()ひなの&br()「それじゃー、わたすが美陽ちゃんの次に走るさねー」&br()&br()真悠子&br()「それなら、ひなのちゃんからあたしが引き継ぐよ。よしっ……」&br()&br()一紗&br()「うわあ、みんな気合い入ってるねえっ」&br()柚木&br()「あたしは、どうしよう。美春はどこ走るのっ!?」&br()&br()美春&br()「わたしは、うーん……」&br()&br()???&br()「パーティリーダーの涼風 美春は、アンカーで当然じゃないの? そして、私と勝負するのよ」&br()&br()突然、天之咲の生徒が美春の前に立ちはだかった。&br()&br()美春&br()「柏木(かしわぎ) ちとせ、さん?」&br()&br()ちとせ&br()「勝負よ、涼風 美春。あなたの力を見せてもらうわ」&br()&br()障害走駅伝は、競技場とその周辺を改造して行われる。&br()タスキの代わりとして選手が身につけるのは──&br()&br()七瀬&br()「タスキの代わりとして、氷で作ったランドセルを背負って競技に臨んでもらいます」&br()&br()柚木&br()「どうしてランドセルの形なのかしら。……とにかく、あたし達みんなが頑張って、美春にランドセルを引き継げばいいのね」&br()&br()真悠子から一紗、柚木、そしてアンカーとなった美春が走ることになった。&br()幾多の苦難を乗り越えて、氷のランドセルはアンカーの手に。&br()&br()そして、美春と ちとせ の一騎打ちが始まる。| **エピローグ (2周目) #openclose(){ |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):七瀬&br()「──ゴールインっ!!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:最後の力を振りしぼった美春が、&br()栄光のゴールテープを切っていた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「美春ーっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗&br()「やったーあっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「はあっ、はあっ、やったよぉ、一等賞でゴールできたーっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:グラウンドに寝転んだ美春は、ほほえんでいた。&br()吹き出た汗が玉のようになって、いくすじも流れ落ちていく。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「……あの子、やりおったネっ。&br() チョット悔しい気もするけど……美春は立派アルっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「やっぱす都会の子ったら、凄いさねぇ。&br() おめでとー、美春ちゃんっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真悠子&br()「がんばった美春のコト、見習わなくちゃいけないよねっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「応援してくれて、ありがとー!&br() みんなの声援があったから、ゴールまで走れたよおっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ケガとかしてない? 大丈夫なのっ、美春っ?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「ぜんっぜん、へーきだよっ!&br() ちょっと休めば、すぐ元気にもどるからっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ふふ、よかった。それなら安心ねっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「これでもう、優勝は間違いなしさねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「よーし、胴上げいくアルよっ!&br() みんな手を貸すねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「えっ!? ウソっ!? ちょっ、ちょっとおっ!?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗&br()「それじゃあ、みんなで……せーのっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗・柚木・美陽・ひなの・真悠子&br()「わーっしょいっ! わーっしょいっ!&br() わーっしょいっ! わーっしょいっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:こうして「湾岸学園都市・大体育祭」午後の部は、&br()涼風美春パーティの勝利で、幕を下ろすのでした。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:・・・数時間後。