真実を喋らせる絶技

■真実を喋らせる絶技
文字通り、嘘が付けない絶技だと思われる。あまり使われたくない絶技である。

嘘が使えなくなるだけの簡単な絶技らしいが、この簡単な絶技により
大妖精は他種族を支配するのが極めて有用になった。
大妖精が全種族を支配し、あげく全面戦争になったというのはこの絶技によるものらしい。

この絶技はその本人に掛ける事により効果を発揮する。 この絶技はかけた人物が解くこともできる。
絶技は、スルガさん本人、術者本人も掛けることが出来る。

 


■根拠ログ
「真実を喋らせる絶技を使ってもいいけれど」
(スルガ編 第二十四話)

スルガさんは頷いて簡単な絶技を使った。嘘が使えなくなるだけの簡単なもの。
しかしこの簡単な絶技は大妖精が他種族を支配するのに極めて有用だった。
大妖精が人間を含む全種族を支配し、あげく全面戦争になったのはこの絶技のためと言えなくもない。

「もう一度」「私が火付けしました!」
言った本人が顔を青くした。スルガさんはゆっくり頷いた。
「そうよね。なぜ?」「それは……お金をくれるって……」
さらに顔を青くする娘。スルガさんは興味もなく頷いた。
「お金をくれると言った者の名前を言いなさい」
娘は横領したあげくに逃げ出した部下の名を言った。
なるほど。どうも自分は恨まれているらしい。この間もそういうのがあった。「分かりました」
スルガさんが絶技を解くと、火付け犯は顔を真っ赤にして怒り出した。

スルガさんはため息。自分に絶技を掛ける。
「先ほどの火付け犯に使ったものと同じよ。聞いてみなさい」「え、いや、それは」
スルガさんはヌマヅさんを見上げた。
(スルガ編 第三十五話)

最終更新:2017年02月03日 13:57