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ロスファンTOP/ストーリー/2 - (2011/03/07 (月) 19:12:36) の編集履歴(バックアップ)


ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。

ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。




Episode 2


プロローグ

”人間の住む大陸は
"オルメカ帝国"と"ボルス連邦"の
2大強国が勢力を誇っていた。
2大強国の1つ機械と魔導の国"ボルス連邦"
雨を避けて、数名の武装した男女が店で食事をしていた。
ロン公国救援のために派兵された、クローチェ隊のメンバーである。
ウーゴ
「ロン公国なんて、時代遅れの田舎国家だろ?」
ティーナ
「そうなの?お兄ちゃんモノシリっ!」
ジゼラ
「ロン公国だけの問題じゃないのよ。」
クローチェ隊の最年少兄妹を前に
ため息をついた隊長ジゼラは状況を説明する。
オルメカ帝国がロン公国へ侵攻
その目的はともかくロン公国が落ちれば
帝国と連邦のバランスが崩れてしまう。
そのため、彼らクローチェ隊が
先遣隊として国境を越える手はずとなっている。
ティーナ
「ジゼラ、すごーい!」
ふたたび、ジゼラがため息をつく。

こうして、オルメカ帝国がロン公国にしかけた戦闘は
大陸全土へとひろがっていった。


1人目 ジャンク魔導兵ブーエ


【第一話 ジャンク魔導兵】

その街道沿いの町。雨を避け、クローチェ隊のメンバーが食事をしている。
隊長のジゼラは、ウーゴとティーナ相手に講義を続けていた。

ルカ
隊長は何をやっているんですか?」

アージェ
「子供たち相手に政治の授業だな。今回の任務は完全に戦争だ。自分たちの立場を理解もせずに殺しあうのは酷だろう」

ルカ
「僕もウーゴと同じ年なんだけどな」

アージェ
「ルカは落ち着いているからな」

その時、外の通りで悲鳴が上がり、宿が大きく揺れる。
通りには逃げ惑う人、そして宿の窓を殴りつける1体の魔導兵がいた。

ウーゴ
「何だ!?」

ウーゴが真っ先に宿を飛び出す。

ウーゴ
「こいつ、制御されてないのか?」

魔導兵から目を離さずに、ウーゴは愛用の大鎌をゆっくりと構える。
機械でできた魔導兵は、ボルス連邦の誇るロボットで制御できる。
しかし、ウーゴの前にいる魔導兵はジャンクで制御不能になっているらしい。

ブーエ
「ハカイ、ハカイ」

ジゼラ
「各員は住民の避難を。ウーゴ、そいつは任せた」

ティーナ
「お兄ちゃん!」

ウーゴ
「前に出るな、ティーナ。…オレがやる」

2人目 異端のジーモ


【第二話 元ボルス技術省_魔導改造人】

ロン公国に向かう行軍中。
派手な容姿のニノとお嬢様のラウラに挟まれ、ため息をつくウーゴ。
2人に挟まれたウーゴは、アージェたち男性魔導士の側に避難する。
"雷鳴の魔導士"と呼ばれるアージェは、ウーゴの憧れである。

アージェ
「あいかわらず人気者じゃないか?」


ウーゴ
「そんなんじゃない」

横に立つグラウコは喋らず、左手だけで軽く肩をすくめる。
クローチェ隊の誰もが、この無口な魔導士の声を聞いたことがなかった。

ウーゴ
「アージェ、また稽古をつけてくれないか?」

突然、アージェとグラウコが立ち止まる。

アージェ
「…もしかしたら、今からできるかも知れんぞ」

アージェの視線の先には、数体の魔導兵と眼鏡の男が座っていた。

ジーモ
「この間は私の改造した"ブーエ"がお世話になりました」

アージェ
「まさか…ジーモ?」

ジーモは、かつてボルス連邦の機械兵器開発工房に所属した技術者である。
魔導機械兵の制御より強化を優先し、その技術は"天才"ともいわれたが異端とされ工房から締め出された。