&br()とある場所に、しかるべき者が集っていた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):玲香&br()「今年のアビロン本大会・・・・・・」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):星華&br()「ようやくコレで……」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真希&br()「予定通り、ってことで・・・・・・」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):七瀬&br()「彼女たちが、今年の1年筆頭ですね」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):弥生&br()(どうやらこれで、お膳立てがそろったようじゃな……)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:真相は、如何に!?| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:6限めへつづく| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=440,y=0)| } } ---- #openclose(show=コメントフォームの表示){ #comment(vsize=10) } ---- ■更新履歴■ // ---- 本日&counter(today) 昨日&counter(yesterday) 総計&counter() ----
[[サクジョTOP]] [[カードリスト>サクジョTOP/カードリスト]] [[ステータス>サクジョTOP/ステータス]] [[エボ>サクジョTOP/エボ]] [[攻略>サクジョTOP/攻略]] [[敵データ>サクジョTOP/敵データ]] [[ストーリー>サクジョTOP/ストーリー]] ------------------------------------------------------------ ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。 ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。 ------------------------------------------------------------ [[1限目>サクジョTOP/ストーリー/1]] [[2限目>サクジョTOP/ストーリー/2]] [[3限目>サクジョTOP/ストーリー/3]] [[4限目>サクジョTOP/ストーリー/4]] 5限目 [[6限目>サクジョTOP/ストーリー/6]] [[7限目>サクジョTOP/ストーリー/7]] [[8限目>サクジョTOP/ストーリー/8]] ------------------------------------------------------------ #contents ------------------------------------------------------------ #CENTER{ * 5限目 **プロローグ |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:桜ヶ浦、楓葉、月見沢、天之咲の生徒が、&br()一堂に会する日がやってきた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:湾岸学園都市で行われる・秋の祭典。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:大体育祭。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「柚木ぃ、午後のプログラムがはじまるよーっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「お互いに、がんばりましょうっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:午前中は、色別対抗による得点争いが&br()繰り広げられていたのだが──| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「午後からは、パーティ戦になるらしいけど……&br() どういうコトなのかしら?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):場内アナウンス(桜井 七瀬)&br()「これより、午後の部を開始いたします。&br()  各校の生徒は、トラック中央にある表彰台前に整列してください」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「行こう!」&br()柚木&br()「そうねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:午後の部、パーティ戦についての説明が、&br()4学園を代表する生徒会役員より発表された。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):宮小路 真希&br()「ここからは、学年別に編成されたパーティ同士が、&br() アビロン複合種目を股にかけて、競い合うことになる」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):桜井 七瀬&br()「制限時間を活かして、数ある難関を突破してくださいね。&br() 得意な種目を繰り返して、得点を稼いでもOKですよっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):天草 星華&br()「最終的に、得点の一番高いパーティが優勝よっ。&br() 負けたパーティは、わたしの下僕になるのっ……覚悟なさいっ!?