第3話 未来と異変
[アベニール]
……私のいた時代では、地上は
魔族によって支配されています
[アベニール]
私はその未来を帰るために
やってきたんです
[マイン]
ち、地上が魔族に……?
[アベニール]
地上に魔族が出てきた原因は
マイン島のダンジョンにあります
おそらく、魔王の……
あ、すいません
通信です
[アベニール]
――え?
そ、そんなぁ!?
[マイン]
どうしたんですか
アベニールさん?
[アベニール]
うう
私がこの時代にいられる時間
なくなっちゃいましたぁ
[アベニール]
マインちゃんを探すのに
時間を掛けちゃったみたいで
すいません、すいません!
[マイン]
気にしないでください!
[マイン]
それよりも大切なお話
ありがとうございます!
[アベニール]
マインちゃん――って
もう戻らないといけないんですか!?
[マイン]
……勇者さま
大変なことになってきましたね
[マイン]
でも、確かにここ最近は
何だかダンジョンの瘴気が
強くなってきた気がします
[マイン]
マイン島は、どうなって
しまうのでしょう……
[ティエン]
……あ、見つけた!
あなた達が神官と勇者?
[マイン]
は、はい。
私がこの島の神官のマイン、
そしてこちらは勇者さまです
[ティエン]
私はティエン
この島の遥か遠くにある
フォクサー族が住む国の王よ
[ティエン]
あなた達に相談があって
訪ねて来たの
[マイン]
ご相談ですか…?
でも、このダンジョンは危険です
お話は町に戻ってからに
しましょう!!
最終更新:2016年01月02日 12:44