ジーモ
「この魔導兵があなた方を倒せば、私の有能さも再認識されるはずです」

ニノ
「こいつ誰?アージェ、あたしがやっていい?」

ラウラ
「ご冗談を。アージェ、わたくしがやらせていただきます」


ニノとラウラは、競い合うように前に出るが、ジーモは変わらず笑顔のまま。
しかし、周囲の魔導兵が戦闘モードに入る。

アージェ
「この手合いに言葉は通じん。ニノ、ラウラ…ウーゴもあわせて3人でやればいい」

ラウラ
「わたくし1人で十分ですのに」

ニノ
「…こっちのセリフよ」

言い争いながらも、久しぶりの戦闘に口元が笑っているニノとラウラ。
2人の魔導士は前に進み、ウーゴは出る幕もなく後方に立ち戦闘が始まる。


3人目 ガーター隊員マリルー


【第三話 聖ロンギヌス騎士団_ガーター隊員】

クローチェ隊はロン公国へ侵入、本隊であるティターノ魔導兵団と合流した。
ティターノ兵団長カルロとジゼラたち数名の隊長が話し合い、今後の行動が発表された。
情報によるとロン公国の城はすでに落ちたが、枢機卿と騎士団は砦で抵抗を続けているらしい。

カルロ
「我々は砦を包囲した帝国軍の背後を突き、公国の騎士との挟撃を狙う」

ジゼラ
「カルロ…団長の言った通りよ。今日はここで野営を行なうわ、みんな十分に休むように」

指示をだすクローチェ隊隊長ジゼラをにらみ、ティターノ本隊のリタがヤジる。

リタ
「新式装備も使えない"寄せ集め"に指示されてもねぇ。この場所、安全確認はできてるわけ?」

ウーゴ
「偵察は30分前に行った。ここは安全だ」

ニノ
「あとね、使えないんじゃなくて"必要ない"の。あんたたちと違ってクローチェ隊は基本能力が高いから」

普段から対立するティターノ本隊とクローチェ隊だが、それは戦地でも変わらない。
その時、茂みから大きな声が響く。

マリルー
「はわ~っティターノ!? きいてないよー!!」

茂みから顔を出したのは、巨大な装備を抱えた少女。
その装備に彫られた勲章は、女性騎士だけで編成されるオルメカ帝国ガーター騎士団の証である。

リタ
「フンッ、こんなことだろうと思った。全然、安全じゃないわ」

ニノ
「キィキィうるさいわね、ティターノは」

ウーゴ
「ニノ、こいつガーター騎士団だ。やるぞ!」

ウーゴは、ニノに向かって叫びながら敵の背後に回り、戦闘体制をとっていた。


4人目 アポストロ隊騎士レオ


【第四話 聖ロンギヌス騎士団_アポストロ隊員】

国境の深い森を抜け、身を隠しながら先行するクローチェ隊。
先頭をいくルカが止まり、後続のクローチェ隊も静かに動きを止める。
ルカが立ち上がり、よく通る声で叫んだ。

