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ミカヅキ『ミラ・ジョボビッチとウマ・サーマン』

2008.05.24 01:09

ミカヅキX

ミラ・ジョボビッチとウマ・サーマン

 「ねえ、勇太郎は、ミラ・ジョボビッチとウマ・サーマンはどっちが好きやねん?」
 「黙れ、かたつむり食い。俺は、グレタ・ガルボが好きなんだ!」
 「なんでやねん!」
 「痛いっ!お前、突っ込みと地獄突きは違うって、何べんいったらわかるんだ!」
 「で、勇太郎はミラ・ジョボビッチとウマ・サーマンはどっちが好きやねん?」
 「だ、か、ら、俺は、グレタ・ガルボが、好きなのだー!」
 「なんでやねん!」
 「痛いって!なぜいちいち突っ込む!」
 「だって、突っ込みは日本における会話のエスプリやねんで」
 「その変な大阪弁と、間違った日本文化を正せ!直せ!そして黙れ!」
 「なんでやね…」
 「へっへー。そう何度もやられるかってーの」
 「勇太郎は、うちとエスプリ楽しむの、嫌いやんか」
 「な、泣くな、馬鹿」
 「うん。で、ミラ・ジョボビッチとウマ・サーマンはどっちが好きやねん?」
 「なんだってんだよ。ミラ・ジョボビッチとウマ・サーマンがどうかしたのか?」
 「えへへ、うちミラ・ジョボビッチとウマ・サーマンに似てるって、言われますねん」
 「ただガリガリなだけだろ」
 「ガリガリ?そうガリガリね。ガ~リガ~リ~くん!あまーいね」
 「わけわかんね。いいからあっちいってろよ。明日テストなんだよ、俺は」
 「テスト?勇太郎は、うちと快楽主義より、ベンガクにはげみますのんか?」
 「はげみますのんや!だから、あっちいてろ」
 「うーん。勇太郎、病気持ちね。うちが治療してあげるっちゅーねん」
 「や、やめろ、やめてくれー」

 母の友人の娘とかいう、フランス人の少女、パンタローネ・ドラクリフが我が家に居候してからはや一月。俺の日常は崩壊しつつある。

 「お、お前、何考えてるんだ!」
 「お前ちゃうちゃう、パンドラいいまんねん」
 「何でもいいから、二度と俺に触るな!」
 「へえ。三度やったよろしいんか?」
 「いいから、消えろー!」
 「えへへ。服だけ消したらええやん。あと電気」

 果たして俺は、家を飛び出し、泣きながら友人の部屋に逃げ込むしかなかったのだ。







水上 える
漫才かと思いきやギャルゲ? 男なら泣いてる場合じゃない。いただいてしまえ( ̄∀ ̄05/24 01:58

ミカヅキX
あー。漫才という手があったか。05/24 03:07

野良(--)
漫才の会話は考えると難しそうだ。
芸人の本が売れるのもわかる気がする。05/24 20:27

モモと
勇太郎くん、女の子に負けてますねー
男は女に弱いという摂理が垣間見えた気がします。05/26 00:49
最終更新:2009年10月19日 01:47
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