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モモと『楽園と聖戦士と僕』

2008.07.14 00:03

モモと


 三日月の下、少女は囁いた。
「あたしね、楽園へ行きたいの」
 彼女が聖戦士だということは初めて出会ったときに彼女自身から告げられていた。そんな言葉にも、僕はいつも通りの淡々とした答えしか返すことができなかったけれども。
「楽園へ行きたいの。……だって、お兄ちゃんがいるのよ」
 楽園へ行くというのはつまり、彼女が死ぬということになるのではないのだろうか。仮にも聖戦士の彼女、自殺などは許されないに違いない。
「行きたいの。どうしてもよ」
「じゃあ、我慢できなくなったら僕が殺してあげるよ」
 かすかな月明かりでは彼女がどんな顔をしていたのかは覚えていない。僕は楽園など信じていないし、これからも信じるつもりなんてない。
 けれど、彼女が望むなら叶えてあげるというのが救世主の役目なんだろう?


                    *

滑り込みセーフ?


水上 える
まだまだセーフです。
兄妹ブーム再燃???
強い人とそれを殺す役目の人ってネタはけっこう好き。07/14 01:53

モモと
女の子、とくに大人になりかけの子には「兄貴」と呼ばせるより「お兄ちゃん」って呼ばせるのが好きなんです。書いた後、しまった兄妹になったって思ったので意識してないんです。えへへ
ちなみに救世主は後付けでした。そうは見えなくても後付けでした。07/15 00:00

野良(--)
殺害ネタというのはどうしても思いついてしまうから最近はあえてセーブしている。
そうでないネタで、となるとけっこう難しいんだよな。07/15 17:59
最終更新:2009年10月03日 00:36
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