岩井公平

■岩井公平(いわい)


 固定電話は初めてだという。

荒木曰く、固定電話の件で、何言ってんだこの人や、腰の軽い人というより自分の席で
仕事してないのかなと不安になるような軽さだという。 
 元ドワンゴで働いており、艦橋の上司だったという。
 半白(半分白髪の混じった)の油分少なめな髪を振っている。 

荒木曰く、自分よりも軽く、いつまでも地に落ちぬ鳳の羽のよう。 ビジネスマンというのともだいぶ違う。
 強いて言えば、冒険者、いや成功して引退した元冒険者。 今は正義最後の砦の主というイメージを持った。

新東名に出現する幽霊(荒木曰く幽霊)をエルスの人達という。
 予告では、エルスという。 長いことエルスとの再接続が始まるのを待っていたという。

以下のやり取りから、荒木について何か知っているようである。
 「ようこそは、もう言ってあるでしょうから省略します。ここから先はおかえりなさいと言います」
 「帰ってきた覚えはありませんが」
 岩井は何が面白いのか、少しだけ悲しそうに笑った。 (第四話)
 40代はもっと大変ですよと言うからには、40代以上だと思われる。(第六話)

調査部の方は数値的根拠として発生、発見回数の統計を出している。

これから起きることを 「予告」 として話すことがある。何の予告かは不明で、なぜそれを知っているのかも不明。

岩井が8年前に流れ着いたハママツさんを引き取って、養女とした。
岩井には奥さんがいるが娘がいなかったので娘ができて嬉しかったという。

ハママツのお願いで年齢は14歳から15歳に書き換えたのは岩井である。
それはフジマエに少しでも近い年齢になりたいからだそうだ。
彼女を一宮管制の前で見送り、その後色々あって、香取と傷心旅行に出かける。(ハママツ編 第五十三話)

 


●根拠ログ

「ああ、荒木さん。固定電話は初めてですよ。これはこれでいいですね。」(第四話)


▲2009年以降
 NEFCOの社員 調査部 部長

▲2010年以降

第十二話で本名が岩井公平であると判明
ドワンゴ出身 NEFCO社員
所帯持ち。(第十二話)
ーかろうじて、サラリーマン。心に綺麗な羽が生えていて、いつも勝手に出て行った。
心ここにあらずというトボケた顔をする。 お陰でよく部下を不安に陥れ、家族も往々にして不安になった。(第十二話)

予告を告げることがある。(第十二話)
ー「ここまでは、予告通りだな」(第十二話)(第七話の直後)

自分自身では、数学は苦手で算数は出来る方らしい。(第十二話)
ー僕は数学苦手だけど算数はできるほうだ。問題が多くても取り組む人間の数が増えれば解決するはずだ。
数は力だよ。 (第十二話)


艦橋いわく、仕事に熱中していることを部下に知られると死んじゃう星人との事。(第十三話)
ー仕事に熱中していることを部下に知られると死んじゃう星人なんですよね。(第十三話)

▲2016年以降

■管制部門 岩井部長
現在、管制部門の部長を岩井が預かっている。2016年以降
ー即座に管制部門を預かる岩井部長に電話を掛ける。(第四十一話)


■スルガ編

現在も岩井公平は、部長に就任しているらしい。(スルガ編 第五話)

ー泣きながら石清水が電話で部長の岩井に報告すると、岩井は面白がった。

頭が良いけど、うかつという線がある模様。(艦橋談)
ー岩井さんはどうだろう。その辺知った上で動いたんだろうか。それとも、うかつだったか。
ー岩井さんは頭いいのはいいのだけれど、うかつ、という線も実にある。(スルガ編 第八話)


■関係者

■猫
 調査部のオフィスで飼われている猫 
 毛がふかふかで目が丸い尻尾をぴんとたてた猫である。(第四話)

岩井が大きさ比較用に調査部に置いている猫(第五話)

■虎毛猫 (第七話)

NEFCOのオフィスで飼われれている猫。 調査部で飼われている猫と同じかは不明。


■岩井の妻

いまだストーリーには一度も登場していない。 岩井さんからは家内と呼ばれている。 


■岩井浜松(ハママツ編 第五十三話)

希望世界からNEFCOのある世界辿り着いたハママツさん。

その後、藤前圭介と再会する。

NEFCOのある世界に8年前(2016年だと考えると2008年くらい)にたどり着いており、予告をしていたのはハママツさん。

現在は、結婚して藤前浜松らしい。
毎日藤前に曲を聴かせている。聴いてくれないと機嫌が悪いらしい。


ー「最後まで予告通りというわけだ。家内も僕も、娘ができて嬉しかった。君が流れ着いてこの8年間、本当に嬉しかった」(中略)
「いいさ。じゃあ、岩井浜松さん、ちょっと行ってくるといい。見学者と言うことで話は通してある」(中略)
「娘の名前は話していたつもりだったよ」
「確かに芸者みたいな名前だって覚えてはいましたよ。ああ、あと、妙にポスターチェックが厳しかったり、まるで家族のためのように必死に仕事してたりな!」
「よく見てるじゃないか」
 香取は唸った。怒りの唸り。がるるるる。
「聞かせてもらいますよ。最初から最後まで。あと、なんで14じゃなくて15なんですか」
「見栄だよ。娘が、ちょっとでもフジマエに近いほうがいいって言うからね」
「予告予告といってたな。その予告したのはあんたの娘だな」
「彼女は2回目だからね。もういいだろう。僕は有休だ、娘を送り出した親は傷心旅行に行くつもりなんだ」
「んじゃ、俺も行きます」
岩井は何言ってるんだこの人は、という顔をした後、25秒で車を発進させた。 (第五十三話)

ー 実はこれをやるために八年ほどの時をこっちの世界でやり直してきたのだったが、最後まではやりきれなかった。

抱きしめられて腰から持ち上げられてくるくる回ったあげくに、さらわれたからだった。
フジマエは電光石火だった。そのまま役所に行った。 (第五十三話)


楽器を持った妻が、どんどん機嫌を悪くしている。曲を中断するとすぐこれだった。
「フジマエ! いつまでぼおっとしてるのよ!」
「お前もフジマエだろう」
まあいいか。楽器を持った奥さんにはかなわない。
(スルガ編 第四十二話)

最終更新:2017年02月08日 01:58