■わくわくハイウェイ スタンプラリー
荒木が藤前に風呂からの電話で企画を頼んで、藤前が作成した企画。
というか翌日に、前日に頼んだ企画の概要をこっそり荒木に送ってくるというのは
結構速すぎるような気がするが・・・。何にせよ、このスタンプラリーにより
希望世界介入を行う勢力の動きを制限できる。
■根拠ログ
翌日になると荒木のところにこっそり企画の概要が送られて来た。「わくわくハイウェイ スタンプラリー」
と、電話で話した通りの内容だった。少し違うのはNEFCOを支える義勇社員の皆集まれ、という内容だったことだ。
荒木は企画概要を読みながら、自らの顎をなでた。義勇社員か。確かにあれならいいかもしれない。
なにせ、色々な物好き、いやいや、各界のスペシャリストの集まりだから、何か希望世界で起きても対応できる気がする。
もちろんこっちの世界でのアクセス制限もできるだろう。なんの事情も話してないが、藤前、良くやった。
俺だけはお前を褒めてやるぞ。心の中で。
実行されれば介入している団体は一時的に身動きが取れなくなるだろう。
スタンプラリーの実施は前倒しに前倒しを重ねて年内スタートになった。
問題は敵がその前に行動を起こした場合だが、その場合はどうしようもないと荒木は腹を括った。
(スルガ編 第四十二話)