■残念のパターン(スルガ編 第六話)
出来る人のパターンは何種類しかないけども、残念な人は無数にパターンがある。
小久保は藤前さんの残念は、常識にしがみつきながらも子供を子供扱い出来なかったことだと思う
■根拠ログ
「ええ、まあ、でも中身はかなりの残念な人で」
「それは噂で知ってるんですけど、どうも違うんですよね」
「何が、ですか」
カマかけてないように見えるのがいっそ恐ろしい。
この小久保という人は自分の先入観を必要に応じて一旦消せるヤバイ人だ。こういう人は異様に鋭い。
「出来る人って何種類かしかパターンがないんですわ。
会社や社会が求めている姿がそれなんだからそりゃ何種類かしかないのは当然ですけど。
でも残念な人には無数のパターンがあるんです」
小久保は藤前さんの残念は、常識にしがみつきながらも子供を子供扱い出来なかったことだと思うんですよと呟いた。でも今回のは、そうじゃないとも。
「噂で聞いてた藤前さんと残念のパターンが違うと思いました」
これだから頭のいい人は嫌いだよと艦橋は膝を震えさせた。(スルガ編 第六話)