ゼロの保管庫 別館内検索 / 「モンモランシー」で検索した結果

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  • モンモランシー
    2-283モンモランシーの呟き 2-299ルイズ×サイトで、モンモン×ギーシュ 2-335モンモンギーシュ 3-120モンモン×サイト 3-289サイト×モンモンのエピローグ 9-326ダメ、絶対。 10-306ギーシュとモンモランシー 12-365青銅と香水と聖女の日 13-312モンモンメイドになる。の巻 X00-14ソルティ・カクテル〜涙の味〜 23-571桃色吐息 23-249もんもん妄想
  • 2-299
    ...突然、授業前の教室でモンモランシーに話しかけた。 平民ごときが話しかけるな、と言いたいところだったが、前回の惚れ薬の件もあってか、モンモランシーは普通に返答した。 「何?」 「お前の使い魔、カエルだったよな。」 「そうだけど、何?」 サイトがモンモランシーに手を合わせて懇願した。 「頼む!あの不気味なカエルを貸してくれ!」 「不気味って言わないでよ!」 とりあえずそう怒鳴ってからモンモランシーはコホン、と咳払いし 「どうしてよ?」 「・・そんなことはどうでもいいだろ!とにかく貸してくれ!」 「どうでもいいことにロビンを使われたくないわ。ワケを教えてくれるなら、考えてあげてもいいけど。」 サイトは考え込んだが、わかった、と呟くとモンモランシーの耳元で、こう呟いた。  「ルイズの寝床に仕掛けたいんだ。」 「ハァッ!?」 思わず、モンモランシーは声をあげてしまった。 サイトはそんなモンモラ...
  • 13-312
    ...移行したギーシュを、モンモランシーのアッパーが撃ち落した。 313 名前:モンモンメイドになる。の巻 ◆mQKcT9WQPM [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 40 45 ID xTnH8xTx モンモランシーが『メイド実習』のご主人様に選んだのは、もちろんギーシュ・ド・グラモンその人だった。 ギーシュにメイドとして仕えるなど、ある意味危険極まりないことだが、モンモランシーに選択の余地はなかった。 他の娘をこの男に近づけさせないためにも、自分自身が犠牲になる必要があったのである。 そして今。 ギーシュはメイド姿のモンモランシーに踏まれていた。 「あ、あの、モンモランシー?」 「質問は却下。  私は今からあんたのメイドとして仕えるけど、それは実習の一環だから。それ以上でも以下でもないから。  もし変なことしようとしたりしたら、溺れてもらうからね?」...
  • X00-14
    ...握手を交わしながら、モンモランシーは内心舌打ちしていた。 (シエスタの言ったとおり、重症ね)  昔からルイズを知り、さらに魔法薬に深い造詣のある人間でない限りは見破れないだろう。たとえ知識はあったとしても、貧乏貴族で現場を知っているモンモランシーならともかく、王宮の奥で執務をしているアンリエッタが気づかぬのも無理のない話だった。  メイドから王宮の事務方に抜擢され、10倍になった給金を使う暇すらないはずのシエスタが、無理に暇を作ってモンモランシーを訪ねてきたのは昨晩のことだ。人払いさせたシエスタの言った内容は恐ろしいものだった。 「サイトが帰って以来、ルイズは淫薬に溺れているから助けてあげて欲しい」  馬鹿な話だと思ったが、シエスタの話にモンモランシーも気になる点があったのだ。何より、シエスタの言った「ルイズの友達で魔法薬に知識があり、その上王政府に隠してくれそうな人物」と自分を頼っ...
  • 23-571
    ...ュの頭を撫でながら、モンモランシーはサイトに声を掛けた。サイトの周りには引き分けた三人の女たちが倒れており、時折「水……」と呻いている。モンモランシーは水差しをサイトに渡して言った。 「水魔法の使い手として、こんな子たちには水なんてやりたくないけど」  言いつつも水差しに数滴、二日酔いを楽にする薬をおとしてくれる。 「で、誰が本命なの?」 「本命って……」  モンモランシーも酔っているのか、悪戯っぽく笑って三人を指差した。 「だらしないのよ、あんた。しゃきっと決めないからややこやしくなるの」 「んなこと言ったって」 「言い訳無用。ほんとのことなんだから」  サイトは苦笑して椅子にもたれかかる。と、モンモランシーはテーブルに載せられたフルーツの山を指差した。それは様々な果物を美しい銀の皿に飾り盛ったものだった。 「何か一つ選んで」  サイトは迷った末、桃をつかんだ。モンモランシーはその...
  • 11-429
    ...こーなるのよ?」  モンモランシーは呆然と倒れた二人を見つめていた。 「ちょっと……頼み事しただけなのに」  注意深く耳を傾ければ、気絶したままのギーシュとマリコルヌが、 「「手取り、足取り、腰取り……」」  と、壊れたように呟いているのが分かった。 「なにこれ?」  物音を聞きつけて、ルイズが宿屋から飛び出してきた。 「何で二人が倒れてるの? 何か有ったのモンモランシー?」  とても言いづらくは有ったが、モンモランシーが重い口を開いた。 「折角の宿だから……タバサのお母さんをお風呂に入れてあげようと思ったんだけど……  持ち上げたりするの大変だから、男の子の手を借りようと思ったのよ」  そう、ギーシュとマリコルヌはどちらが手伝うか?  その座を賭けて戦っていたのだ。  色々早熟なオルレアン公の妻は、十六歳のタバサが居るのに未だ二十台だった。 ...