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):月見沢 怜香&br() 「みなさん、がんばって下さいね」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):弥生&br()(はてさて、美春たちはどうなるか、見させてもらうとするかのぅ)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:さて、美春とパーティを組んだのは……?| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):新垣 一紗&br()「美春っ、柚木っ、一緒のパーティだよっ。ガンバろうねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):孫 美陽&br()「今日こそは、サッカー戦での雪辱を果たそうと思っていたアルが・・・・・・。&br() 一蓮托生なら、お互いに死力を尽くして戦うまでアルッ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柳本 ひなの&br() 「サッカーの時以来さね。今日は、よろすくおねがいさするね。」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):俵 真悠子&br()「美春ちゃんとは、アビロンフェスタ以来だったよねっ。よろしくーっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:今年の大体育祭を制するパーティは、果たして……!?| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| **[[1人目 星野 愛佳>サクジョTOP/敵データ/星野愛佳]]&anchor(1) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter1 星野 愛佳】&br()&br()涼風 美春をリーダーとして、神名 柚木、新垣 一紗、孫 美陽、柳本 ひなの、俵 真悠子の6人が集結する。&br()&br()美春&br()「みんなっ、がんばっていこうねっ!」&br()&br()美陽(めいやん)&br()「もちろんアル。絶対に優勝するネっ」&br()&br()真悠子(まゆこ)&br()「まとめて相手になってやるぞおー」&br()&br()一紗(かずさ)&br()「いっぱい種目があるし、得意そうなのを選んでいこうっ」&br()&br()ひなの&br()「お手柔らかに頼むさねー」&br()&br()柚木(ゆき)&br()「張り切るのはいいけど、勢いが過ぎてケガしないようにね」&br()&br()そのとき美春の前に、サクジョのジャージを着た少女が現れた。&br()&br()???&br()「涼風さん、徒競走で勝負しましょっ」&br()&br()ゼッケンには「星野 愛佳(ほしの まなか)」と書かれている。&br()&br()美春&br()「わたしとっ!? ……いいよ、じゃあ会場に行こうっ」&br()&br()柚木&br()「みんな競技が終わったら、この場所に集合しましょ」&br()&br()美春&br()「うん、じゃあ行ってくるねーっ」&br()&br()徒競走の待ち行列にならび、スタートラインへ肩を並べた。&br()&br()美春&br()(ドキドキしてきたぁ……でも、頑張らなくちゃっ)&br()&br()銃声がとどろいた。&br()美春は渾身の力を振りしぼって、ゴール目指して駆ける。&br()&br()すると、行く手に人影が立ちはだかった。&br()&br()目の前にいる愛佳&br()「ここから先は通さないわっ」&br()&br()となりを走っていた愛佳が、すぐ脇を駆け抜けていった。&br()&br()美春&br()「愛佳ちゃんが2人になってるー!?」&br()&br()美春&br()(これは、分身の術っ)&br()&br()目の前にいる愛佳&br()「ここから先は、通さないぞーぉ」&br()&br()先頭におどりでた愛佳を止めなければ。&br()&br()美春&br()「負けてられないよ! それぇーっ!」&br()&br()辺りが不思議な力で満たされ、選手たちがふわりと浮かび上がった。&br()&br()愛佳&br()「うっ、うわあっ!? 体が浮き上がったあっ」&br()&br()美春&br()「これなら誰も、ゴールできないよね」&br()&br()美春&br()(みんなのためにも、負けるワケにはいかないよっ)&br()&br()絶対領域の中で、バトルが始まろうとしていた。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0278.jpg,画像倉庫)| **[[2人目 杉澤 成穂>サクジョTOP/敵データ/杉澤成穂]]&anchor(2) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter2 杉澤 成穂】&br()&br()柚木&br()「美春やみんなのためにも、がんばらないと」&br()&br()美陽&br()「ワタシ、フットボール・レース行ってくるヨ」&br()&br()真悠子&br()「あたしは綱引き行ってくるねーっ」&br()&br()ひなの&br()「わたすは、長縄跳びの順番待ちさしてくるさね」&br()&br()一紗&br()「長縄の順番が近づいたら、みんな集合だねー」&br()&br()競技場を見回した柚木は、とある競技が目についた。&br()&br()柚木&br()「一紗、あたしは風船割り競争にいってくるわ」&br()&br()一紗&br()「いってらっしゃーい」&br()&br()風船割り競争の会場では、アビリティを活かした選手達が激戦を繰り広げていた。