2008.04.29 01:06
水上 える
「どうして、完成させないんだい」
「教授……だって、終わらせたくないんですもの」
「これが完成したからって、終わるわけじゃない。次の作品にとりかかればいいし、次の論文を書いたっていい」
「でも、これは、特別なものなんです」
「そうやって先に進まないのもひとつの選択だということはわかる」
「ええ、忘レモノを残しておかないと……もうここには戻ってこれなくなるようで……」
『引き裂かれた自我』と題された、その不思議な彫像は
中途半端に着色されたまま、机の端にひっそりと置かれている。
人間になりそこなった植物、蔦、螺旋階段、電線、針金、コード、チューブ、自転車の車輪。
人造物と自然物の融和した、そのような美術品だった。
「しかしもう一度考え直した方がいい。ここに戻ってくる必要があるのかどうかを」
「教授?それは、私がもうここには必要ないということですか?」
「君の未来を見つめるべきだといっているんだ。君自身の」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なんとなくあの大学の研究室の雰囲気が好きです。
それだけです。
もじゃもじゃ。
野良(--)
教授とかっていい響きだな。ドクターとかプロフェッサーとか。
異世界ファンタジーでは使いにくい言葉だ。04/29 23:34
水上 える
異世界ものでも学校があれば教授くらいいますよお。04/30 23:31
野良(--)
どうも剣と魔法のファンタジーだと違和感を感じる気が。
使い方次第なんだろうけど。05/01 19:01
最終更新:2009年10月25日 01:44