  • 10-306
    ...に声を掛けても、 「モンモランシーが知らないのに、俺が知るわけないじゃないか」 「あら、貴方の部屋ではなくって?」 クラスメイトは妙な誤解をしていると思う。 「わ、わかりませんっ」 昨日訓練を覗きに着ていた下級生は、人の事見て怯えるし。 面白くないわねー 「あ、ルイズ、ギーシュ知らない?」 「さっき、あっちに歩いていったけど……サイト知らない?」 「さっき、厨房の方に……お互い苦労するわね」 最近ルイズと妙に話が合う。 少し話してから、お互いに自分の相手の元に向かう。 あの子はちょっと危なっかしいけれど、大事にされているのが離れてみているとよく分かって…… 「うらやましいなぁ……」 ギーシュもアレくらい…… 少し想像してみる、わたしが危なくなったら一も二も無く駆けつけて、 危なかったら命でも掛けてくれる。 ……ギーシュじゃないわね。 「ま、わたしもルイズじゃないしね」 死んでしまった...
  • 12-365
    ...ュだった。 モンモランシーは一人で中庭で朝早くからお茶をしていた。 なぜかというと、とある人物が自分の前に現れるのを、公然と見せ付けてやりたかったから。 そうでもしないとあの節操なしは、いつまでたっても自分の、自分だけのものにならないだろう。 すっかり冷えた紅茶を流し込んで、また女子寮の方を見る。 あのバカは、今朝、ものすごい勢いで女子寮に吶喊していった。 たぶん、私を探しに行ってるのよね、とモンモランシーはため息をつく。 こんな、目に付くところにいるのに。 これはギーシュの悪い癖で、一つのことが気になると他のものが目に入らなくなる。物事に没頭しやすいのだ。 だから、あんな芝居ががった台詞を平然と放つのだ。 女子寮の出入り口を観察していたモンモランシーに、不意に悪寒が走る。 「…トイレ行ってこよ…」 朝から飲んだ紅茶は既に十杯を越えていた。 366 名...
  • 8-303
    ...離れたところにある モンモランシーの部屋からギーシュとモンモランシーが出てくるのを目撃した。 見ると、ギーシュはなんとモンモランシーにお出かけのキスをしているではないか。 羨ましくなったルイズは傍らのサイトに真っ赤な顔を悟らせないよう言う。 「ね、ねぇ、ギーシュは出かける前にモンモランシーにチチチ、チュ−してるわよ・・・ あああ、あなたはなんで同じことしないの?」 「は?だって俺、出掛けにキスするほどモンモンと親しくないし」 その日一日、悲鳴が途切れることはなかった・・・・・・ 終わり
  • 24-333
    「全くあんた、最低ね」  モンモランシーはルイズの頼みに顔をしかめた。それでもルイズは必死で頭を下げる。 「お願い!もうすぐサイトが帰ってきちゃうから!」  はあ、と溜息をついてモンモランシーは棚に並んだ香水瓶を何本か手にとってテーブルに並べ始める。モンモランシーは目を輝かせたルイズに指を立てて言い聞かせた。 「言っとくけど、臭いってのは普通消せないものなの。香水は嫌な臭いを誤魔化すために良い香りを撒くわけ。でも強い臭いに香水を使ったりしたらますますひどいことになるわ」  う、とルイズはうめき声を上げる。モンモランシーは煤で汚れたルイズの顔をハンカチで拭って訊いた。 「で、部屋にぶちまけた失敗料理って何なの」 「最近サイトのこと働かせ過ぎたなとか、牛乳女に出来て私に出来ないはずないなとか思って、ちょっと特製ビーフシチューを作ろうって思ったの!」  モンモランシーが眉をひそめてさらに中身を問...
  • 23-249
    ... 「さよなら、香水のモンモランシー、君と関わっていたらいつか毒殺されてしまうよ」 「ああ、燠火のケティ、マロンの様な愛らしさを持つ愛しの君よ」  そうしてモンモランシーは振られた。  ルイズが惚れ薬を飲んだ翌日の夜、俺はモンモランシーを詰問していた。  居なくなると泣くルイズを寝かしつけて、ここまでやって来たが 「解除薬が出来ないだって?」  ギロリとモンモランシーを睨みつける 「解除薬に必要な秘薬が売り切れなんだもん!」 「どうするんだよ」 「入荷が絶望的じゃしょうがないじゃない!」 「なんだよそれ」 「いいじゃない、あなたルイズが好きなのでしょ!  今なら何でも出来るじゃない!」 「おまえな、自分が何を言ってるのか分かっているのか?」 「五月蝿いわよ、平民風情が貴族に逆らうんじゃない」  俺の中で何かが弾け、彼女に襲いかかっていた。 「や、やめてぇ!!」  空気...
  • 13-528
    ...完成した作品を手に、モンモランシーは呆然としていた。 元々自分で使う予定の物だったが、いざ自分で使用してみようとすると、躊躇してしまった。 …いや別に、イヤってわけじゃないんだけど。 問題は、合成に使った、最近評判の薬『オーガの血』。 貴族の間で嗜好品として取引されている秘薬で、ものすごい人気で中々手に入らない。 男性が使えば強力な精力剤として機能し、女性が使えば強力な催淫剤として機能する。 当然モンモランシーにそういった行為の経験は無いので、どの程度の分量の『オーガの血』が適量か、分からなかったのだ。 モンモランシーはビーカーに入ったその粘着質の液体を赤い顔で見つめる。 「…どうしよっか」 これを彼女は、ギーシュとの事の際に使うつもりだった。 だって痛いのヤだし。 既に経験済みの子から聞いた話だと、初めてのアレは物凄く痛いらしい。 その子は婚約者との最初のアレの時、...