ルカ
「そこの人、バレてるから出てきた方が身のためだよ」

ルカに声をかけられ、ひとりの騎士が立ち上がる。
漆黒の長い髪、真紅の甲冑。ロン公国の騎士テレーズだ。

テレーズ
「ボルス連邦のティターノとお見受けします。私はロン公国近衛師団長テレーズ・アルトワ。城より脱出し、貴殿らに救援を求めに行く途中でした」

ジゼラ
「あなた…炎剣のテレーズ。失礼した、われわれはボルス連邦クローチェ隊。お会いできて光栄です」

ウーゴ
「へえ…あれが公国の騎士か」

ルカ
「そうだね。少なくとも信頼できそうだ」

そして、テレーズの後ろからジャンとアンリ、アリシアが現れる。

ジャン
「オレはジャン。それに弟のアンリ、そっちがクマ殺しのアリシアだ」

アリシア
「誰がクマ殺しよ!
はじめましてロン公国近衛師団所属アリシア・ルクレールです」

調子のいいジャンに、思わず肩を落とすウーゴ。
テレーズとジャン、どちらが公国騎士の標準的な姿なのだろうか。

ルカ
「悪いけど、自己紹介してる暇はないかも…囲まれてるみたいだ」

ルカの言葉を合図のように、奥の茂みから巨大な剣を背負った男が現れ、前に進み出る。

レオ
「おっと、殺さないから抵抗しないで下さいね。まあアポストロ隊に歯向かう人もいないでしょうが」

ジゼラ
「帝国の聖ロンギヌス一番隊? 馬鹿な…」

ウーゴは、その男の紳士的な笑顔に底知れぬ恐怖を感じた。
同時に、吐き気がするほどの嫌悪感も。
ジゼルやテレーズが止める間もなく、気がつけばウーゴは男に切りかかっていた。


5人目 雷獣キマイラ


【第五話 凶獣キマイラ】

テレーズ
「では作戦の決行は明後日。開始の合図はジゼラと話した通りです」

ジャン
「それじゃ、また後でな」

聖ロンギヌス騎士団との戦闘で、互いの力を認め合ったクローチェ隊とジャンたち。
テレーズたちは砦に戻り、抵抗を続ける公国騎士団と合流。
クローチェ隊はティターノと共に帝国軍の背後をつき、帝国軍を挟撃する作戦となった。
こうしてテレーズたちは、クローチェ隊より一足先に騎士たちが立てこもる砦に向け出発していった。

午後、ティターノ本隊を待つウーゴはアージェとの稽古に励み、そのまま2人で話をしている。

アージェ
「ウーゴ、好きな女性はいるのか?」

ウーゴ
「な、何だよ急に?」

アージェ
「フッ…まあいい。だが妹のことも気にかけてやれ。恋人と違って妹は一生、妹だ」

それだけ言うと、アージェは歩き去ってしまった。
そして夜、見張りに立っていたルカの警告にウーゴは飛び起きる。
ルカは"アージェが消えた"と伝え、2人はアージェの寝床に急ぐ。
そこには、グラウコが立ち、ウーゴと目が合うと無言のまま首を振った。
寝床は空…荷物すらない。

