香取の疑問と義勇社員掲示板の書込み


■香取の疑問と義勇社員掲示板の書込み

義勇社員掲示板への書込み:
”事実として、資料と現状ではハママツさんの年齢に一年のズレがあります。”
”希望世界へ誰かが何かを一度通した痕跡がある”
”年齢から見て、通ったのはハママツさん自身だ”
”通したのは、あなたの身近にいる人物のはず”

初期資料を作成したのは、香取さんで、その時ハママツさんの年齢は14歳になっていた。
しかし、ハママツ編 第52話の段階では、15歳となっており、しかし資料では
14歳がいつのまにか、15歳になっていた。
これができるのは、香取さんには一人しか浮かばなかった。

すなわち・・・・。


▲根拠ログ

”事実として、資料と現状ではハママツさんの年齢に一年のズレがあります。”

そりゃ誕生日が来ただけだろ。いや、まて。
煙草を押しつぶして消しながら香取は幻想交流のページを見直した。
確かにそうだ。資料では14、今は15だ。記憶ではずっと14だったし、そもそも初期の資料を
書いたのは香取だった。その時しっかり14と書いたはず。社内資料を問い合わせる。

「14ですよ」

そう海外女史に返されて、原稿を見て見ろと指示を出す。待つこと3分。
「あれ、15になってる」
香取は喫煙室を飛び出した。
不思議な書き込みには、続きがある。
”希望世界へ誰かが何かを一度通した痕跡がある”
”年齢から見て、通ったのはハママツさん自身だ”
”通したのは、あなたの身近にいる人物のはず”
藤前が見ても何も思わないだろうが、香取には思うところがある。
身近な人物で資料を書き換えられる人間なんて、そうはいない。 (ハママツ編第52話)

最終更新:2017年01月28日 11:33