  • 2-335
    ...… 夕方 「モンモランシー!」 いきなり部屋のドアが開け放たれた。 来たか。 「愛しの君が学校を欠席したと聞いて飛んできたんだよ!」 このテンション、病人には辛い。何の事はない。昨日の湯冷め、そしてロビンに口づけた時に悪い菌をもらったようで風邪を引いたのだ。 同じクラスのギーシュの耳に入らない訳がない。簡単に愛などと語れるのは彼らしい所だが今は鬱陶しくて仕方がなかった。 「うるさい。ギーシュ」 上半身を起こして彼を見る。本心としてはとても嬉しいのだが私のメンツもある。この男には悪魔でも厳しい態度で望んでやらなければ。 「ご、ごめんよモンモランシー…」 しゅんと縮こまる。手にしているバラもしなびてみえるこれで私のメンツは保たれた。 「何しに来たの?」 「あの…その…見舞いに…」 「ふうん」 「す、少し位ココにいてもいいかな?」 時計を見る。まだ日が落ちきってはいないがこの時間は...
  • 9-326
    ...成功!」 ギーシュ「モンモランシー、君は一体僕に何を(ry」 Case.2 才人「大変だ、ルイズがモンモンの部屋で変な薬を飲んじまった」 デルフ「何か前にもあったねこんなこと」 ルイズ「……」 才人「おおルイズ、今回は一体どんな変てこな薬を飲んでしまったんだ」 ルイズ「ハアハア」 才人「ゲッ、息が荒いぞこいつ」 ルイズ「ああサイト(ガブッ)」 才人「ぎゃあ!」 ルイズ「(くちゃくちゃ)ああ、サイトの耳たぶ柔らかくってとってもおいしい……」 才人「いたいよういたいよう」 ルイズ「今度は目玉を食べさせてぇぇぇぇぇ!」 才人「絶対嫌じゃあぁぁぁぁぁぁぁ!」 モンモン「よしっ、成功!」 ギーシュ「モンモランシー、君は一体僕に何を(ry」 Case.3 才人「大変だ、ルイズがモンモンの部屋で変な薬を飲んじまった」 デルフ「何か前にもあったねこんなこと」 ...
  • 14-597
    ...疲れているのならと、モンモランシーにもらった薬を飲んだ途端の変調。 (てめっ、洒落にならないだろぉがっ、治ったらただじゃっ……)  威勢が良いのは頭の中だけで、軽い衝撃と共に仰向けにされると、  凍りついたモンモランシーの目に、何もいえなくなる。 (…………あれ? ……あの? なんでしゅか?)  怖い。  いやもーほんとにこわいです。  マジで、俺なにかしたか? 「……タバサに……」  ポソリとした呟きに全身の毛が逆立つ。  ちょっ、心当たりが有り過ぎるっ。  洒落にならない目は逸らされないまま、モンモンが独り言のように呟き続ける。  まるで俺が聞いていないかの様に。  ……それとも、聞いていても…………喋れなくなる……まるでそんな風に。 (って、待って、頼むからちょっと待ってぇぇぇぇ)  抵抗どころか指先一つ動...
  • 3-289
    ...。 あれからモンモランシーが降りてくるまで実に半刻ほども必要とした。 現世に復帰した彼女はまずここが何処なのか確認の為に辺りを見回し困惑し、 サイトの膝上で恥ずかしい疑似お姫様抱っこを強要されている事に頭を?マークにし、 次に自分の服がベッチョリでヌトヌトな事に先ほどまでの痴情を思いだし顔から火を吹き、 恥ずかしげに顔をかくそうと頬に当てた手により、 顔全体が唾液と精液でヌルヌルパックになってる事に気付いて羞恥に身を縮めそっぽを向いた。 チラチラとサイトの顔を伺いたい気持ちと貴族のプライドで天秤の傾き具合を脳内シミュレートするも、 アレをナニしてと獣のように懇願した今更の現状では無意味な事を理解し、 諦めてサイトに向き直った。半身と顔で。 「よ、よう…てか、おはよう?」 「っ!……はぁ。別にそれでいいわ、サイトだし」 「う、うむ。苦しゅうない」 断じて情事の後...
  • 3-120
    ...たことに腹立っているモンモランシーだが瞳の色は情欲から冷めていない。 言い合いを避け素直に許すことにしたらしい。 すっと立ち上がると手の動きはそのまま、唇をサイトのそれに寄せてきた。 まだ先ほどの行為の名残が強く残りぬめり光っていたが、お互いそんなことは気にも留めなかった。 ちむと軽い接触の後、すぐに熱がこもりだす。 「ん…んぅ……はぁ…ぅむ…」 お互いが唇を挟み、舌でソロリとなで合う。 柔らかい唇のくすぐったさに体を震わせるモンモランシーを、サイトは強く抱き締めた。 と同時に怯えるように引っ込んでいく舌を自身のそれで追いかけ唇の間に滑り込ませる。 歯から歯茎を通り、上顎をなで上げるような繊細な舌の愛撫にモンモランシーの体が痙攣する。 自分以外の、しかも憎からず想い始めている男の腕と舌の束縛はたやすく彼女に根を上げさせた。 「んはぁ…それダメぅむぅぅ……ん、ん...
  • 7-700
    ...たらどうだ」 「も、モンモランシー」 「もっとも、貴様のような(ピー)なしが好いている女のことだ、さぞかし救いようのないアバズレなのだろうがな」 「モンモランシーを馬鹿にするなあ! ぐべっ」 「何度でも言ってやる。モンモンはアバズレだ。違うというなら貴様の根性を示してみせろ」 「ぐぅぅぅ」 「行け。残りあと十周だ」 「うおおおお! 愛してるよモンモランシィィィィィィィ!」 「やっぱ止めとくか」
  • 1-345
    ...ある。 (これ、前にモンモランシーが作った薬を飲んだときと似てるぞ)  才人が感じた悪い予感は見事に的中する。ルイズは、さり気ない動作で背後のドアノブに手を伸ばす と、呪文をかけたのだ。以前も見たことがある、施錠の呪文だ。ということは、 (閉じ込められた――!?)  そう思った瞬間、やや唐突にルイズが動いた。飛び掛ってくるのか、と思わず体を硬くする才人の横 を通り抜けて、ベッドに腰掛ける。そして、あの熱に浮かされているような表情を保ったまま、じっと 才人を見詰めてくる。 346 名前:ご主人様と犬[sage] 投稿日:2006/07/17(月) 05 02 53 ID 6W84+LQd 「才人」  甘い声で囁きながら、ルイズは自分の隣をぽんぽんと叩く。 「おいで」  冗談じゃないこんな状態のルイズの隣になんか座ったら理性がもつかどうか、などと、半分条件...