&br()&br()柚木&br()「地面に置かれた数十個の風船と……木の枝に付いた風船もあるのね」&br()&br()フィールドは4つに分かれていて、同時に4人が競技を行える。&br()すべての風船を割った選手から、得点が分配されるようだ。&br()&br()柚木&br()(風船が木に実っているとは思わなかったわ)&br()&br()???&br()「あなたと勝負してみたかったの」&br()&br()柚木&br()「えっ……!?」&br()&br()柚木の肩をたたいてきたのは、天之咲学園の女子だった。&br()ゼッケンには「杉澤 成穂(すぎさわ なほ)」とある。&br()身の回りには半透明のディスプレイが浮かんでいて、柚木の情報も少しだけ表示されているのが分かった。&br()&br()柚木&br()「いいわよ、相手になるわ」&br()&br()風船割りのフィールドに足を踏み入れると、辺り一面に風船があふれかえった。&br()&br()柚木&br()(これも、だれかの能力で生み出されているのかしら?)&br()&br()どの順番で割っていけば、もっとも効率的に立ち回ることができるのか?&br()&br()成穂&br()「……勝負よ。もちろん、妨害も含めてね」&br()&br()成穂のまわりにある風船に、番号の付いた矢印が立ちはじめた。&br()順に割っていけば、最短でクリアできるということなのか?&br()&br()柚木&br()「予測計算の勝負なら、負けるわけにはいかないわっ」&br()&br()試合開始のホイッスルが、高らかに鳴り響いた。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0279.jpg,画像倉庫)| **[[3人目 大海 純夏>サクジョTOP/敵データ/大海純夏]]&anchor(3) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter3 大海 純夏】&br()&br()綱引き競技は、円形トラックの内側中央で展開されている。&br()&br()真悠子&br()「綱引き競技は、勝った方のメンバー全員に点数が割り振られるんだよね」&br()&br()???&br()「そう。そして、あなたと私は敵同士になるの」&br()&br()背後から現れたのは──&br()&br()真悠子&br()「──純夏!」&br()&br()月見沢学園のジャージを身につけた少女が、腕を組んでいた。&br()&br()純夏(すみか)&br()「久しぶりね。私と同じ、海の属性を持つアビリティストさん」&br()&br()真悠子&br()「うぐぬっ……シンクロナイズド・スイミング部の、大海(たいかい)さん」&br()&br()純夏&br()「避けてない?」&br()&br()真悠子&br()「同じ学園同士で戦うのは気が引けるなーって」&br()&br()純夏&br()「いいじゃない。何度でも蘇り、力尽きるまで戦い続けるまでよ」&br()&br()真悠子&br()「負けられないぞお。水泳部のエースとしての沽券(こけん)に関わるもの」&br()&br()純夏&br()「室内プールの版図を広げる絶好の機会ね。勝った方が、室内プールの使用権を1日ゆずるっていうのはどう?」&br()&br()真悠子&br()「その条件、部長はOK出してくれたの?」&br()&br()純夏&br()「事後承諾よ」&br()&br()真悠子&br()「それなら絶対に勝たなくちゃっ」&br()&br()純夏&br()「面白くなってきたわ……勝負よっ」&br()&br()真悠子&br()「望むところだぁー」&br()&br()真悠子と純夏は向かい合うように、縄を掴んだ。&br()&br()試合開始のホイッスルが鳴り響いた。&br()&br()純夏&br()「広大な海の底に、いざなってあげる」&br()&br()純夏の遙か後方に海岸線が現れて、ザザーッと波が打ち寄せた。&br()引いていく波に足下が流されて、地面へと両足が沈み込んでいく。&br()&br()純夏&br()「波に誘われて、目が回ってきたでしょう?」&br()&br()真悠子&br()「辺り一帯を遠浅の海にかえれば、波だって怖くないぞーっ」&br()&br()真悠子の放つ技によって、辺りが遠浅と変貌した。&br()綱引きを仲間に託し、真悠子と純夏のバトルが始まる。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0280.jpg,画像倉庫)| **[[4人目 河和田 みのり>サクジョTOP/敵データ/河和田みのり]]&anchor(4) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter4 河和田 みのり】&br()&br()美陽&br()「フットボール・レースゆうから、サッカーボールを蹴る競技かと思ってたヨ」&br()&br()スタートラインについた美陽に手渡されたのは、ラグビーボールだった。&br()&br()美陽&br()「……だけど、やるしかないネ。美春にだけは負けたくないアルよっ」&br()&br()戸惑う選手が多い中、指先でラグビーボールを回す少女がいた。&br()&br()美陽&br()「ワタシのこと、挑発する気アルか?」&br()&br()美陽もラグビーボールを指先で回して、少女にアピールする。&br()&br()???&br()「おっ、やるじゃん。アタイとガチでやりたいのか?」&br()&br()少女は、美陽と同じ楓葉学園生だった。&br()ゼッケンには「河和田(かわだ)みのり」と書かれている。&br()&br()美陽&br()「望むところヨ。アタシを甘く見ていると、後悔することになるネ」&br()&br()みのり&br()「楽しみだなあ。手加減無用だからね。