スルガさん

 

■通称:スルガさん


「異世界みえちゃう事件」にて観測された大妖精(マギウス)の女性。
 大妖精族のプリンセス。先見の明がある若きエリートだが、実はとんでもない甘えん坊。
 目つきが悪いことを気にしており、交渉の際は目元を書類や手でよく隠している。
 文明復興のために、大動脈となる道を作るべきと考えている。

(2016/4/8 キャラクター紹介)


■スルガ編

駿河湾沼津の領主。 高速道路建築用に半巨人を雇っている。
人間ではなく、大妖精と呼ばれる人間に類似した魔法種族である。
幼女、とまではいかないが、幼い印象のある少女であり、本人は領主についたからもう大人だという
立場を取っている。

自分の目つきが悪いことをいたく気にしている。
言われるとすぐ破壊魔法を使う悪癖がある。
彼女の癇癪で吹き飛んだ山や鳥は数えるだけで20は超える。
しかし、人は一人も殺したことがない。ある意味魔法の天才である。
今回、その才能を認められてトンネル工事を請け負うことにもなっている。
NEFCOの異世界復興計画では重要な人物である。

恐ろしい破壊の歌を使える。
心の導火線は短いが、心優しいところもある


年齢は、12歳(小説目次には一時期、10歳と記載があったが現在は消されている。)
好きなものは、甘いものであり、嫌いなものは辛いもの。苦手なものは陰謀。
特別な自分の価値というものを求めているようだ。
真顔で返されると弱いらしい。

艦橋からはアホの子だと思われているらしい。
アホではないと思うのだが・・・。

白にして乳白というオーマネームを持つ。 

第20話で石清水から、ツッコミを教えてもらう。

艦橋曰く、呼吸をするように絶技を使うらしい・・。(スルガ編 第21話)

スルガさんは花が大好きらしい。


基本的に、人間を処刑することはしないようである。絶技でも人は死なないらしい・・。
甘いと思われていても、どんなものにも哲学があり、方向性がある。この世にどれが正解というものもない。
でも誰かが決めて、それに同意するから正解があると思っている。
ツッコミとは正解を決めることだと思っているようだ。

イワシミズの影響か、絶技があれば人間の兵士などいらないと思っていたがそれが変わりつつあるようである。


絶技で子孫を残す大妖精。あと12歳であるという事もあり、流石に男を失って久しい半巨人ヌマヅさんがなんでそんなに
恥ずかしがるのかはわからなかった・・。性知識自体種族によって違うんだろう・・・。

スルガさんは、ヌマヅさんら半巨人に領主の使命として、性の知識を教えることになる。


領主であるからこそ、弱みを見せてはいけないと思っている。
ヌマヅさんに男というものを教えてやっているという。

スルガさんには小さな八重歯があるという。

スルガさん自体は、恋愛感情があるかというと微妙らしい。
何年か後に恋という概念を理解する。


■シミズ編

シミズ編では、日本との窓を探すために道を作ったとされる。

 


■スルガさんの仕事

人間の部下が持ってくる木簡に裁可の焼印を入れることが仕事だった。

■根拠ログ
ともあれ部下がいないと仕事にならない。そもそもスルガさんの仕事とは、人間の部下が持ってくる木簡に
裁可の焼き印を入れる事だった。
父親がそうしていたのでそうやっていたのだが、部下がいなくなるという事態はかつてなかった。参った。
(スルガ編 第二十六話)


■関連項目

透き通る翼 青く輝くスルガさんの瞳 そこまでよ。乱暴狼藉は許さない。 目つきが悪い お父様 使用人の女 

ボケ ツッコミ 土踏まず スルガさんのツッコミ 


■根拠ログ


目つきの悪い幼い印象の女の子
駿河湾沼津の領主

NEOPASA駿河湾沼津にいくと彼女のポスターが飾ってある。(スルガ編 第十話)

人間ではなく大妖精と呼ばれる人間に類似した魔法種族である。
幼女、とまではいかないが、幼い印象のある少女であり、本人は領主についたからもう大人
だという立場をとっているが、この意見はあまり支持されていなかった。

この領主、自分の目つきが悪いことをいたく気にしており、言われるとすぐ破壊魔法を使う悪癖があった。
彼女の癇癪で吹き飛んだ山や島は数えるだけで20を超える。
それでいて人を一人も殺したことがない、ある意味魔法の天才だった。
今回その才能が認められてトンネル工事を請け負うことにもなっている。
NEFCOの異世界復興計画では重要な人物だった。

それが、怒った。というより、艦橋は怒らせた。
「私のどこが目つき悪くて、性格悪そうなのよ!」
目じりを指で引き下ろしながらスルガさんは喚いた。艦橋は頭を下げたまま、微動だにしない。
「性格が悪いとまでは言ってないですが、うっかりそういう言葉が出たのは事実です。すみませんでした!」

スルガさんは恐ろしい破壊の歌を紡いでいた。お待ちくださいと艦橋が土下座する。
もとより心の導火線は誰より短いものの、心優しいところもあるスルガさんは、その姿勢を横目で見て
唇を尖らせて歌をやめた。

