譜廊の概念的構造
概要
譜廊はざっくり説明すれば魔法図書館である、エピックファンタジーである
現実にあるような図書館とは似ずして非なる何かである
譜廊についての伝承
「消えたい人格を消し、避けたい事物を斥け、
残したい概念を残し、解きたい矛盾を解く」
それが譜廊の導きと言われている
生命と概念の保存
デジタル的に言えば十分な大きさのメモリ媒体の様な性質を持ち、
本に書かれた内容だけでなく、曲などのマルチメディアも柔軟に取り込む
さらには途絶えた生命・意識の情報や概念そのものまで保存するチカラを持つ
それでもまだ零性に未到達の事柄が存在する限り、成長を続けるであろう
そのアクセス不可性
様々な理由から特定情報へのアクセスを不可能にできるが、
このガード対象もタイミングも理由も隠匿情報も
キャラクター視点によりさまざまである
さらには、シャットアウト以外の情報操作も数多く発見されているという
譜廊による救済
それだけではなく、譜廊には意思のようなものが存在するとされていた
だが後になり、その性格が願うもの自身の鏡写しであることが発覚する
求めること、求めうること、救いとは何か…それらを現実にするために
譜廊は蠢くことなく動き続けるのである
斥けるべき不幸や矛盾
概要
譜廊が斥けるべき不幸や矛盾には、数え切れないほどのパターンがある
その中でも説明優先度の高い事項を、少しだけ挙げておく
バッドトリップ
肯定的ではない紅潮、肯定的ではない興奮、肯定的ではない官能などを
誤解なく説明するための用語として、あえてこのスラングを濫用させてもらう
作中で生前のレイをこの状態に深く陥らせたある二名は、当然ながら惨殺された
譜廊の救済との関係
バッドトリップは譜廊中にて、最も深刻な感情状態の一つとして危惧されている
それを無かった事にする為の何らかの救済措置や時間の巻き戻しすら二の次として、
多くの場合では予め回避・スルーできるような手段が最優先で用意され続けている
一部のキャラクターに、譜廊に来て奔放に変わった者がいる理由でもある
苦しみが救済されずに放置されるレベルの目安
足を攣ってる時に甘く悪戯するのを作中では「(しんどさ的に)かなり高度」と評価している
否定的な要素がこのあたりのレベルを超えると、逆の皿にどれだけ蜜を積もうと
譜廊に拒まれても文句は言えないようだ(最も、相手の被虐欲求が募れば話は別だが)
当然のごとく、それより手前or事前でブレーキ掛けられる場合も多々ある様子
結局あの世界の人間は、そっちで大して苦しむことも無いと約束されているのである
最終更新:2017年10月09日 15:16