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リッチ・ウォーターズ




題名:リッチ・ウォーターズ
原題:Rich Waters (2023)
作者:ロバート・ベイリー Robert Bailey
訳者:吉野弘人
発行:小学館文庫 2026.1.12 初版
価格:¥1,360


 やっぱりこの作家、ただ者じゃない! デビュー作『ザ・プロフェッサー』に始まるトム・マクマートリーの4作の後、その教え子である黒人弁護ポーセフィス・ヘインズ2作と、胸アツ作品ばかり叩き出してきたが、久々の新シリーズである看板弁護士ジェイソン・リッチの最新シリーズが1作目は少し世界が変わったかなと危惧していたところ、今年邦訳された第2作『リッチ・ウォーターズ』が半端じゃなく面白い。リーガル・サスペンスという枠の中でここまで、様々なバリエーションを連発してくれる作家はいないと思う。新シリーズ第一作で登場したアル中ヒーローの弁護士ジェイソン・リッチが、第一作で立ち直り、第二作は厚みも深みも増幅して、凄いベージターナーぶりを発揮してくれているのだ。

 明日、上京してその2日後には、初めて赤道を南側に渡る。その旅で読もうという目論見だったがあまりの面白さに、今夜中に読破してしまいそうな勢いのストーリーに、改めて震えている。読書の快感ですな。

 ☆ちなみにこの作家のシリーズは繋がりがあるので途中から読むのは禁じ手です。本書も、1作目『リッチ・ブラッド』から読まないと損です。1作目はシリーズのイントロダクション的な雰囲気だし、アル中から脱し切れていない主人公ジェイソンが社会復帰するまでのイントロ的ストーリーで、キャラクターたちの運命の凄まじい変遷を原因と結果としてちゃんと味わうには、どのシリーズも最初から読んで100%の味わいとなるもの、であることをお伝えしておきます。

#ロバートベイリー #リッチブラッド #リッチウォーターズ #リーガルサスペンス #ジェイソンリッチ

(2026.3.1)
最終更新:2026年03月01日 10:32