■仕方がない(第三十六話)
希望世界のハママツさんが使う言葉。
理不尽な困難や悲劇に見舞われたり、避けられない事態に直面したりした際に、粛々と
その状況を受け入れながら発する日本語の慣用句。
この「仕方がない」「しょうがない」などの言葉は、海外のビジネスマンから日本経済低迷の一因である
否定的な意味で取られることがある。 この仕方がないという否定的な言葉を用いつつも、苦しい状況にあっても
挫けることなく希望を見出そうとし続けるとしており、その精神性は日系人社会において根強く残っているという。
ー「時間があまりないのが問題なのよね……仕方ないか」
一歩間違えれば自分も突き落とされた口ということもあって、ハママツとしては長老と同じ気分に傾いた。
仕方ない。崖にしがみついたのも仕方ないし、そこで生活を始めたのも仕方ない。
思えば故郷は、仕方ないばかりで出来ていた。(第三十六話)