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この世界と全くかけ離れた魔法使いたちの存在する世界。ハルケギニア。 その中で4つに分かれた国の一つ、トリステイン。 そして魔法使いたちの学校、トリステイン魔法学院。 そこは魔法使い、メイジを育成する教育機関である。 青空の下生徒たちはマントを羽織い、杖を振るい魔法を使う。 そして、今っ!まさにっ!この大観衆の中でっ! 2年生から持つ事を許される使い魔の召喚の儀式が行われていたっ!! そして大観衆の真っ只中に出てくる少女。 彼女の名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 この物語は彼女が使い魔を召喚することによって始まる・・・・。 一人の青年を呼び出すことによって始まる「二人の恋のHISTORY」と言う名の伝説であるっ! 「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…  神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ  私は心より求め、訴えるわ  我が導きに…答えなさいッ!!」 ドッグォオォン!!! 彼女が行ったはずの召喚。 だがその時におこったのは爆発だったっ! 「ケホッケホッ…またやってくれたな!『ゼロのルイズ』!!」 生徒の一人が煙にむせながら言う。そう。『また』なのである。 彼女のあだ名は『ゼロのルイズ』。魔法の成功率がゼロと言うところから来ていた。 というのも、彼女が杖を振って魔法を行った時に起こるのは、蚊に刺されたのに我慢し続けたらしばらくするとのた打ち回るのと同じ確率で爆発が起き、望みの魔法が発動したためしがないからであった。 「う・・ウソ・・・また失敗なの・・・?」 絶望に押しつぶされる可憐な少女。この日だけは。この日だけはと念を押し、一週間も前から呪文の反復詠唱、イメージトレーニングを積んでかなお果たせなかったのだっ!悲しみの感情はあって当然っ!! (そんな・・・なんて事なの!使い魔すら・・成功率はほぼ100%とまで言われた使い魔召喚すら しくじるようなマネを・・。私はやっぱり『ゼロ』なの?何一つ満足にできない半人前なの・・・?) 苛立ちと絶望と、とめどなく溢れる自己嫌悪でとうとう目に涙を浮かべた時だった。 「・・・お、おいっ!!『あれ』を見てくれっ!!なにかいるぞっ!そこの煙の向こうになにかがいるんだ!!」 そこには確かに何かがいた。そして煙が晴れた時に彼らを一瞬奇妙なプレッシャーが襲った。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・。 声を聞き顔を上げたルイズ。もしやと希望にまかせて目を見開いたのと、笑い声を上げるのはほぼ同時!! 「プッ」 「クックックックックックッ」 「クックッ ウヒヒヒ」 「フッフッフッホハハハ」 「あっはっはっはっはっは」 「ぶーっはっはっはっはァ――――ッ」 「プッ、ちょ、ちょっと、まさか、こう来るなんてっ!!アッハッハッハ!!!」 「流石『ゼロ』!!やってくれたぜぇーーーーっ!!ウヒヒヒハハハ!!!」 笑い声が上がるのは無理もなかった。ルイズがこの後赤面するのも無理もなかった。 彼女は召喚そのものは成功していた!だが彼女の呼び出したのは高温の火を噴くサラマンダーでもなければ、華麗に空を舞う空を舞うウインドラドンでもないっ! 彼女は呼び出したのは『人間』だった!!それもその場にいた他の人間のような貴族ですらない、 そう、彼らが『平民』と呼んでいる魔法の使えないただの『人間』だったのだっ!! ‐※‐ 目の前が明るい。 『彼』は奇妙な気分に襲われていた。 (妙だ・・・。なんだか暖かい。オレはもう死んだはずなのに・・・。) 『彼』は目をあける。 そこにいたのは大勢のマントを着た集団だった。 (ああ・・・。こいつらがあの世の使いか・・・。人間は本当に死んだらあの世に行くんだな・・。 オレはやっぱり地獄かな・・・。任務とはいえ、オレは少し人を殺めすぎた・・。 