アタイも容赦しないから」&br()&br()美陽&br()(こんなところで負けたら、孫家の名に傷がつくネ)&br()&br()スタートラインに砂を盛って、ラグビーボールを立てる。&br()すべての準備が整い、役員がピストルを青空に掲げた。&br()&br()美陽&br()(行くアルっ!)&br()&br()銃声と同時に、ラグビーボールが一斉に蹴られた。&br()トラックの境は意味をなさず、ボールを追う選手で入り乱れた。&br()&br()美陽&br()「小刻みに蹴れば、コントロールを維持できるネ」&br()&br()突然、美陽のラグビーボールがはじけ飛んだ。&br()美陽の足下で、可愛いモグラが顔を出して大笑いしている。&br()&br()みのり&br()「どうしたんだい? ふふっ、お先に失礼するよっ」&br()&br()美陽&br()「アンタの仕業かっ!? おのれっ、許さないアルっ」&br()&br()美陽は気功破弾を放ち、みのりのラグビーボールをぶっ飛ばした。&br()&br()みのり&br()「バトルで勝負するか?」&br()&br()美陽&br()「望むところアルっ!」&br()&br()フットボール・レースそっちのけで、美陽とみのりのバトルが始まった。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0281.jpg,画像倉庫)| **[[5人目 釣巻 綾瀬>サクジョTOP/敵データ/釣巻綾瀬]]&anchor(5) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter5 釣巻 綾瀬】&br()&br()一紗&br()「借り物レースって、面白そうっ」&br()&br()エントリーを済ませた一紗は、同じジャージを着た少女を見つけた。&br()&br()一紗&br()「あなたもこの競技に出るんだねー」&br()&br()ゼッケンには「釣巻 綾瀬(つるまき あやせ)」とプリントされている。&br()&br()綾瀬&br()「パーティに組み込まれちゃったら、戦果をあげないわけにはいかないからね」&br()&br()一紗&br()「なんか、あまり乗り気じゃないみたいだね?」&br()&br()綾瀬&br()「わたしはゆったりとしていたんだよねえ。まあしょーがないけど」&br()&br()一紗&br()「あはは……そう言わずに頑張っていこうよっ」&br()&br()綾瀬&br()「敵に塩を送るようなことを言うんだねえ」&br()&br()一紗&br()「そうかなあ?」&br()&br()手番が回ってくると、一紗と綾瀬はスタートラインに並んでいた。&br()&br()一紗&br()(美春や柚木たちのために、頑張らなくちゃっ)&br()&br()ピストルの合図と同時にスタートする。&br()&br()一紗&br()(まずは封とうをゲットして、借りるものをチェックしなきゃ)&br()&br()スタートして少し走ったところに、借り物のネタが書かれた封とうがバラまかれてる。&br()その先で待っている少女の誰かから、アイテムを借りなければならない。&br()一紗は封とうを開けて、便せんを確認した。&br()&br()〈サクジョ!の制服〉&br()&br()一紗&br()「美春の学校の制服っ……すみませーん。誰かサクジョ!の制服を貸してくださーい」&br()&br()ひとりの少女が手を挙げていた。&br()手にした紙袋に収まっているらしい。&br()&br()一紗&br()「ありがとうございますっ、お借りしま……あああっ!?」&br()&br()受け取ろうとした紙袋が、飛んで行ってしまった。&br()&br()綾瀬&br()「悪いけど、これも預からせてもらうよ。いやあ、大漁、大漁っ」&br()&br()紙袋は綾瀬の手に収まってしまった。&br()&br()一紗&br()「制服は返してもらうからーっ。七色リボンで釣り上げてあげるっ!」&br()&br()一紗と綾瀬の一騎打ちが始まった。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0282.jpg,画像倉庫)| **[[6人目 小津川 珠代>サクジョTOP/敵データ/小津川珠代]]&anchor(6) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter6 小津川 珠代】&br()&br()長縄飛び競争の待ち行列に並んでいた ひなの は、圧倒的な強さを誇るパーティに目を光らせていた。&br()&br()ひなの&br()(あのチームとバトルさしたところは、必ず20回目のジャンプでコケてるさね)&br()&br()長縄飛び競争はパーティ同士で行われる。&br()縄を回す2人はお互い出して、パーティ全員が縄を飛び合うという形式を取る。&br()&br()美春&br()「おまたせー、ひなのちゃんっ」&br()&br()ひなの&br()「おかえり~、美春ちゃん。あ、柚木ちゃん、こっちさねー!」&br()&br()柚木&br()「ごめん、お待たせ」&br()&br()一紗&br()「ただいまー。間に合って良かったーっ」&br()&br()美陽&br()「楽勝、楽勝。モグラでもドラゴンでも、まとめてかかってくるアルヨ!」&br()&br()真悠子&br()「ライバルと決着をつけてきたー。今なら何でも勝てちゃう気がするよっ」&br()&br()ひなの&br()「みなな、とっても頼もしいさねっ」&br()&br()そして、ひなの達の番がまわってきた。&br()対戦相手となるチームから、月見沢学園のジャージを身につけた少女がやってきた。&br()ゼッケンには「小津川 珠代(おつがわ たまよ)」と書かれている。&br()例の、相手のパーティを20回までしか飛ばさせないチームだった。&br()&br()珠代&br()「よろしくお願いします。