  • 11-192
    ... 「待っていてくれ、モンモランシー」  彼女に呼び出されただけで、騎士隊の練習もサボり、悩まずその元へ。 「授業が終わって一時間ほどしたら部屋に来てくれなんて……素敵だモンモランシー  なんて情熱的なんだ」  もちろん、レディーを待たせるつもりなど無い。  授業終了後、モンモランシーが居なくなったらすぐに行動開始。 「サイトばかりにいい思いをさせてなるものかっ、あいつが部屋に帰るとメイドかルイズが高確率で着替えてるらしいじゃないか」  狙っているわけではないぞ? あらぬ方向に自己主張。 「まぁ、女性の着替えには時間が掛かると言うし……  部屋に入って3分待とうではないか」  これから始まる、ハプニングに胸を躍らせる。  わざとじゃないんだから、モンモランシーだってそんなには怒らないだろう。  つい、早めに来てしまった僕に非は無い筈だ。  なにしろ僕は、一刻も早く彼女に...
  • 13-453
    ...ら、サイトは大人しくモンモランシーに付いて行った。 「もうすぐ出かけるから手短にな」 「ああ、貴方は買い出し付き合わなくていいわ」  人目を忍ぶ逃避行の最中とはいえ食事だって要るし、当人達は必需品と断言する各種消耗品の補充……  街を通りかかるたびに、『女の買い物』に付き合わされて、  いつもうんざりしていたサイトにとっては助かる話だったが、 「いいのか?」 「うん、ちょっと用事があるのよ、ルイズには言っとくから」  買い物に行くメンバーには、迂闊にこの国を歩き回れないタバサは論外として、  何時もならキュルケかモンモランシー、それに荷物もちが同行する。  荷物もちは腕力の関係でサイトの比率が高い。  キュルケもモンモランシーも、物価の相場を知っているし、無駄な買い物も……  基本的にはしない。  ルイズが買出しに出たときは、買った物を見て二人...
  • 25-195
    ...しまったんだね。僕のモンモランシー。 わたしは声のするほうに身体を向きなおった。 遅いっ。 まだ約束の時間より余裕のあるはずだ。 単にわたしが早く来すぎただけでギーシュは何も悪くない。 だけど、裏返しの言葉がわたしの口から零れてしまう。 彼はバツ悪そうに頭をかいて、わたしに許してもらうべく、言葉を並べている。 違うの・・・あなたは悪くないわ。 その言葉はわたしののど元で止まって口から出て行こうとしない。 どうして言えないの?その訳もわたしは分かっている。 不安――あなたの言葉の魔法がわたしの心の糸を揺らした。 なのにあなたはわたし以外の女の子とも親しくする。 もっとわたしのそばに もっとわたしをみていて もっとわたしにふれて 女の子はわがままなの。好きになった男の子の余所見なんて許したくはないの。 媚薬を使ってでも好きな男の子は...
  • ギーシュ
    2-335モンモンギーシュ 10-306ギーシュとモンモランシー 12-365青銅と香水と聖女の日 13-154使い魔体験アンビリーバボー 13-312モンモンメイドになる。の巻
  • 10-117
    ...」 にっこりと答えるモンモランシーにルイズは詰め寄るが、自分からは何もいえなかった。 「ま、自分から喋れるようにするくらいなら……これ飲んで」 モンモランシーが出した薬をひったくる様にして奪ったルイズが一気に飲み干した。 「どーゆーことっ?」 自分から喋れるようになったルイズがモンモランシーを睨みつける。 「使い魔の事好き?」 「うん」 はっ、とした様子で口を押さえるが、もう喋った後だった。 「そーゆー事よ、嘘がつけないのはしばらく続くわよ?」 その場に崩れ落ちたルイズに、モンモランシーは声を掛けた。 「こんなのはどうかしら、ルイズ」 122 名前:6/6[sage] 投稿日:2006/12/30(土) 23 48 46 ID Li/A3Zox 「サイト、だぁ〜いすきっ」 やや硬い動きで、サイトに抱きつくルイズを見て、走りよろうとするシエスタをモンモランシーが抱きとめる。 「...
  • 8-5
    ...ったかコラァ!」  モンモランシーは悲鳴を上げた。唐突に怒鳴り声が響き、何者かが扉を蹴破りながら自分の部屋に侵入してきたのだ。 「なに、なんなの一体」  朝、そろそろ出かける支度しなくちゃなどと考えていた時分である。  部屋に飛び込んできたのは才人であった。目をギラギラと怒りに燃やし、こちらを睨みつけている。  両手を後ろに回して誰かを背負っているようだったが、その人影が小さいせいで誰を背負っているのかはよく見えなかった。  何よりも、そんな余裕がない。こちらがまともに反応するヒマもなく、才人が遠慮のない足取りで迫ってきたからである。  そして一言、 「吐け」  叫び声の凄まじさと訳の分からない迫力に押されて、さすがのモンモランシーも半泣きで後ずさってしまう。 「なんの話よ」 「しらばっくれるんじゃねえこのモンモンめ。あれだけ言ったのにまたルイズに変なもの飲ませやがったな」 「いやだ...