いや、ギャングが天国なんてそもそもありえるはずがなかったんだよな・・・。) 『彼』が目を見開くと、そこには苦笑いを浮かべた少女がいた。 (こいつは・・・?) その時だった ギュウウウウ!!!! (ぐ、ぐあああああああああああああああ!!!!!) 突如、『彼』を襲う胸の痛み。そいつは鉄拳をモロに喰らったなんて生易しいもんじゃあないっ!! それこそ、心臓麻痺を起こしたような苦しみだった!! それに加え、あるはずのない銃痕の痛み。血すら出ていないのだからあるはずがないのに、その 『痛み』は確かにあったっ!!                     ・ ・ ・ ・ ・ (バカな・・!痛みだとっ!?もう死んだはずのオレに痛みなんて、あるはずがないのにっ!!) このままでは、本当に死んでしまう。いや、死んでいるのだからありえないのだが他にたとえ様のない事だった!! だが、その苦しみを他所に彼女は近づいてくる。どこか恥ずかしそうにモジモジしているのは気のせいだろうか? 「あ、あんた、感謝しなさいよね・・。貴族にこんな事されるなんて・・。普通は一生ないんだからっ!!」 (な、なんだ!?何を喋っているっ!?) 疑問だらけの『彼』をよそに彼女、ルイズは目を瞑り手に持った杖を振って言った。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 「(な、何をする気だ・・・!!)」 「いいから!!ちょっと黙ってなさいっ!!」 彼が反論しようとするその前に・・・・。 ルイズは彼と唇を重ねた。 その次の瞬間だった 「う、ぐあああああああ!!!!!」 突如、彼の左手に熱されたハンダゴテを押し当てられたような暑さが襲ったっ!! そして、文字が。『使い魔のルーン』が付けられていたのだったっ!! ‐※‐ 「終わりました」 顔を赤くしながらそう言った。無理もない。ルイズにとってのそれは、ファースト・キスに他ならないものだった。そう、彼女は使い魔と『契約』するために、ファースト・キスを捧げてしまったのだったっ! そして、『彼』もまた、ファースト・キスかはわからないが、恥ずかしさと言う点では同じだった!! 「お、おまえ・・。いきなり何を・・・。」 「うるさいわねっ!!私、ファースト・キスだったんだからねっ!!もうアンタは使い魔なのっ!! ご主人様に対して口答えは許さないわよっ!!」 そんなこと・・。『彼』自身だって恥ずかしく、先ほどから鼓動が全然収まらなかった。 「え・・・・・?」 『彼』は自分の五感を疑った。死んだはずの自分の鼓動が、最後に感じたのが皮肉にも倒すべき敵のものだった『鼓動』が、今まさに自分のなかで再び蘇っていたのだっ!! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!!!!! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!!!!! 「バカなっ!『鼓動』だとっ!?オレの中で、再び心臓が鼓動を刻んでいるだとっ!? そんなこと・・・ありえない!!!」 「・・・?『鼓動』が、どうしてそんなに不自然なの?」 「お前・・何者だ・・・?『スタンド使い』・・なのか・・?」 「ご主人様に対してお前なんてどういうつもりよっ!口を慎みなさい!!」 「ミス・ヴァリエール!そこまでです!みなさん。今日はここでおしまいです。解散!!」 髪の剥げた中年の男性が(後に『彼』はその名をコルベールと知る。)そう言って一時お開きになった。 「・・・さ、帰るわよ。」 ルイズが不機嫌そうに言う。 「待ってくれ!おまえ、オレに何をしたのか、『説明』がまだおわっていないっ!!」 「お前じゃないって言ってるでしょ!?私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!!これからアンタのご主人様となる誇り高きヴァリエール家のメイジよっ!!アンタの名前は!?」 「え・・?」 「アンタの名前は何って聞いているのっ!!」 『彼』は戸惑いながらも口を開いた。 「ブチャラティ・・・。ブローノ・ブチャラティだ。」 To Be Continued…