(スルガ編第十話)

希望世界の駿河湾沼津の領主、スルガさんは目つきが悪いことをいたく気にする12歳である。好きなものは甘いものであり、嫌いなものは辛いもの。苦手なものは陰謀だった。
好き嫌いは別としても、この苦手なものと彼女の年齢が、希望世界の駿河湾沼津の未来を暗いものにしていた。
(スルガ編 第十二話)

なんで領主なんかしてるんだろう。絶技で敵を吹き飛ばせるから?
それはそうかもしれないけれど、それだけというのは、とても悲しい。
何か別の、そして特別な自分の価値というものが欲しい。
それがあればみじめな気分ではなく、ぐっすり眠ることができる気がする。(スルガ編 第十二話)

真顔で返されると、スルガさんちょっと弱い。(スルガ編 第十四話)

気をつけよう。特にあの領主さまはアホの子だ。いや、だがそれがいい。とは思うのだが、こうなってくるとそうとばかりも言っていられない。 (スルガ編 第十五話)

”我は白き手の乙女に告げる それは進んで絶望へ落ちる女の権利”
”白にして乳白の我は 万古の契約の履行を要請する”
”我は破滅より生まれし支配者の裔 ただの人より現れて 歌を教えられし破壊王” (スルガ編 第十五話)


艦橋が見たところ、スルガさんは絶技ネイティブらしく、呼吸するように絶技を使う。
感情が爆発すると使う絶技も大きくなり、大きい絶技はこっちにも影響が出かねない。
小久保が言うにはその前に世界間の接続が途切れるという話だったが、艦橋はそれを
全面的には信用していなかった。
なにせ、絶技とは未知の塊である。世界間を移動した例すらある。
そしてそれが知られれば、大騒ぎになるのも確定だ。(スルガ編21話)

「じゃあやってあげるわ。私、花とか大好きなの」(スルガ編 第二十二話)

「承知いたしました。ご厚情を勘違いさせぬようにした上で放免いたします」「はい」
甘い、と言外に言われたようだがスルガさんは気にしなかった。
どんなものにも哲学があり、方向性がある。この世にどれが正解というものもない。
でも誰かが決めて、それに同意するから正解がある。ツッコミとは、正解を決めることである。

慌てた様子の兵士が一人走って来る。
絶技があれば人間の兵士なんていらないと常々スルガさんは思っていたが、最近はそうでもない。
いつかイワシミズみたいになるかもしれないと思えば、考えも変わろうというものだった。

スルガさんは少し考えた。
リプダの性格からして、拷問とまではいかなくても自白をとるためにキツイ責めとかはありそうである。
それはちょっと笑えない。
「私が調べます。絶技を使った方が、簡単だから」
「承知いたしました」
(スルガ編 第三十四話)


その湯気を見上げて、スルガさんは小首をかしげた。
絶技で子孫を残す大妖精族、ついでに花も恥じらう12歳にとって、ヌマヅさんの行動はスルガさんの
予想範囲の遥か斜め上だった。想像力が追い付かないともいう。
(スルガ編 第四十話)

 
領主たるもの弱みを見せてはいけないと父は言っていた。今は自分でもそう思う。
もし弱みだと思われて例えば小鳥がそれでボケを仕掛けてきたら、ツッコミもできずに泣いてしまうかもしれない。
領主だから泣かないけど。絶対泣かないけど。(スルガ編 第四十四話)

しかしそれでも、当たらない。魔法の使えぬ劣等種族であるはずのものに、敬意をもってしまいそうだった。
あるいはずっと前から、そういう気持ちは持っていたかもしれない。領主だから無視するけど。
(スルガ編 第四十四話)

本当はヌマヅという半巨人に男というものを教えてやっているのだと言いたかったが、言えなかった。
自分では半巨人たちを従えたことが大したことのように思っていたのだが、実は全然大したことない気がしてきた。
(スルガ編 第四十四話)


毎朝見るスルガさんは、とても機嫌がよさそうに見える。
小さな八重歯が見えることから、リプダはそう考えていた。
(スルガ編 第四十五話)


「とにかく、絶対に、許しません」
 「恋ってやつ?」
 「違います。私は……領主なんだから」
 以前に逃げ出した部下を追わなかったことは、この際無視した。
もっとも、恋愛の感情があるかというと、それも微妙だった。
 恋愛という概念がスルガさんには育ってない。
 彼女が恋という概念を理解する、腑に落ちるのは何年もあとの話だった。
 今はただ、悔しいだけである。あとは、寂しい。
(スルガ編 第四十九話)


■シミズ編

私はそう言って、 NEFCOから聞いていた話とここ最近の話を合体させて整理する。
東には道路を作ったスルガの領主が住む 駿河湾沼津がある。
領主は日本との窓を探すために道を作ったという話だ。
その話がもし本当なら、東に行っても何も得られない。
(シミズ編 第三話)


小説目次の説明には10歳との記載がある時期があった。

20160930 現在は、記載は消えている。

(小説目次)

最終更新:2017年06月21日 21:15