836 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 14:09:17 ID:???
では、調子に乗らせて頂いて……。
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「ふむ、今日はシンジの誕生日なのね」
「い、いや、気をつかわなくてもいいよアスカ」
アスカ、ひと思案の末、形の良い自慢の胸をグイッとシンジに突き出した。
「よし、アタシのおっぱいあげる」
「ちょっ……あ、あの」
思わず顔が引きつるシンジ。真に受けられる筈がない。
「あ、え、えーと、ボクCDが欲しいな。パッヘンベルの三千円くらいで……」
「アタシの胸が三千円にも劣ると言いたいのかしら」
シンジ、仕方ない。アスカのジョークにつきあってやれ。
どうなるか判っているとしても。
「ほら、シンジ? あんたのおっぱいなんだから、もむなり、はさまるなり、お好きにドーゾ」
「……じゃ、じゃあ触るよ」
「ご遠慮なく」
と、シンジはおそるおそる手を伸ばす。
シンジの心境、熱せられたアイロンを試しに触れようとするかのごとく、あるいは、
もしかしたらこのリーチアクションは当たるかもしれない、という淡い期待感というところだろうか。
思わず、ゴクリと生唾を飲み込み、あと少しでその右手が触れる、その刹那。
ばきっ!
はい、アスカのハイキックがシンジの顔面にクリーンヒット。
シンジ、お疲れ様でした。
「あっはっは、ゴメンねシンジ。この右足はアタシのだから」
「ですよねぇ……あはは」 (続く?)
837 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 14:25:15 ID:???
で、続き。
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で、1年後。
「よし、今年はアタシの好きな部位を選ばせてあげよう。どこが欲しい」
「……」
思わず、うんざり顔になるシンジ。結果はわかっているのだ。
さて、なんと答えよう。
「じ、じゃあ、右下肢」
「成る程、まるまる1本ね。足といったら膝蹴り喰わせようと思ったのに」
「あ、あはは……」
「さあどうぞ。去年のおっぱいでも、この太ももでも、お好きなだけスリスリしてみれば?」
と、ドンとテーブルの上に右足を投げ出すアスカ。
さて、どうなるだろう。
いや、そうなるだろう。
ばきっ!
今度は華麗な右フックがシンジの頬を直撃。
「アハハ、この右手ちゃんってば焼き餅焼きだから」
「ぐ、ぐう……やっぱりこうなるのですか、アスカさん」
「コンプリート目指して頑張ってね」
「……え?」
そう、全身全て完成すれば良い訳である。
「それまで、良いコにしてれば……ね?」
「は、は、あはは」
ガンバレ、シンジ。そして、油断するなよ、シンジ。
上下肢全て揃っても、最後にはヘッドバットが待ってるぞ。(完)
最終更新:2011年01月26日 19:55