■藤前啓介:(第九話)
NEFCOの管制センターで、崖の街の少女 ハママツと会話する男性。
NEFCOの荒木や艦橋の同僚らしい。標霊の中の人。
道路が好き。
高速道路の工事で時間通り交通の流れを阻害せず工事出来た時らしい。
補修工事も成功すると楽しいらしい。(第三十五話)
よく喧嘩するが、ハママツさんに関しては、かなり心配性。(第十九話)
正直に言えば、NEFCOに出向するのが嫌だったらしい。
入社10年でようやく仕事の面白さが分かってきて、いよいよ第二東名が完成し
東名高速道路の大規模補修工事の計画に携われると思った所にNEFCO出向となっていた。(第四十話)
あまり毛深くないせいか、髭がまばらで無精髭になると格好悪いと思っている。
新卒した時は、道路のことなんて何も分かってなかったらしい。
藤前の髪の毛はフサ・フサ・らしい。(第四十話)
32歳(第44話)
田舎に親御さんがいるらしい。(第48話)
藤前の可能性は常時モニタリングされているらしい。
藤前自体の可能性は低いとはいえない。 どうやら異世界の娘と恋仲になったのが
原因らしく、名鳥の分析では、失恋してもこのままだそうだ。(第52話)
イケメンらしい。(スルガ編 6話)
藤前は、彼女と入籍する際に戸籍謄本発行に必要な手数料450円を木林から借りたとのことである。
藤前は当時、210円しか持っていなかったらしい。(スルガ編 第十四話)
現在もNEFCOに務めているらしい。
荒木からわくわくハイウェイ スタンプラリーの企画を頼まれ、完成させる。
最近結婚して、奥さんに毎日音楽を聴かされているらしい。
結婚後7日でテレビとか見たいんだけどというと、大喧嘩になったらしい。それで完敗し今に至る。
もはやバラエティ番組もクイズ番組も見られないと悟る。まあそれでもいいかなと最近思っている。
奥さんとは明らかに夫婦の会話はしていないのだが、夫婦の会話だそうである。
希望世界で教育を充実させるべきだと言って、各地の子弟に日本風の教育を
施すことにしたという。
ー楽しいことといえば高速道路の工事で時間通り交通の流れを阻害せずに工事出来た時のことかな。
あれはもう、NEXCO中日本の社員ならだいたい全員が気持ちがいいと思う瞬間で……(第三十五話)
ー補修工事も成功すると楽しい(第三十五話)
ー正直に言えば、 NEFCOに出向するのが嫌だった。
入社10年でようやく仕事の面白さが分かってきて、いよいよ第二東名が完成し、東名高速道路の
大規模補修工事の計画に携われると思ったところでこれである。腰を折られたと思っていた。(第四十話)
ー思えば新卒した時は道路のことなんて何も分かってなかった。(第四十話)
ーフサ・フサ・だ!(第四十話)
”ちなみにフジマエはいくつなの?”
”32” (第四十四話)
「いや、だからな。まあ、なんというかつまり俺はちょっと年が
いってるし、あと田舎に親が、いや、そもそもだな。せ、世界が違うんじゃないか」
(ハママツ編 第48話)
”今の藤前ならヌケガラで可能性が低いから移動しても大丈夫だよ!”
このアイデアは、と思ったのだが、藤前の可能性は常時モニタリングされていた。
藤前のそれは低い値とはとても言えない。まあ、異世界の娘と恋仲になりゃ、そりゃな。
失恋してもこのままでしょうとは、名鳥が分析している。実際今もそうだ。 (ハママツ編 第52話)
「藤前さんってイケメンのあれですよね」(スルガ編 第六話)
「借金は借金だ。まあ、藤前の場合、彼女と入籍するつもりで役所に行ったら、あいつ金を210円
しかもってなくて彼女に婚姻届けに必要な戸籍謄本発行の手数料450円を借りたという話でな」
(スルガ編 第十四話)
早速風呂から 藤前に電話した。彼は今も NEFCOの中にいる。
「突然だけどさ、幻想交流のスタンプラリーしない? わくわくハイウェイで」
「えーと。なんで荒木さんが突然そんなこと言い出すんですか」
「色々あるんだよ」「まあいいですけどね。同じような企画はあるんで、やってみます」
「ありがとう。なるはやよろしく、じゃ」「勝手だなぁ」
まだ何か言っていた気もするが、荒木は電話を切った。なんだかんだと言っても藤前はやってくれるだろう。
事情を話そうかとも思ったが、やめた。藤前自身は巻き込んでもいい気がするが、あそこの嫁さんがちょっと可哀想だ。
まあいいか。楽器を持った奥さんにはかなわない。藤前は毎日リサイタルの客状態である。毎日その声を聴きたいとは思っていたが、思ったのとは、なんか違った。
結婚後7日で「いや、あの、テレビとか見たいんですけど」と言ったところ大喧嘩して、今に至る。つまり藤前完敗である。
もはやバラエティもクイズ番組も見られないだろうと悟った。まあ、それでもこれはこれでいいかもなと、最近は思う。
「どしたのよ。にやにや笑って」「言い方を考えろ」「気持ち悪いんですけど」「なんだと!」
ちっとも夫婦の会話に聞こえないのだが、これで夫婦の会話なのだった。
言った本人たちは言い終わって微笑みあった。なんというか妙な雰囲気になりそうなので、場面は変わる。
(スルガ編 第四十二話)
確かフジマエと言ったか、そういう名前の人が、これからは
教育を充実させるべきだとか言って、
各地の子弟に日本風の教育を施すことにしたのだった。
(シミズ編 第一話)