どっちが先に飛んでもかまわないですよー。ふふふっ」&br()&br()ひなの&br()(わたすの力で、相手の罠さ封じるのがベストさね)&br()&br()ひなの&br()「わたすたちが先に飛ばせてもらいますー」&br()&br()珠代&br()「いいわ。それなら早く、長縄の輪の中にお入りなさい」&br()&br()ひなの を先頭にして、美春達が長縄の中へと並んだ。&br()目の前には、珠代が不敵な笑みを浮かべて長縄を回しはじめる。&br()&br()珠代&br()「いきますわっ、そーれっ!」&br()&br()ひなの&br()「いざ勝負っー」&br()&br()長縄が回り始めた。&br()ひなの のアンチアビリティが、珠代の催眠術を無効化する静かなバトルが始まった。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0283.jpg,画像倉庫)| **[[最終決戦! 脇坂 由愛>サクジョTOP/敵データ/脇坂由愛]]&anchor(7) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter7 脇坂 由愛】&br()&br()ひなの&br()「ふふっ。他のパーティとは、大差で勝てちゃったねー」&br()&br()珠代&br()「覚えていなさいよ、次に戦うときは容赦しないわあっ」&br()&br()ひなの の活躍によって、美春達は3ケタを超える記録を打ち立てる事ができた。&br()&br()美春&br()「次はどの競技に挑戦しようかなーっ」&br()&br()美陽&br()「ワタシ、今度は巨大ダルマ落としに挑戦するネ」&br()&br()真悠子&br()「あたしは大玉転がしいってくるっ。がんばるぞーっ」&br()&br()柚木&br()「あたし、新体操レースに出てみようかなあ」&br()&br()美春&br()「ええっ!? 柚木ぃ大丈夫なのっ!? かけっこだよっ?」&br()&br()柚木&br()「平気よ。みてなさいっ」&br()&br()美春&br()「柚木のこと、応援してあげるーっ」&br()&br()一紗&br()「がんばってね、柚木っ」&br()&br()柚木は新体操レースの待ち行列を経て、スタートラインに並んだ。&br()&br()???&br()「あなた、スタイルいいわねっ。新体操の選手?」&br()&br()柚木&br()「いえ」&br()&br()声をかけてきたのは、天之咲のジャージを着ていた。&br()&br()柚木&br()(脇坂 ゆめ。昨年の県大会で、上位に入賞した人だったかしら……)&br()&br()昨年在籍していた学校の広報誌で、彼女の活躍を読んだ覚えがあるのを思い出した。&br()新体操レースとは何か?&br()それはトラックの途中に置かれた新体操のアイテムを手にして、ゴール手前の体操マットまではアイテムを使った演技をしながら走る。&br()体操マットの所には審査員がいて、「決めポーズ」に合格しなければゴールできない。&br()&br()柚木&br()(新体操のアイテムは、リボン、バトン、ボール、フープ。走りながら演じるには、やっぱりリボンが一番効率的だと思うわ)&br()&br()由愛&br()「さあ、頑張りましょっ」&br()&br()柚木&br()「そうね」&br()&br()合図が鳴り、選手が一斉に走り出した。&br()リボンを手に入れるべく、柚木は全力を振りしぼった。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0284.jpg,画像倉庫)| **エピローグ (1周目) #openclose(){ |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ここで、最後のキメよねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:新体操のリボンを手にした柚木は、ゴール手前に用意された&br()体操マットの上で、決めポーズを演じた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「わあーっ、柚木ってば、いつのまに新体操出来るようにっ!?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗&br()「さすが柚木っ。そのまま、そのまま~!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):葉月 夏海&br()「そこのひと、合格っ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:柚木の演技を見守っていた審判が、&br()合格を意味するハタをふり上げた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「やったわ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:リボンを振り抜きながら大きくジャンプした柚木が、見事にトップでゴールをかざった。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「柚木おかえりーっ! 最後のポーズ、すごく綺麗だったよーっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ありがと。新体操のモノマネは、ずっとやってみたかったの」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「柚木さはスタイルごっついエエから、様になってええなあ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真悠子&br()「えー!? ひなのちゃんだって、十分かわいいでしょお?