ティーナ
「お兄ちゃん、危ない!」

呆然とするウーゴたちに、魔導によって作り出された凶獣キマイラが襲いかかる。


6人目 華麗なるマイシカ


【第六話 アニマ_諜報員】

ジゼラ
「追うぞ。ルカ、探索できるか?」

キマイラを倒し、息もつかぬ間にジゼラは指示をだしウーゴたちは動き出した。
探索魔導に優れたルカの先導で、夜闇のなかアージェの痕跡を追っていく。

ルカ
「ふたりいる…けど、アージェさんがさらわれたわけじゃないみたい。ふたりとも足取りが確かだ」

ラウラ
「意識を乗っ取られたのかも」

ルカの探索で、クローチェ隊はついに痕跡のひとつに追いついた。
そこには10歳くらいの少女が立ち、先に出発したジャンたちが少女と対峙していた。

マイシカ
「あ~あ、キマイラってば足止めにもなんないの。クローチェとは会いたくなかったなぁ」

ジゼラ
「こいつ…アニマか!」

"アニマ"とは、オルメカ帝国異端審問会直属の諜報機関。
マイシカは、子供にしか見えない容姿を利用して名前を変えながら連邦に潜入、クローチェ隊周辺を調査していた。

ルカ
「そいつ、アージェのことを知っているはずだ。逃がさないで!」

テレーズ
「それに、この諜報員"天空の少女"がアリシアであると気付いているようです」

マイシカ
「お前らなんか、まとめて来たって楽勝なのよね!」

そう叫ぶマイシカの小さな身体の周囲に、魔導の風が渦を巻き始める。


最終決戦! ガーター隊隊長イネス


【第七話 聖ロンギヌス騎士団_ガーター隊隊長】

ジャン
「お前が狙われてるのは知ってる。でも帝国の奴らも倒さなきゃだし、それで、なんだ…あー上手くいえねぇ」

頭をかくジャン。
その顔を、アリシアが強く両手で挟む。

アリシア
「ばーか。あんたよりクローチェ隊の方が頼りになるんだから、私のことは気にしなくていいの」

アンリ
「大丈夫だよ兄さま。兄さまがいない間、僕がアリシアを守るから」

ウーゴ
「必ず守る。大事な人なんだろ?」

ジャン&アリシア
「ばか、ちげぇーよ!?」
「ばか、ちがうわよ!!」

マイシカからアージェの情報は得られず、もはや痕跡を辿ることもできなかった。
ジャンたちは、そこで当初の作戦通り砦へ向かい、クローチェ隊はティターノ本隊と合流、攻撃を仕掛けることになった。
ただ、アリシアが狙われている以上、彼女の周囲を手薄にはできない。
砦に向かうのはジャンとテレーズの2人だけだ。
ジャンの背中を押し、砦に向かわせたアリシアは、しばらく無言で見つめていた。

ジゼラ
「よし、移動するぞ。どうもこっちの居場所は簡単にバレるらしい」

イネス
「遅いな」

聞こえた声と同時に、前触れもなく現れた人影が大剣を繰り出す。
敵の攻撃にクローチェ隊が気を取られた瞬間、アリシアの周囲に新たに3体の人影が出現した。
反応できたのは、アリシアから目を離さなかったアンリのみ。

アンリ
「させないっ!」

叫ぶアンリに突き飛ばされ、アリシアは地面に転がり、アンリは周囲の人影ごと溶けるように消え去った。

アリシア
「アンリ!?」

イネス
「チッ、魔導団の愚図どもが。これだから魔導など信用ならん」

後に残ったのは、長大な剣を持った女性騎士。そして混乱するクローチェ隊を目掛けて、前方から帝国の騎士たちが突っ込んでくる。

ジゼラ
「ティーナ、アリシアを守れ! ニノとラウラはザコを止めろ! ほかはこいつを囲め!! …こいつガーター騎士団の隊長だ!!」

悲しいとさえ思える瞳で、クローチェ隊を見回すイネス。
彼女が軽く大剣を構えなおしただけで、肌を切るような風がウーゴの頬を打つ。

イネス
「たったこれだけの人数で私と戦うか。ガーター隊もなめられたものだ」


エピローグ (1周目)

ロン公国とボルス連邦の挟撃作戦は成功、帝国軍は撤退していく。
しかし、それは敗北ではなかった。
彼らは目的の1つ"聖杯"を、すでに手に入れていた。
ジョゼ
「…"聖杯"が帝国軍に奪われました。
大公は"聖杯"を守り、深手を負いましたが
一命は取りとめ、今は眠っておられます」
ルカ
「…僕たちが、もっと早く着いていれば」
ウーゴ
「まだ間に合う。今から追えば…間に合うはずだ!
アンリを助けるんだ」
大陸が誇る"騎士"大公レジムの敗戦は、ウーゴたちにも衝撃だった。
そして、アンリがクローチェ隊の目の前で連れ去られ
"聖杯"を奪った帝国は、さらに戦乱を拡大するかもしれない。
連れ去られたアンリへの想い、帝国への強い危機感がウーゴたちを動かす。
ジョゼ
「お気持ちはありがたいですが、皆さんはボルス連邦の…」
ジゼラ
「問題ない、責任は隊長である私にある。
追撃はクローチェ隊全員でおこなう!
…誰かが帝国の真意を、
そして"聖杯"が何なのか探らねばなるまい」
アリシアが顔を上げる。
アリシア
「わたしも行く。アンリを助けに行かないと!
アンリは、わたしのせいで…」
ウーゴ
「よし、すぐにアージェを探して帝国へ向かおう!」
こうして、クローチェ隊は行方のわからなくなったアージェを探し
ジャンとアリシアたちは、オルメカ帝国軍の追撃の準備をはじめた。
2週目へ続く


