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ファンタジー世界・単語論

2005.08.22 00:11

abendrot

どこに書き込めばいいものか、悩んだ挙句にここに書いてみました。
先に言うと、なかなかディープな話です。でも、どうしても聞いてみたいので聞きます。

皆さんは、ファンタジー世界(現実世界をベースとしない、異世界ファンタジー)に現実世界のものを持ち込むことに賛成ですか、反対ですか?

たとえば、単位(距離とか時間とか)を現実のものと同じにする。「あの街まであと○キロメートル」とか、「今日は○月□日」とか。もう一つは、物事を持ち込むこと。「あたり一面、ひまわりの花が咲いている」とか。

とりあえず、私の意見は、基本的に反対です。
理由は単純で、要はファンタジー世界の雰囲気を壊したり、読んでいる途中でいきなりファンタジー世界から現実世界に引き戻される感じがするからです。

まず、単位については、完全に使用することに反対です。この辺りは、文章書く上で何が何でも回避するか、新しく自分で単位を作るか。まあ、後者はほとんどしないですが、月日の名称くらいなら極まれに創作します。(獅子の月、無月の日、とか)

で、物事については、一部だけ気になる単語があります。
それは、その単語だけでモノを簡単に想像できる言葉です。例えば、「ビール」とか「ひまわり」とか。その単語を書いてしまうと、それだけで想像の余地なく一つのものが頭に浮かぶ単語。大抵の場合、前後の文を読んでも、その単語は妙に浮いている。何もそんな限定的なモノにしなくても、話の筋には差し障り無いのに、何故か使われている。こういうのが、気になります。
勿論、同じように「ビール」という単語が使われていても気にならない作品もあります。「ランドールに、煙草」は気になりません。それは、あの街の雰囲気と煙草が合致するからだと私は思います。多分、あの空気なら同じように「ビール」という単語も紛れてくれる。けれど、あの町の中に「鉛筆」があるのは、どうしても気になります。
どこで線引きがされているのか、私もまだ良く分かりません。

あと、もう一つ。これは、錬金術についての考察を書いていて思ったことなのですが、とても特殊な単語、専門知識が登場するのも、私は気になります。要は、「錬金術」とか「科学」とかです。
その単語を用いることで、今度はその「世界」が容易に想像できてしまう。しかも、困ったことに、読む人それぞれが少しずつ違う世界。
例えば、「錬金術」は、既に現実世界に存在したものです。だから、錬金術に詳しい人からすれば、その単語を見たらその世界は「中世ヨーロッパ」になってしまう。けれど、錬金術など何も知らない人が見れば、「錬金術」=「魔法」といったものになり、その世界は完全な異世界です。この差は大きくないですか?

勿論、これらのことに関しては、ある程度は作者がその世界のルールに導いてくれると思います。けれど、そうなると、今度は読者が窮屈な思いをすることもある。「この世界では赤というのは、、この色である」とどんなに上手に説明しても、付いて来れない人がいると思います。個人の持つイメージを払拭するのは簡単ではないですから。


こういったことを考え始めるときりが無い……長くなりましたが、とりあえずはこんな感じの意見です。
皆さんのご意見・反論・と言うか長すぎるよこの書き込み等を聞かせてください。

あ、ちなみに、なんだか言い訳がましいですが、私は共有世界に「錬金術」という概念を持ち込むことに反対しているわけではないので。ここでは、あくまでも「異世界ファンタジーに持ち込む単語」という考えだけを中心にして語りました。誤解のないように、一応それだけは書いておきます。


しぐれもん
ファンタジーで現代単語は、「反対派」です。
例えですが、
戦国時代の日本を書いてる小説で、デートやキスと言った単語を使わず、逢い引きや接吻という単語を使うのが暗黙のルール。
ファンタジーでは、ファンタジーでの単語を使うべきです。08/22 00:17

野良(--)
 いいねぇ、こういうネタもこのサークルの醍醐味のひとつだ。
 ガンガンテーマをくれてください。

 単位や物品に関する表記の問題。俺も小説として書く際にはそこそこ注意する点です。
 ただ、このへんも人によって受ける印象が異なる点ではあるよな。
 例えば俺は、ファンタジー世界においてセンチは違和感感じるが、フィートやインチって言われるとなんとなく受け入れられる。寸や尺も許容できる範囲だ。
 時間の単位は微妙だが、一刻を「ある程度の時間」という意味で使うことはある。刹那なんてのはよく使うし。
 ようするに、この手の表現は、作者によって異なることであり、読者はそれを受け入れて読むしかないのではないか、ということだな。なにしろ、万人が納得できる世界観なんてものは作りようがないわけで。慣れてもらうしかないだろうなと。作者が読者に対して、その世界に慣れやすいように配慮することは必要だと思うけど。

 単語に関して、「人間」「猫」「木」などが現実と異なるものを示す場合。これは別の言葉を設定するべきだと俺は思う。名詞でこういった簡単に想像できるものの場合、最低でも外見はそっくり、というものにすべきだろう。ワンワンと鳴く「猫」と表記されても、説明無しで想像できるのに対し、ブルドックのような「猫」と言われてもわけがわからないからだ。その世界にいることが前提だけどな。猫のいない世界で「猫のような」という形容はありえないわけだし。
08/22 01:44

野良(--)
 専門的な言葉に対して。これは厄介だよな。正直「錬金術」という言葉で、人によってこれほど印象に差があることはちょっと考えていなかった。いや、勉強になる。
 問題は、作者としてはどの言葉が専門的かがよくわからないことなんだよな。特に元が空想的産物であるファンタジーなものは。ゴブリン、からイメージする形も人それぞれだろうが、大抵の小説ではその容姿はあまり深く説明していないはずだ。
 これも単位と同じように、読者に受け入れてもらうべき領分だと思う。十分な説明が話の中でされていることが前提だが。一人で作ってると見落としがちなんだよな。だから出版には編集という仕事があるのだろう。