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「そ、そんなことないさね。もぅ、褒めても何も出なかとよ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「ヒナノが話す方言は、とてもかわいいアルっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:そんな美春チームのやりとりを、遠くから見つめる人影があった。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):玲香&br()「なんだか、すごく楽しそうよねえ。どれもみんな、面白そう……。&br() 体がうずいてきちゃう……。&br() わたしも、参加してみたいなぁ~」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真希&br()「お断りします」&br()星華&br()「お断りします」&br()弥生&br()「お断りじゃな」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):玲香&br()「もぉっ、わかってるわよ~。&br() おとなしく、見物させていただきます。……ふふっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「このまま勢いに乗って、一気に攻めまくるアルっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「みんなっ、ファイトで行こーう!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木・一紗・美陽・ひなの・真悠子&br()「おーーーーーーーーーっ!!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):弥生&br()(ふふふっ、めざましい成長をとげたようじゃな、美春よ……)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:湾岸学園都市・大体育祭は、いよいよ佳境に入ろうとしていた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:2周めへつづく| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| } **[[最終決戦! 柏木 ちとせ>サクジョTOP/敵データ/柏木ちとせ]]&anchor(8) |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):SIZE(16):&spanclass(height380px){【Chapter8 柏木 ちとせ】&br()&br()長縄飛びをクリアしたところで、すべてのパーティに集合がかけられた。&br()&br()七瀬&br()「これより、〈激闘っ! 障害走駅伝〉を開催いたします。各パーティで選ばれた第一走者は、出走準備を整えてください」&br()&br()ひなの&br()「駅伝競争と、障害物競走がくっついたようなものさね」&br()&br()一紗&br()「みんなで少しずつ走って、ゴールを目指さなくちゃいけないんだねっ」&br()&br()柚木&br()「やっぱりタダでは終わらないのね……何だか、嫌な予感がしてきたわ」&br()&br()美陽&br()「面白くなってきたアルっ。ワタシが一番最初に走るネっ」&br()&br()ひなの&br()「それじゃー、わたすが美陽ちゃんの次に走るさねー」&br()&br()真悠子&br()「それなら、ひなのちゃんからあたしが引き継ぐよ。よしっ……」&br()&br()一紗&br()「うわあ、みんな気合い入ってるねえっ」&br()柚木&br()「あたしは、どうしよう。美春はどこ走るのっ!?」&br()&br()美春&br()「わたしは、うーん……」&br()&br()???&br()「パーティリーダーの涼風 美春は、アンカーで当然じゃないの? そして、私と勝負するのよ」&br()&br()突然、天之咲の生徒が美春の前に立ちはだかった。&br()&br()美春&br()「柏木(かしわぎ) ちとせ、さん?」&br()&br()ちとせ&br()「勝負よ、涼風 美春。あなたの力を見せてもらうわ」&br()&br()障害走駅伝は、競技場とその周辺を改造して行われる。&br()タスキの代わりとして選手が身につけるのは──&br()&br()七瀬&br()「タスキの代わりとして、氷で作ったランドセルを背負って競技に臨んでもらいます」&br()&br()柚木&br()「どうしてランドセルの形なのかしら。……とにかく、あたし達みんなが頑張って、美春にランドセルを引き継げばいいのね」&br()&br()真悠子から一紗、柚木、そしてアンカーとなった美春が走ることになった。&br()幾多の苦難を乗り越えて、氷のランドセルはアンカーの手に。&br()&br()そして、美春と ちとせ の一騎打ちが始まる。}|BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:&ref(KC0285.jpg,画像倉庫)| **エピローグ (2周目) #openclose(){ |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):七瀬&br()「──ゴールインっ!!