■火付けの犯人
火付けの犯人。女性。 希望世界の駿河湾沼津で火付けを働いていた犯人である。
以前スルガさんの下を逃げ出した元部下が火付け犯の女に
お金を渡すという約束をし、女に各所で火事を起こさせていたらしい。
その後、火付け犯は牢屋に入れられたらしい。
■根拠ログ
ヌマヅさんはそんな姿で無茶するからと言いながら、火付けの犯人を捕まえた。
人間、である。女である。もっとも戦争の後遺症で男はすっかり少なくなっていた
から、それそのものは不思議でもなんでもない。
捕まえた犯人は、当然のように暴れた。放して、と騒いだ。もちろんそれで放して貰えるわけもない。
「どうするかねぇ、これ。痛めつけて口を割るならいいんだけど」
「いや、痛めつけるのはなしだ」
(スルガ編 第三十二話)
「もう一度」「私が火付けしました!」
言った本人が顔を青くした。スルガさんはゆっくり頷いた。
「そうよね。なぜ?」「それは……お金をくれるって……」
さらに顔を青くする娘。スルガさんは興味もなく頷いた。
「お金をくれると言った者の名前を言いなさい」
娘は横領したあげくに逃げ出した部下の名を言った。
なるほど。どうも自分は恨まれているらしい。この間もそういうのがあった。「分かりました」
スルガさんが絶技を解くと、火付け犯は顔を真っ赤にして怒り出した。
(スルガ編 第三十五話)