■エルス:掛川
日本の観測点 位置的にはNEOPASAがあった場所。
シミズさん曰く、こちらでは村があったなんて聞いたことが無いという。
スルガ編21話では、日本のNEFCOでは政情不安だとされていた。
▲根拠ログ
「昨日の技術会議で文句が出ていましたよ。貴重なロードパンサーを政情安定する
駿河湾沼津に使うとは何事かと。藤枝や掛川でこそ使うべきって」
「駿河湾沼津の政情が安定しているわけないでしょう」(スルガ編21話)
遠州森町と同じように比較的原型を保っているのが希望世界の掛川付近である。
ただ、扇風機代わりにギガンテスたちが働いている関係
で、あちこちに巨人サイズの椅子だの、話しかけるための櫓があったりする。
ギガンテスが生活する、というのはなかなか大変である。まずもって建築が大変である。
食料も大変な量を消費する。地形もその体重に合わせて変化する。
ギガンテスのよく通る道は整地され、草も生えにくくなる。象の道のようなものである。
車道、歩道のようにギガンテスの道の横に、人間の道ができる形で発展している。
互いに利用価値があるので隣り合ってはいるが、事故がおきないように人間と住み分けしている。
ギガンテスは完全な平地で眠るのが難しい。9mの場所まで血を上げるために血圧が高くなっており、頭を下げ過ぎると立ちくらみする。
このため、斜面で寝るし、下はあまり見ない。話すための物見櫓がいる所以である。
斜面に作られた背の高い屋根と柱のみの建物。それが巨人の住処である。
壁がないのはプライバシーという概念がほぼほぼないためである。
体が大きいとプライバシーを守りようがないのだ。
(ワールド紹介 掛川)
掛川というのは西の、遠州森町と藤枝の間に挟まれた場所だ。
日本には観測点というか NEOPASAがあった。しかし。
こちらでは村があったなんて聞いたこともない。
「あそこに人いるの?」「いるわよ。最近入植がはじまったの」「最近かぁ」
(シミズ編 第三話)