  • 10-82
    .../r+5 ―――――モンモランシー 「はぁ?そんな事してるの?身体壊すわよ?」 「そうなのよ……何か聞いてない?」 ちゃんと話の通じる人間に聞くことにした…… まぁ、色ボケのヴァリエールよりこっちの方が頼りに成るしね。 「……まさか……」 あ、やっぱり心当たりとか有りそうね。 「……まさかっ……まさかぁぁぁぁ」 何を考えているのか分からないけれど、モンモランシーの顔が見る見る青ざめていった。 え?え? 「あの子……ベットに乗るのも嫌なトラウマでも……掴まっている間にっ!」 げ 「じゃ、じゃあ……あのエルフとかに○○○○とか?詰めてた貴族に×××とか?」 「そうよっ、それどころか毎日毎日ベットの上で夜も昼もなく△△△△とかっ」 「捕まってまだ自由の利かないタバサの身体を、薬で……」 「あーあれ、あの薬とかっ、効くのよねぇ……」 「え、モンモランシー……あんた……」 い、意外な一面を見て...
  • 14-8
    ...、見事な巻き髪をしたモンモランシーの姿が見えた。 「あれは、モンモン?何やってんだ?」 見るとモンモランシー、辺りを挙動不審に見渡しながら食器を運んでいるではないか。 そして自分の部屋の前に立つと辺りを警戒し始めた。 才人は反射的に身を隠しながら観察を続けると、モンモランシーは開錠の魔法を唱え自室に入っていった。 なんかアヤシイな・・・・・ そう思った才人はそういやモンモンにはまだ聞いてなかった事も含めて訪ねてみることにした。 「おーい、モンモン!!」 ドアを数回ノックすると、明らかに焦った声が聞こえてきた。 「・・!だ、だれ?」 「俺だよ、才人だ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」 「ちょ、ちょっと待ってて!今出るから」 そんなモンモランシーの様子に、さらに疑惑が膨らむ。 しばらくすると、ドアをちょこっとだけ開けてモンモランシーが出...
  • 6-552
    ...ギーシュ。『香水』のモンモランシー。 そして、『ゼロ』のルイズ。しかしルイズだけは、魔法が全く使えないために変身できない。 四人で戦うことになるメイガスファイブ。しかし、ガリアの尖兵は巨大なゴーレムを繰り出し、それに対抗する。 ピンチに陥る四人。しかしそこに、変身できないルイズの代わりに、キスによって彼女の魔力を受けた才人が現れる。 第2話『妖精のシエスタ』 ガリアの尖兵を破ったメイガスファイブ。しかし安心したのも束の間、街にアルヴィーの大群が現れたとの報告が。 才人たちが街に着くと、アルヴィーたちと戦う妖精たちに出会う。 妖精たちはガリアからトリステインの魔法の使えない一般市民を守るために作り出された『人工妖精』。 妖精たちの助けもあって、一般市民を避難させることに成功する才人たち。 そこに現れる、ガリア最強を名乗る暗黒騎士ワルド。ワルドの猛攻に、次々倒れるメイガスファイブ...
  • 27-606
    ...……お久しぶりです、モンモランシーさん」 「……ティファニア、あなたなの?」  驚き、呆然とした彼女の目には、痛々しい涙の跡があった。 「何もお出しできなくて、すみません」  他の友人たちを迎え入れたときと同じことを言いながら、ティファニアはモンモランシーに椅子を 勧める。彼女は無言でそこに座った。  あれから、立ち話もなんだからとモンモランシーを誘って、小屋に招きいれたところである。  その間、彼女はずっと何か思いつめた様子で黙り込んでいた。椅子に座った今も、やはり言葉を発 しない。少々険を感じてしまうほどに勝気な顔立ちは以前と変わりないようだったが、今その美貌に は深い憂いの色がある。 「こちらにいらしていたなんて、知りませんでした」  彼女の沈んだ様子に戸惑いながらも、ティファニアは声をかけた。モンモランシーは小さく息をつく。 「でしょうね。影武者まで仕立てて、念入りに...
  • 12-229
    ...息なんかついて」  モンモランシーは元気のないルイズに声をかける。 「次の虚無の曜日にサイトを一日貸すってシエスタと約束しちゃったのよ」  ルイズはモンモランシーにすべて話した。 「で、サイトはなんて言ってるの?」 「何にも言ってないわ」  モンモランシーは少し考え、うん、使えるかも、と一人で頷く。 「サイトにこれを飲ませて」  モンモランシーの手には赤い液体の入った小瓶があった。 「男の人がおとなしくなる薬、ギーシュに飲ませようと思ったけど、あなたにあげる」  モンモランシーの薬を受け取り、ルイズはありがとうと礼を言う。  ――その夜、怖い顔をしたルイズが赤い液体の入った小瓶を突きつけて才人に詰め寄る。 「犬ッ、次の虚無の曜日は誰と過ごすのかはっきりしなさい」 「……シエスタと約束してきたけど?」  ルイズの蹴りが才人の股間を襲った。 「一応聞いてあげるわ、シエスタと何をするの?犬...
  • 2-283
    283 名前:モンモランシーの呟き[sage] 投稿日:2006/08/28(月) 17 57 04 ID puxStZJL 「はーあ」 自室で鏡に向かい溜め息一つ。緩く巻かれた金髪は胸元までかかり、軽く浮かんでいた。水色に近い瞳には憂いの色を帯びらせ、寝間着に着替えてお風呂上がりに鏡と挨拶。最近の日課である。この溜め息までも。 「ギーシュったら…」 一応の恋人の事を考える。間違いなく二枚目のプレイボーイ。貴族の二枚目は今までに付き合った女の数がステータスなのだろうか。今宵も他の女子と逢い引きをしているかも知れない。その癖こちらが冷たくすると犬の様に泣きついてくるのだ。 「ゼロ」の使い魔と変わらない。いっそのこと私の使い魔に出来たら…最近はそう思ってしまう。 「私ってそんなに魅力ないのかしら…」 ちょいちょいと髪をいじってみる。が、見慣れない自分を見て嫌気が差した。 「ゼロほどじゃないけど...
