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蛮人

■蛮人
ナガシノとシタラを助けた蛮人の事。 岡崎から助けに来たという。
男もおり、女性もいる。女性の方がずっと多いらしい。
赤と青の染料で体や顔を塗り、矢をつがえ、あるものは棍棒を持っている。

その内の一人がコクヨウと言い、彼は狩人だった。
領主の命令でここに来たようだが、彼らによりナガシノとシタラは、岡崎の領主の元に送られたようだ。



▲根拠ログ
矢を放ったのは半裸の蛮人たちだった。男もいれば女もいる。いや、女の方がずっと多い。
赤や青の染料で体や顔を塗り、あるものは矢をつがえ、あるものは棍棒を持っている。
数は分からない。見たことがないくらい、沢山いる。

「岡崎から迎えに来た。ハママツだな」
違うと言いかけて、矢が再び飛ぶのが見えた。
「白いのは味方だ。撃たないで!」
顎で蛮人の一人が指図して、矢はシタラ以外に飛び始めた。
戦闘騎は戦闘の継続を断念して遺体を遺棄して逃げ出し始めた。敵ながら優れた判断だ。

姉が無事なのを見たら、痛みが不意に強くなった。唸り、しゃがみ込む。声をかけてきた
蛮人が背を見た後、笑った。

「武器も使えぬ娘と領主から聞いていたが、意外にやるじゃないか。俺の子でも孕むか?」
ナガシノは痛みに耐えながら睨んだ。
「孕まない。それに私は、ハママツじゃない。その友達のナガシノだ。あの白いのは、私の姉のシタラ」
蛮人は面白そう。
「面白い。俺はコクヨウ。まあ、狩人だ。時に戦もやる。ここにいるのは領主に頼まれた連中だ。
で、妃の友人というなら、助けても儲けが出るだろう。誰か、傷の手当てをしてやれ」

差し伸べられた手を振り払い。ナガシノはそのまま意識を失った。
シタラがゆっくりとナガシノの横に座り込んで蛮人たちを見る。

コクヨウは再度面白そうに笑うと、周囲に怒鳴った。
「何をやっている。傷の手当だ。領主のことだ。こいつらにも利用価値をみつけるだろう」
(ハママツ編 第51話)

最終更新:2017年01月28日 01:38