■情報差が開く (スルガ編 18話)
片方の世界で、あり得ないこと(絶技・魔法)が起きると
その世界と繋がる世界との情報差が生まれ、
世界との接続が途切れやすくなること。
逆に接続側の世界であり得ない事を起こせば
情報差は縮まり、接続は回復する。
ー「ちょっとちょっと。なんで戦っているんですか」
もっともな話であるのが、何かの故障か、声は届いていないよう。
向こうの音声も聞こえない。そのうち画面が急激に薄れ、ノイズが
入り始めた。
「情報差が極度に開き始めているんですよ」
小久保が後ろから何もわかってなさそうな石清水に声を掛けた。
「そうか、当然と言えば当然だな。心配するまでもない。この世界がこの世界を守るために、世界を繋ぐ窓が閉じようとしているんです。向こうで爆発が起きてもこっちには被害はないでしょう」
「それは、向こうと縁が切れるということですか」
「ええ、まあ」(スルガ編 18話)
ー「情報差ってなんですか」
「向こうで今、絶技……あー、魔法みたいなものでありえない事が起きています」
「こっちでありえない事が起きたらどうでしょう」
「情報差は縮まりますね」 (
石清水は腰を平行に動かすと珍妙な踊りを始めた。
皆があっけにとられる横で、モニターの画面が回復した。
遠い向こうの世界の音声が回復する。(スルガ編 18話)