262 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/01/09(水) 21:32:59 ???
電脳世界というものは、人の心の壁を取り去る力があるのかもしれない
この世界では人々は罵りあう一方、仮初の結束や友情を楽しんでいる面がある。
彼らは、現実では全く違う性格の人間なのかもしれない。
現実では出来ない事も、相手の顔も分からないこの世界では簡単に出来てしまう。
もしも現実がこの電脳世界のようになったら、一体どうなるのだろう。
仮面の上では仲睦まじい関係を演じていたり、険悪な間柄を見せていても、
それらは崩れ去ってしまうのだろうか。
もしもなんて、私らしく無いわね。
「どうしちゃったのリツコ?、そんな神妙な表情しちゃって」
「ちょっとした考え事よ」
「そう?それよりリツコ、コーヒー飲む?今から淹れてくるんだけど」
「・・・そうね、それじゃあお願いしようかしら。ミサトの淹れたコーヒーなんて久しぶりね」
そう言うと、リツコは2ch専用ブラウザを静かに終了させるのであった。
最終更新:2008年01月17日 23:48