N高

■N高

おそらく、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校のことだと思われる。

シミズさん曰く、フジマエという人物が、これからは教育を充実させるべきだと
言って、各地の子弟に日本風の教育を施すことにしたとのこと。

シミズさん、フジエダさん、モリマチさんはこの学校に通っていた。
通信教育を受けていた。同じクラスメイトだという。

シミズさんは、12歳、小学生の時、この高校に通っていたという。
シミズさん曰く、学校は楽しく特別なカリキュラムがあったという。
また、ここでは日本語を教えていたという。シミズさんは日本語の読み書きができる。


■根拠ログ
N高に通っていた、というより、通信していた頃だ。
確かフジマエと言ったか、そういう名前の人が、これからは
教育を充実させるべきだとか言って、各地の子弟に日本風の教育を施すことにしたのだった。
その時私は12歳。小学生、良くて中学生程度の年齢だったのだが、高校に入学した。
大人の事情というか、適当な受け入れ機関がなかったせいらしい。
それでも学校は楽しかった。特別カリキュラムもあったし、暇を自称する生徒が勉強を見てくれもした。
話し言葉は絶技の翻訳が効いても、書き言葉はそうでもない。私は日本語を覚えるのに苦労した。
それでも、皆が応援して手伝って、時には怒ってくれたので、どうにかこうにか
日本語を読み書きできるようになった。この文章も、日本語で書いている。
忘れないように。これを忘れたら、私はクラスメイトまで忘れてしまうかもしれないから。
私は幸せだった。その頃は高速道路もなかったけれど、それでも幸せだった。
毎日日本に触れて、毎日勉強して、そして友達がいた。
(シミズ編 第一話)

最終更新:2017年06月21日 11:34