  • 25-261
    ...シュ、相変わらずね。モンモランシーも元気そうで何よりだわ」 「ありがとう……でもなぜ僕の愛しのモンモランシーのことも?」  私は笑って鼻を指差して答える。 「あなたの香り。とてもモンモランシーらしいわ」 「おおさすが陛下!妻の心遣いがわかるとは!」  心遣いじゃなく心労だろう、と言いたかったが言葉を飲み込む。今はもう、好き勝手を言える身分では ないのだ。これが、アン様が私を求めた理由だろう。そして王子との恋も。なのに私は。 「嬢ちゃん」  涙ぐみそうな寸前、デルフリンガーの声で我に返る。今日は楽しみの会。私がトリステイン全土に声を かけたクリスマスの日。  だから。いつにもまして私は明るく振る舞わなければならない。  向こうでコルベールが箱を用意した。オルゴールだ。コルベールはスイッチを入れる。澄んだ音色のジ ングルベルが会場を満たしていく。  オルゴールに合わせてジングルベルを口ず...
  • 13-154
    ...器の準備をするのは、モンモランシーだ。  先ほど、性懲りもなく下級生を口説いていたギーシュを痛めつけたばかりだった。 「…今度こそ…」  モンモランシーは惚れ薬を再び作って、今度こそはギーシュに飲ませようと画策していたのだった。  以前ルイズに邪魔されたときに材料はある程度揃えてある。  貴重なものは細心の注意を払って取り寄せた。  今度こそ失敗は無い…はずであった。 「…よし、最後にこれを混ぜ……きゃっ」  モンモランシーが薬品を混ぜると、紫色の煙が混ぜたところから大量に発生した。 「けほけほっ…あれぇ?」  やたらとむせっぽい煙を手で払いながらモンモランシーは手元の資料を読み直した。 「……あ、いっけない!さっきの入れる順番逆だったわ…」  はぁ、と大仰に溜息を吐き、手の中にある不可思議な色の薬を眺める。  薬の調合は、順番が狂っただけでまったく別の薬になってしまう難しいものなの...
  • キャラ別
    ...ンリエッタ モンモランシー ティファニア アニエス キュルケ シルフィード ミョズニトニルン(シェフィールド) エレオノール カトレア ケティ イザベラ フーケ ジェシカ マリアンヌ コルベール ギーシュ ジュリオ マリコルヌ ジョゼフ デルフリンガー ビダーシャル ワルド ストライクウィッチーズ 穴拭智子 迫水ハルカ
  • 4-702
    ...バサ』、『僕の愛しいモンモランシー』に『ピー』の5人で賭博場に行ったんです。 「隠しても証言者わかる人にはわかるから! 『僕の愛しい』ってなんなんだよ!!!」  只今、お聞き苦しい表現があったことをおわびいたします。至急台本を見直しております。 「モンモランシーかわいそうだろ! ていうか生放送か!?」  なんでもルイズが前にぼろ負けしたのでリベンジしたいんだそうです、ギャンブルで身を滅ぼす典型的なダメ人間ですね。 「言いすぎだから!!! はぁ、はぁ」(疲れてきた)  案の定ダメ人間は負けてました。 「ひどすぎるから!! 殺されるぞ!!!」  才人もキュルケもモンモランシーも僕も負けてました、まったく使えない人ばかりです。 「人のこといえないし! 自分入っちゃってるから!!」  でもタバサだけ勝ってたんです。すごいじゃないか、と話しかけたら驚くべ...
  • どきどき異端審問!投票所
    ...ベアトリス[10] モンモランシー[7] キュルケ[5] シルフィード[5] イザベラ[3] 投票を締め切りました。オリキャラダメって本スレでゆったのにw ルイズ -- 個人的にシルフィとのからみをやってほしい・・・ -- 名前 コメント
  • X00-22
    ...、アニエスをはじめ モンモランシー、キュルケ、シルフィードにまで手を出した俺。 結果、全員が俺の子を孕んでしまった。今は皆5歳になろうとしているのだが、彼らの養育費を払い続けねば ならない為に幾ら稼いでも自分の手元には塵ほども残らない。 「はぁ…地球では今頃はクリスマスかぁ…」 空から降ってくる白い天使たちを見ながら溜息をつく。 寒いし早く帰ろう。 そうひとりごち、駆け足で帰路につく。 「「「「「「「「「おかえりなさい、あなた」」」」」」」」」 ドアを開けると、全員がニコニコと微笑んで出迎えてくれた。 「「「「「「「「「おかえりなさ〜い、パパ〜」」」」」」」」」 子供達が一斉に駆け寄ってくる。 「…ただいま」 一人一人彼らの頭を撫でてやる。 子供達はきゃっきゃと喜び、去っていった。 とその時ドアが開き、2人の男が現れた。 「やぁ、お帰りサイト」 「サイト君、おかえり。寒かっ...
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    ...ーシュ?」 「やぁ、モンモランシー、この衣装はまるで君のためにしつらえたようだ、素晴らしい、よく似合うよ」 「……びみょーに、嬉しくないわね」 顔は正面を見ながら、モンモランシーに向き合う。 至近距離から見た瞬間、僕はサイトの天才性に慄いた。 「………………」 時が止まる。 何も考えることが出来ない。 全ての音が止まり、視線はそこに釘付けになる。 「ちょっ、ギーシュ……大丈夫?様子おかしいわよ?」 ぽ、ぽっちがぁぁぁぁぁぁ 胸ーーーー、おぱーーーーー 「はぁはぁはぁ、モンモランシー……素敵だ」 周りの奴に見せないために、モンモランシーを抱き……しめ…… ふにゅん…… ふにゅりましたぁぁぁぁぁぁぁ 「きゃっ、ギーシュ……大丈夫?医務室……行く?」 僕の余りの挙動不審さに、モンモランシーは心配してくれる。 しかし…… 「大丈夫だよ、モンモランシー、さ、応援席に行こう」 一瞬たりとも見逃す...