この世界と全くかけ離れた魔法使いたちの存在する世界。ハルケギニア。 その中で4つに分かれた国の一つ、トリステイン。 そして魔法使いたちの学校、トリステイン魔法学院。 そこは魔法使い、メイジを育成する教育機関である。 青空の下生徒たちはマントを羽織い、杖を振るい魔法を使う。 そして、今っ!まさにっ!この大観衆の中でっ! 2年生から持つ事を許される使い魔の召喚の儀式が行われていたっ!! そして大観衆の真っ只中に出てくる少女。 彼女の名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 この物語は彼女が使い魔を召喚することによって始まる・・・・。 一人の青年を呼び出すことによって始まる「二人の恋のHISTORY」と言う名の伝説であるっ! 「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…  神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ  私は心より求め、訴えるわ  我が導きに…答えなさいッ!!」 ドッグォオォン!!! 彼女が行ったはずの召喚。 だがその時におこったのは爆発だったっ! 「ケホッケホッ…またやってくれたな!『ゼロのルイズ』!!」 生徒の一人が煙にむせながら言う。そう。『また』なのである。 彼女のあだ名は『ゼロのルイズ』。魔法の成功率がゼロと言うところから来ていた。 というのも、彼女が杖を振って魔法を行った時に起こるのは、蚊に刺されたのに我慢し続けたらしばらくするとのた打ち回るのと同じ確率で爆発が起き、望みの魔法が発動したためしがないからであった。 「う・・ウソ・・・また失敗なの・・・?」 絶望に押しつぶされる可憐な少女。この日だけは。この日だけはと念を押し、一週間も前から呪文の反復詠唱、イメージトレーニングを積んでかなお果たせなかったのだっ!悲しみの感情はあって当然っ!! (そんな・・・なんて事なの!使い魔すら・・成功率はほぼ100%とまで言われた使い魔召喚すら しくじるようなマネを・・。私はやっぱり『ゼロ』なの?何一つ満足にできない半人前なの・・・?) 苛立ちと絶望と、とめどなく溢れる自己嫌悪でとうとう目に涙を浮かべた時だった。 「・・・お、おいっ!!『あれ』を見てくれっ!!なにかいるぞっ!そこの煙の向こうになにかがいるんだ!!」 そこには確かに何かがいた。そして煙が晴れた時に彼らを一瞬奇妙なプレッシャーが襲った。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・。 声を聞き顔を上げたルイズ。もしやと希望にまかせて目を見開いたのと、笑い声を上げるのはほぼ同時!! 「プッ」 「クックックックックックッ」 「クックッ ウヒヒヒ」 「フッフッフッホハハハ」 「あっはっはっはっはっは」 「ぶーっはっはっはっはァ――――ッ」 「プッ、ちょ、ちょっと、まさか、こう来るなんてっ!!アッハッハッハ!!!」 「流石『ゼロ』!!やってくれたぜぇーーーーっ!!ウヒヒヒハハハ!!!」 笑い声が上がるのは無理もなかった。ルイズがこの後赤面するのも無理もなかった。 彼女は召喚そのものは成功していた!だが彼女の呼び出したのは高温の火を噴くサラマンダーでもなければ、華麗に空を舞う空を舞うウインドラドンでもないっ! 彼女は呼び出したのは『人間』だった!!それもその場にいた他の人間のような貴族ですらない、 そう、彼らが『平民』と呼んでいる魔法の使えないただの『人間』だったのだっ!! ‐※‐ 目の前が明るい。 『彼』は奇妙な気分に襲われていた。 (妙だ・・・。なんだか暖かい。オレはもう死んだはずなのに・・・。) 『彼』は目をあける。 そこにいたのは大勢のマントを着た集団だった。 (ああ・・・。こいつらがあの世の使いか・・・。人間は本当に死んだらあの世に行くんだな・・。 オレはやっぱり地獄かな・・・。任務とはいえ、オレは少し人を殺めすぎた・・。 いや、ギャングが天国なんてそもそもありえるはずがなかったんだよな・・・。) 『彼』が目を見開くと、そこには苦笑いを浮かべた少女がいた。 (こいつは・・・?) その時だった ギュウウウウ!!!! (ぐ、ぐあああああああああああああああ!!!!!) 突如、『彼』を襲う胸の痛み。そいつは鉄拳をモロに喰らったなんて生易しいもんじゃあないっ!! それこそ、心臓麻痺を起こしたような苦しみだった!! それに加え、あるはずのない銃痕の痛み。血すら出ていないのだからあるはずがないのに、その 『痛み』は確かにあったっ!!                     ・ ・ ・ ・ ・ (バカな・・!痛みだとっ!?もう死んだはずのオレに痛みなんて、あるはずがないのにっ!!) このままでは、本当に死んでしまう。いや、死んでいるのだからありえないのだが他にたとえ様のない事だった!! だが、その苦しみを他所に彼女は近づいてくる。どこか恥ずかしそうにモジモジしているのは気のせいだろうか? 「あ、あんた、感謝しなさいよね・・。貴族にこんな事されるなんて・・。普通は一生ないんだからっ!!」 (な、なんだ!?何を喋っているっ!?) 疑問だらけの『彼』をよそに彼女、ルイズは目を瞑り手に持った杖を振って言った。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 「(な、何をする気だ・・・!!)」 「いいから!!ちょっと黙ってなさいっ!!」 彼が反論しようとするその前に・・・・。 ルイズは彼と唇を重ねた。 その次の瞬間だった 「う、ぐあああああああ!!!!!」 突如、彼の左手に熱されたハンダゴテを押し当てられたような暑さが襲ったっ!! そして、文字が。『使い魔のルーン』が付けられていたのだったっ!! ‐※‐ 「終わりました」 顔を赤くしながらそう言った。無理もない。ルイズにとってのそれは、ファースト・キスに他ならないものだった。そう、彼女は使い魔と『契約』するために、ファースト・キスを捧げてしまったのだったっ! そして、『彼』もまた、ファースト・キスかはわからないが、恥ずかしさと言う点では同じだった!! 「お、おまえ・・。いきなり何を・・・。」 「うるさいわねっ!!私、ファースト・キスだったんだからねっ!!もうアンタは使い魔なのっ!! ご主人様に対して口答えは許さないわよっ!!」 そんなこと・・。『彼』自身だって恥ずかしく、先ほどから鼓動が全然収まらなかった。 「え・・・・・?」 『彼』は自分の五感を疑った。死んだはずの自分の鼓動が、最後に感じたのが皮肉にも倒すべき敵のものだった『鼓動』が、今まさに自分のなかで再び蘇っていたのだっ!! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!!!!! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!!!!! 「バカなっ!『鼓動』だとっ!?オレの中で、再び心臓が鼓動を刻んでいるだとっ!? そんなこと・・・ありえない!!!」 「・・・?『鼓動』が、どうしてそんなに不自然なの?」 「お前・・何者だ・・・?『スタンド使い』・・なのか・・?」 「ご主人様に対してお前なんてどういうつもりよっ!口を慎みなさい!!」 「ミス・ヴァリエール!そこまでです!みなさん。今日はここでおしまいです。解散!!」 髪の剥げた中年の男性が(後に『彼』はその名をコルベールと知る。)そう言って一時お開きになった。 「・・・さ、帰るわよ。」 ルイズが不機嫌そうに言う。 「待ってくれ!おまえ、オレに何をしたのか、『説明』がまだおわっていないっ!!」 「お前じゃないって言ってるでしょ!?私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!!これからアンタのご主人様となる誇り高きヴァリエール家のメイジよっ!!アンタの名前は!?」 「え・・?」 「アンタの名前は何って聞いているのっ!!」 『彼』は戸惑いながらも口を開いた。 「ブチャラティ・・・。ブローノ・ブチャラティだ。」 To Be Continued…

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