 以上が俺の意見。
 基本的に、作者もがんばるから読者もついてきてね、というところだな。
 肝心なのは、その話が面白いことだろう。内容が楽しければ、よりよく知ろうと思ってくれるだろうからな。多少の違和感はガマンして読もうと。
 作者が最大限違和感を無くす努力をしていることが前提だがな。

 そして共有世界のことをいわせてもらうと、この場合は単位や言葉の定義はしっかりとしておくべきだと思う。そうでないと共通した世界だという雰囲気がもてないからだ。
 しかし単位なんかはややこしいなぁ。センチやグラムをそれっぽくファンタジックにするか?
08/22 01:44

しぐれもん
ドルをちょっと変えて、「ダラー」とか。
ありきたりですね。
Moneyから「モネイ」とか。
円(Yen)から「イェン」とか。
ファンタジーから「ファン」とか「タジー」とか。
設定上の、先進国的な国から、由来を付けるとか。08/22 16:41

abendrot
えと、その世界に無いものを表現として使うのは勿論論外です。でも、「あってもおかしくないよなぁ」というものに関してはどうでしょう?

単位については、私の意見は「出来るだけ使わないで、表現する」がいいのではないかなぁと思います。きっとそっちの方が文章力が付くし(笑 
何か単位を作るにしても、お金の単位くらいでしょうね。距離とか重量は、例え共通単位をつくっても、読む方にとっては、覚えなくてはいけない横文字(漢字でも同じですけど)が増えるだけでしょうし。08/24 23:15

野良(--)
その世界においてどの程度のものがあるか。これがややこしい。
テレビやクーラーなんてものがあるのはおかしいだろうが、映像を送る水晶球だの、冷気を生み出す杖だのはアリだろう。それに単語として「テレビ」「クーラー」を使う……まぁ俺なら適当に造語を作るな。
うーん、ちょっと内容から離れるか。まぁチャットの雑談のネタにでもしよう。

単位だが、現実の標準単位をちょっとファンタジーっぽくする、という方法もいいかもしれない。メーターをメル、グラムをグーラ、とか……イマイチだな。それに厳密にいえば10メルとしてもその世界ではなんか奇妙だよな。10の読みが日本語なのに、単位がその世界の単位読みってのも。
そもそも1メルが1メーターだと説明する方法がないや。設定で小説外に書くしかないんだ。俺流だと。
どうするのがいいんだろう。単位を漢字表記にするか?
08/25 00:39

しぐれもん
そう考えると、ハリポタの設定楽ですねー。
現実世界(マグルの世界)と全く異なる世界ではないわけですから。08/25 16:44

水上 える
ええと…そんなに反対ではない人です。。
「100円」はあまり使う気にはならないですが…「1分」は使う…
ひまわりもバラもOKですね。。。読者に意味が伝わるためを前提に、です。
「あたり一面、ぱけらぽけらの花が咲いている」
説明がなければ意味がわかりません。
「あたり一面、黄色くて大きな花が咲いている」 とすればいいですか?
でも、「花」が何か、という定義が現実と異なっている可能性は、どうすればいいですか?
造語で置き換えるのもいいですが、多くなりすぎると読みづらいです。初心者は拒否されているような気がします。。

むこうの世界にある、こちら側では「ひまわり」と呼ばれる何かに当たるもの、と認識してもらえればよいんですけどね。。。

うーん、ただ、時間は、世界観によると思います。太陽の周りを地球と同じようにまわってない星には、1年が12月、1日が24時間の理由がないですもの。。

…って、いうほど純ファンタジーな世界を作ってないかも、私。。。09/04 06:58

水上 える
単位……「りんご3こぶん」?09/04 06:58

しぐれもん
造語ばっかりは難しいですねー…。
時間だったら、朝昼夜とか抽象的に使いますね。(それだって、地球と同じじゃないですけど) 
トールキンは、地球の6000~7000年前を使ってますしね…。
ホビット庄はイングランドだっけ?(うろ覚え)09/04 10:40

野良(--)
俺的には「1分」をファンタジーで使うのは違和感感じるな。
それはつまり、「1分」という時間を計る方法がないといけないわけで、
「1分」を最初にどう計ったんだろう、という疑問に突き当たるからだ。
でも、モノとして時計はあってもいいよなぁ、とも思うな。書きながらそう思った。

ぽけらぽけらの場合、俺ならば、
「ぽけらぽけらの花が咲き乱れている。太陽のように大きな花弁を、まっすぐ光の方に向けて」みたいにするかな。最初の文章だけでも、とりあえず「花」であることはわかるわけだし。「花」の意味が異なる場合、これはどうすればいいのやら……。
もっとも、ひまわりと同じ形であるなら、それは「ひまわり」としていいんじゃないかね。わざわざ造語にする必要性を俺は感じないな。
09/04 11:47

しぐれもん
ぽけらぽけらって…和みますね(関係なし

1分は、確かに違和感ですね。
何ででしょう…?科学的?近代的?う~~ん…………09/04 14:30

abendrot
ぽけらぽけら……何故だろう、麻薬の名前に見える--;

何もかもを造語とか、別の言葉で言い換える必要はないと思うんです。だって、そんなことしたら小説書けないし。
でも、だからこそ、どの辺りまでは許せる(?)単語なのかが余計に分からないんですよね。こうなってくると、最終的には個人の感覚によるのでしょうか……09/04 18:25
最終更新:2009年12月19日 02:26
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