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122 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/01/07(月) 13:29:02 ???


コン…… コン…… コン…… コン……

ミサトのペンダントを柱に打ち付けたシンジは、ふうっと溜息をつく。
様々なことがあった。いろんなことが起こった。そして、全てが終わった。全てが、消えた。

ミサトさん……僕は、変わったのだろうか。僕は、本当にこれでよかったのだろうか。
僕は、前に進むことが出来るのだろうか。僕は……

あなたは僕を迎えてくれた。時には抱きしめ、時には叱りつけ、時には共に笑ってくれた。
そのあなたは、もういない。
あなたは全てを賭けて僕を送り出してくれた。優しい笑顔と、全てを溶かすようなキスと共に。
でも、僕は……

「う……うう……」

あの呻き声……アスカだ。アスカが、目覚める。
ダメだ。耐えられない。やはり、僕は変わってなどいない。強くなんて、なれやしない。
アスカが僕を受け入れてなどくれやしない。アスカには酷いことをしたんだ。
アスカは僕のことなど……

「気持ち悪い。なに泣いてんのよ、バカ。ほら……ん。」

え?あ……

「今度のキスは、この前よりか大人っぽいでしょ?さ、行くわよ。立ちなさい!」



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最終更新:2008年01月17日 23:12