アットウィキロゴ

0-0162

162 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/01/07(月) 22:45:23 ???


「はぁ……」
喫煙室で溜息をつくマヤ。いったい今日は何をやらかしたのか。
まだまだ新人である彼女には、複雑なMAGIシステムの扱いに慣れることが出来ずにいる様子。
時には失敗もあるだろう。そして、へこたれることもあるだろう。
(これではいけない。私の仕事は単なるオペレータではない。これは人類の未来のための戦いなのだ。)
そう意気込んで見たところで、所詮は空回り……

「え?」
いつの間にか、隣に誰かが座っている。ああ、テストパイロットの綾波レイだ。
その彼女が何故こんなところにいるのだろう。普段なら碇総司令と行動を共にすることが多い彼女。
一介のオペレータの彼女には口をきくことも近づくことも滅多にないことなのだが。
(……寝てる?)
疲れているのだろうか。レイの顔が次第に傾き、マヤの肩に寄りかかり、くーっという寝息が微かに聞こえてくる。
マヤは思わず手を伸ばして、レイの髪の毛をなでてみた。気を悪くしないだろうか?と思いながらも。
そして指に伝わる驚くほどに柔らかい髪の感触。なんだか、子猫を撫でているかのような心地よさ。
しかし……広い喫煙室のベンチの片隅。何故わざわざ私の隣に?
(レイ?とても良い子よ。なんだか不器用だけれど。)
ふと、思い出される先輩の赤木リツコの言葉。もしかして、私のために側に居てくれている?……まさか、ね。

「頑張ろう。うん、なんとかなるよマヤ」
何故だか元気が出てきたような……でも、つるべ取られて何とやら。
もたれかかるレイを押しのけて立ち上がる事がなかなか出来ないマヤなのであった。



名前:
コメント:

すべてのコメントを見る
最終更新:2008年01月17日 23:21