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絞首台のある庭 私立探偵マニー・ムーン



題名:絞首台のある庭 私立探偵マニー・ムーン
原題:The Gallows In My Garden (1952)
著者:リチャード・デミング Richard Deming
訳者:田口俊樹
発行:新潮文庫 2026.07.01 初版
価格:¥900

 1年前の7月1日、短篇集『私立探偵マニー・ムーン』で、あまりにも衝撃的な日本語ての衝撃デビューを果たしたリチャード・デミング。1年後の同日、嬉しいことに、前作同様ぼくの一推し翻訳家である田口俊樹さんの訳で、今度はデミングの長編デビューと相成る。

 今回、自宅で体調を崩しながら読み始め、入院初日、有り余る時間の中で夢中になって読み切った本書。昨年の『このミステリーが凄い!海外編』第1位を飾った短編集だけでも、衝撃的に嬉しかったというのに、何とさらに満腹感たっぷりの長編での日本語デビューを果たしたのが本書。

 金満家の一族の殺人と言えば、世界も日本も最早や古典と言える設定。しかし、そこにあの定形外の個性派、かつ腕利き過ぎる私立探偵マニー・ムーンの登場がハマるところが何とも楽しい力作。短編も中編もオードブルとして楽しんだ1年後にこんな長編作品が読めるとは!  

 金持ち一族とそこに出入りする数々の怪しい人物、プラスマニー・ムーン・シリーズの常連サブキャラたち。警察官たちとの怪しげな関係含めて、物語の膨らませ方、楽しませ方はやなはり尋常じゃない。『このミス』2連覇なんてもしかして有り? 

 実は今日から入院している病床にてこれを書いているのだが、消灯時刻だそうで、ただいま暗闇に落ちてしまった。これまたマニー・ムーン動画なので笑えるか(汗;)

(2026.07.03)
最終更新:2026年07月03日 21:07