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:最後の力を振りしぼった美春が、&br()栄光のゴールテープを切っていた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「美春ーっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗&br()「やったーあっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「はあっ、はあっ、やったよぉ、一等賞でゴールできたーっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:グラウンドに寝転んだ美春は、ほほえんでいた。&br()吹き出た汗が玉のようになって、いくすじも流れ落ちていく。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「……あの子、やりおったネっ。&br() チョット悔しい気もするけど……美春は立派アルっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「やっぱす都会の子ったら、凄いさねぇ。&br() おめでとー、美春ちゃんっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真悠子&br()「がんばった美春のコト、見習わなくちゃいけないよねっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「応援してくれて、ありがとー!&br() みんなの声援があったから、ゴールまで走れたよおっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ケガとかしてない? 大丈夫なのっ、美春っ?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「ぜんっぜん、へーきだよっ!&br() ちょっと休めば、すぐ元気にもどるからっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):柚木&br()「ふふ、よかった。それなら安心ねっ」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):ひなの&br()「これでもう、優勝は間違いなしさねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美陽&br()「よーし、胴上げいくアルよっ!&br() みんな手を貸すねっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):美春&br()「えっ!? ウソっ!? ちょっ、ちょっとおっ!?」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗&br()「それじゃあ、みんなで……せーのっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):一紗・柚木・美陽・ひなの・真悠子&br()「わーっしょいっ! わーっしょいっ!&br() わーっしょいっ! わーっしょいっ!」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:こうして「湾岸学園都市・大体育祭」午後の部は、&br()涼風美春パーティの勝利で、幕を下ろすのでした。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:・・・数時間後。&br()とある場所に、しかるべき者が集っていた。| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):玲香&br()「今年のアビロン本大会・・・・・・」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):星華&br()「ようやくコレで……」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):真希&br()「予定通り、ってことで・・・・・・」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):七瀬&br()「彼女たちが、今年の1年筆頭ですね」| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):弥生&br()(どうやらこれで、お膳立てがそろったようじゃな……)| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:真相は、如何に!?| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):CENTER:6限めへつづく| |BGCOLOR(PINK):COLOR(RED):&ref(spacer.jpg,画像倉庫,x=480,y=0)| } } ------------------------------------------------------------ #openclose(show=コメントフォームの表示){ } ------------------------------------------------------------ 本日&counter(today) 昨日&counter(yesterday) 総計&counter() ------------------------------------------------------------

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