■ニホンに登場した戦闘騎
幻想交流 ニホンでも戦闘騎が登場した。それは小久保と付き合う女の姿で現れ、歌を使っているようである。
しかし現れた戦闘騎は、石清水によって倒されてしまう。
口から大量の触手を出しているらしい。
石清水に負けたのは、弱いものいじめばかりをしていて、石清水の強さを理解し損ねていた事である。
石清水が倒した後は、融けていなくなったという。
戦闘騎は誤報だということになったらしい。
しかし、監視カメラは常時動いてるはずであり、監視カメラが動いていなかったのは
何でだろう。
■根拠ログ
小久保と女を見る。張り付いたような笑みを浮かべている。何か歌を口ずさんでいるよう。
「さすが、騎士は優秀だね」「それに比べると石清水君はあまり優秀ではない」
どっちがどう喋ってるか分からぬうちに、二人が溶け出し、二匹に変容した。
四本足の黒い獣の顔に、人間の顔が張り付いている。
「バカだねえ」「バカだねえ」
二匹の戦闘騎が交互に言って笑った。嘲りの笑い。だがすぐに終わる。
一匹の顔、小久保の顔が驚愕で歪んで壊れて、崩れ去っていた。
戦闘騎が口から大量の触手を出しながらうめいた。
強そうと強いは違い、本来二つはさほど強く結びついてないということを、弱い者いじめばかり
していた戦闘騎は理解し損ねていた。(スルガ編 第46話)
「痕かなにかあったか」
「あれば良かったんですけど、まるで融けたみたいになくなりましたよ」
実際は、石清水が倒した直後に融けてなくなった。しかし、それに木林は気付かなかった。
(スルガ編 第四十七話)
「戦闘騎だが、誤報かもしれない」「良かったじゃない?」
そうよね、とトヨタさんは納得する。それはまあ、そうだろう。
「監視カメラ……記録装置に映ってなかった。というよりも、監視カメラが動いてなかった」
(スルガ編 第四十八話)