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    ...ち上がる、『香水』のモンモランシー。 4人は連れ立って、教室の扉から出て行った。 「あ、お前ら、大人しくしてろって先生が言ってたろ!」 才人は慌てて止めるが、4人は才人の制止など意にも介さず、出て行ってしまった。 「お前も止めろよ、ルイズ!」 しかし才人の呼びかけに、隣で座っている桃色の髪の少女は、応えない。 『ゼロ』のルイズ。 「私も行かなきゃ…でも…」 ブツブツと呟き、自分の手をじっと見つめている。 「お、おい。ルイズ?」 「サイト、アナタも一緒に来て!」 顔を上げたルイズは、才人の手を取り、教室から駆け出した。 153 名前:魔法戦隊メイガスファイブ[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 14 03 36 ID MSsTQ+w2 トリステイン魔法学院の正門が、襲われていた。 襲っていたのは、人なら...
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    ...ってばっ」  物陰でモンモランシーが、必死にキュルケを取り押さえていた。 「タバサァァ、安売りしすぎっ!! だめよぉぉ」 「あんたが、けしかけたんでしょうがっ」  元気の無いタバサの様子を確かめろ……  サイトにそう指示したキュルケは、物陰でずっと様子を伺っていた。 「あぁぁぁぁ、あの子ならもっと良い人がっ」 「……どこの保護者よ、あんた」  偶然行き会ったとはいえ、自分が立ち会ってよかった。  モンモランシーは胸を撫で下ろしていた。 「……何回飛び出そうとしてるのよ?」 「タバサぁぁぁぁ」  号泣するキュルケの気をそらす為、 「キュルケ……ギーシュを探すわよ?」 「そんな暇ないわよ、監視しないとっ!!」  顔に『手を出したら殺す』って書いてあるのが読めた。 「いいからっ、どばどばミミズでも採るわよ」 「なんでよぅ?」  笑うタバサから視線逸ら...
  • 3-638
    ...私も。 多分サイトはモンモランシーの所に行くだろう……彼女は友達が多い。 私がシエスタを殺しかけたことは、多分直ぐ広がる。 ……そうなれば、私はひとりで学園で生活していける。 誰も側に来なくなるから。 当然の……報いよね…… サイトとシエスタと……一緒に眠った布団を抱きしめる…… ……身体に何かが当たった、鞭だった。 シエスタの傷だらけの身体を思い出す…… モンモランシーのことは信用しているけど……居ても立っても居られなくなる。 でも……見にいけない、後で聞くことも出来ない。 それが私の選んだ立ち位置。 そっと鞭を取り上げる。 ……そのまま振り上げて、自分の左手に打ち下ろす。 ビシッ と言う鋭い音共に、私の左手に激痛が走る…… 私はこんな物をシエスタに打ち続けたんだ………… シエスタにとって、もう私はきっと悪い思い出…… でも……でもい...
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    ...な人の声がした。 「モンモランシー?どしたのよ」 ドアを開けるのはいつもサイトの役目だった。けれど今はいない。 そんなちょっとしたことにも、今のルイズの心はチクリと痛むのだった。 ドアを開けると、モンモランシーの代わりににゅっと薔薇の花が目の前に突き出された。 「えっ?!ギーシュもいるわけ?」 さらに意外な人物を前にして、ルイズは目を丸くした。 ギーシュは、前髪をふぁさっとかき上げると、開口一番こう言った。 「副隊長はいないのかい?」 その一言にルイズはカチンと来た。 「あによ。知ってんてしょ。あいつがいないことくらい!なにしにきたのよっ」 そんな彼女の言葉も気にすることもなく、ギーシュは続けた。 「キミをひとり残していったのかい?しかも恋敵(ライバル)と一緒とは・・・彼も隅に置けないなぁ」 パカンっ。ルイズの手が彼に届く前に、彼の後ろからモンモランシーが引っ...
  • 24-152
    ... 次いで訪問したのはモンモランシーの部屋だ。ルイズが事情を話すとモンモランシーは快く薬瓶を三つルイズに売ってくれた。ルイズは白い木綿の袋に放り込むと夜を待った。 「クリスマスの話までしたのにさ」  サイトは落ち込んでいた。クリスマスの話までしたなら、少なくとも今夜は少しは優しくしてくれるかと期待していたのだ。それがまさか、よりもよってルイズが急用で不在ときた。ギーシュとでも飲もうかと思ったが、モンモランシーがギーシュを捕まえて放さないらしい。冬になったせいでいつもの格納庫は寒いので、夜の集合も自然に休会となっている。使い魔たちもご主人様の部屋に引きこもっているに違いない。 「まあ嬢ちゃんらしいわな」  デルフリンガーがげたげたと笑う。サイトは一人で赤ワインをグラス二つに注ぐと、一方をデルフリンガーの前に置いて愚痴を言う。デルフリンガーに茶化されつつ、夜の冷気が部屋に侵入して...
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    ...スに撃たれる……。 モンモランシー……ギーシュと付き合ってるし…… そうね、モンモランシーに聞きましょう……選択の余地少ないな私。 決定。 でも、休み時間に聞くのにはちょっと時間が掛かりそう。 ……今すぐじゃ駄目かな? まだ一時間以上あるし……朝食まで。 ちょっと悩む。多分かなり迷惑だし…… でも、もう起きているはずだ。女の子の朝は早い。 ……話聞いてもらうだけならっ、今でもいいかな? くるりと振り向き、今度はモンモランシーの部屋に向かって駆け出した。 広いとはいえ学生寮、部屋の前にはまもなく着いた。 ………暫しの逡巡。 コンコン 「モンモランシー?ごめんなさい起きてる?お願いがあるの。」 寝てるときのために、小さめの声で声をかける。 「きゃぁぁぁぁ。」 なぜ悲鳴? 「ル、ルィズゥゥ?」 声が上ずってる、なんで? 「えぇ、私よモンモランシー、こんな時間に迷惑なのは分っているんだけど…...
