2008.07.19 01:55
水上 える
「うそつき!あんたなんか大嫌いよ!」
「どこに行くの?」
「お母さんを探してくるの!」
「だからお母さんはここいにいるって言ってるじゃないか」
箱の中から次から次へと出てくる真っ赤な猫を持ち上げて、僕は言った。
「それは猫よ」
「猫が欲しいって言っただろ?」
「猫も欲しいけどお母さんがいらないわけないでしょ」
「わがまま言っちゃいけないよ。両方欲しいなんて」
「……その箱はなんなのよ」
「人間を入れると、代わりに無限に猫が出てくる箱だよ」
「その箱にお母さんが入ったの」
「うん、そう」
次から次へと湧いて出る猫を見つめて君は無言になった。
「じゃあ君も猫になっちゃえよ」
僕は煩わしくなったので君を箱の中に押し込んだ。
ああ、僕は猫に埋もれた。
野良(--)
コイツは関係的になんなんだろう。兄弟のようでもありそうでないようでもあり。07/19 20:57
水上 える
誰なんでしょうねえ。赤の他人の方が怖いような気もするし。07/20 00:43
最終更新:2009年09月28日 02:23