最終決戦! 黄昏のアージェ

|BGCOLOR(SKYBLUE):
【第八話 クローチェ_雷鳴の魔導士】
&br
()クローチェ隊はティターノ本隊と合流、ジャンたちと決めた合図に応じ、砦を囲む帝国軍との戦闘が開始された。
作戦は成功し、砦での戦闘もすでに大勢が決しようとしていた。
満身創痍のテレーズに率いられた公国騎士の勢いは凄まじく、帝国軍の囲みをズタズタに切り裂いていく。
しかしただ1人、帝国の魔導士が鬼神のごとき強さで暴れており、撤退する帝国軍の崩壊を防いでいた。
クローチェ隊が駆けつけたとき、その騎士はうず高く積まれた瓦礫の上で1人、ウーゴを待っていた。

その魔導士の姿にウーゴは目を疑う。

ウーゴ
「アージェ…何で?」

ウーゴたちが行方を追っていたクローチェ隊の魔導士、アージェがそこには立っている。
そしてアージェは静かに語る。

アージェ
「俺が帝国の魔導士だからだ」

ウーゴ
「そんなことは聞いてない」

アージェ
「…家族がいる」

ウーゴは答えない。
アージェはいつもの何気ない口調で語り続ける。
彼が元々帝国の貴族だったこと。家が取り潰されて両親は死に、妹を残して自分は国を捨てたこと。
そして最近、貴族に見初められ、アージェの妹は貴族の正妻になってしまったこと。

アージェ
「そして、我がバルビ家は再興。俺はその家主として、知らないうちに帝国騎士の仲間入りさ。帝国の騎士がクローチェ隊で戦うのはまずいだろ。妹の…家族のためだ」

グラウコ
「ふざけるな!」

戦場に響き渡るほどの大声。
思わず振り向いた先には、沈黙の魔導士グラウコ。そして、クローチェ隊が集結している。
あっけに取られていたアージェが、やがて笑い出した。

アージェ
「フッ、グラウコ。まさかお前の声が聞けるとはな、これで思い残すことはなくなったぞ! こいウーゴ!!」

電撃をまとったアージェに、ウーゴが突っ込む。
グラウコは一言で口を閉ざしたが、ウーゴは彼が何に対して憤ったのかよく分かっていた。

ウーゴ
「俺たちだって、家族のつもりだったんだよ!!」|BGCOLOR(SKYBLUE):|


エピローグ (2周目)

アージェが倒れている。
耳を寄せ、最後の言葉を聴くウーゴ。
アージェ
「危機が迫っている…。
帝国が、聖杯と天空の少女を狙うのもそのためだ」
ウーゴは、黙ったままアージェを見つめる。
アージェ
「連邦も聖杯を…気をつけろ」
思わずジゼラを見るウーゴ。
ジゼラは、何も言わず視線を向けていた。
アージェ
「聖杯と天空の少女。それが世界を救…う」
アージェは血を吐き、言葉を続ける。
その瞳は、すでに何も見えていなかった。
アージェ
「フフ…これだけやれば妹も、安心…」
アージェの身体からすべての力が抜けた。
ウーゴは、アージェの身体に顔を埋め、声にならない呻き声をあげる。
どれくらいの時間が過ぎたのか…。
ウーゴが、ゆっくりと立ち上がった。
ウーゴ
「帝国軍を追う」
全員がウーゴを見た。
ウーゴ
「隊長、アージェの家族を…
それに、アンリも助けにいかないと!」
ジゼラ
「さっき言った通りだ。クローチェ隊で行く」
ジゼラは目を閉じたアージェに軽く敬礼して、宣言する。
ジゼラ
「クローチェ隊はアージェのみをここに残し、
帝国へ侵入する!」
こうして、クローチェ隊とジャン、アリシアたちは、
アンリと"聖杯"を取り戻すためオルメカ帝国軍の追撃を開始した。
エピソード3へ続く…


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