  • 9-286
    ...貰い受けた後、一行はモンモランシーの部屋に帰ってきていた。 「必要な秘薬は全部揃ったけれど、ただ混ぜれば良いってわけじゃないのよ。熟成させないと…」 「なんだよそれ…」 才人はガックリと肩を落とした。あー、あと一週間もこの状態なのね、とルイズを見やる。 「熟成?」 熟成なんて工程あったっけ?という顔でギーシュは問い掛けたが、モンモランシーは黙っている。 そんな彼女の様子に、まぁ秘薬の調合なんて僕は手伝ったことくらいしか無いし色々あるのかな、と勝手に納得してそれ以上深く考えないのがギーシュのギーシュたる所以でもあるが。 さて、件のルイズはというと…。手持ち無沙汰な様子で手をもじもじさせていたが、才人の視線に気づくと顔を上げ、なぁに?といった風に首をかしげる。 たったたたしかに今のルイズは殺人的な程可愛いけどっ!でもその… 「ねぇ、やっぱり解除薬飲ませる必要ないんじゃないの?」 真っ赤に...
  • 12-117
    ...の逃避行の最中。  モンモランシーはルイズの豪胆さに驚きながらも、同級生の深酒を何とかして止めようとしていた。 「ほら、ね? タバサこの間まで大変だったんだから……ねぇ?」 「ら、らからぁ、みっかもがまんしたじゃにゃいっ」    キュルケから聞いたタバサの境遇に同情したルイズは、 『す、少しくらいなら……仕方ないわね』    渋々サイトを『貸し出す』事を黙認していた。  が、 「にゃんで、あんにゃに、べたべたするかぁぁぁ」  我慢も限界に達しているようだった。  サイトがタバサに構っている間、ルイズはサイトの側にいることが出来ない。  一度一緒に話を聞こうとしたが……数分で見ているのが嫌に成った。  そうなって来ると、ルイズがサイトといる時間が激減し、  その不満を素直に口に出来ないルイズは、着々とストレスを溜めていた。 「あー、ほら、もうちょっとの間だけ……...
  • 非エロ
    ...0-306ギーシュとモンモランシー 10-517飼われ日記 10-604守られる想い 11-76平賀さん 11-284幸せな男爵様 11-307おるすばん 11-559なやみごと 12-151 12-468 12-513 12-535過 19-63白い百合の下で 20-10裏切りは赤(上) (白い百合の下で・2) 20-174サイトが魔法を使えたら【序編】 20-317裏切りは赤(下) 24-167サイトが魔法を使えたら【ガリア編】 24-202黄金溶液〈上〉  (白い百合の下で・3) 24-686黄金溶液〈中〉
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    ...も可) 仕掛け人は、モンモランシー&キュルケ&デルフリンガー辺り。 運動会が終わった後、ルイズとサイトの二人だけの運動会がルイズの部屋で開催されたとか… そして、 680に登場する娘さんが生まれたとか… 板汚してすまそん。 702 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/11/20(月) 23 36 06 ID pWvoKCE3 647(残留思念) とまあこのスレの残留思念となってしまったが… 694氏に触発された結果… 「じゃ、じゃあ早速きばせ…」 「ダメよ!騎馬戦は最後にしなさい!」 とか言いつつも、もうベッドの上で裸になってて、 「じゃあ何からするんだよ」 「それは…玉入れとか…」 「玉入れ?」 んで、サイトが勝手に解釈しながらルイズを押し倒して 「あ、こんなとこに赤玉が」 「え、それは私のクリ…」 「ちゃんと入れないと」 言いなが...
  • 25-186
    ...…どうしたの?」  モンモランシーが怪訝な顔で訊く。ルイズは溜息をついて何の用?とつっけんどんな声を出すと、モンモラン シーは化粧水の入った箱をルイズに押し付けて言った。 「今日ね、私の商会が初の黒字決算だったの!で、大口顧客様と紹介者様に御礼して回ってるわけ」  ああ、とルイズは気のない声を出して思い出す。モンモランシーはギーシュと結婚したとき、普通の嫁入り道 具を全部断り、代わりにお金をもらって香水専門のギーシュ・モンモランシー商会を設立したんだっけ。夫が甲 斐性なしだから、ルイズの予定の相手とは違うから、と笑っていた。 「悔しいけどラ・ヴァリエール家の買い方は尋常じゃないわ。特級品のさらに特別調製品しか買わないなんてあ んたのお姉さんだけよ。あと、紹介してくれたアニエス。制汗剤系の香水を部隊でまとめて買ってくれるし」  モンモランシーは一通り喋ると、そういえば、と言って続けた。...
  • 23-175
    ...バサ、ティファニア、モンモランシーらと代わる代わる抱擁を交わしたルイズだったが、キュルケが下りてくると両腕を下げた。 「あら、わたしとは再会の抱擁を交わしたくないってことかしら」  冗談めかして言うキュルケに、苦笑気味に首を振る。 「違うわよ。そんな格好じゃ、まともに抱擁できやしないでしょ」 「そうね。ジャン、ちょっとこの子をお願い」  今まで両手に抱いていたものをコルベールに預けると、キュルケは改めてルイズと抱擁をかわした。  体を離し、ルイズはおもむろに問いかける。 「今年でおいくつになるんだったかしら」 「2つよ」  夫であるコルベールに抱かれて眠っている自分の娘を、キュルケは柔らかい眼差しで眺めた。 「これがもう、本当に元気な子でね。元気すぎて困るぐらいなのよ。この間も、領地の兵100人を」 「まあまあ、積もる話は中で、ね? さ、皆さんこちらにどうぞ」  ルイズは手でヴァリエ...
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