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小説「ランドールの日々」―0―

2005.09.01 00:24

野良(--)

 交易都市ランドール。
 北へと延びる『白金の路』。南へ続く『常夏への街道』。そして東に迎える『流れる道標』。これら三つの大路が交わり、西にミューゼオ海を臨む。陸海の便に恵まれたこの街は、その二つ名に相応しい大陸有数の規模を誇る交易の要(かなめ)として発展してきた。
 特徴的なのは街を貫く大きな運河セルディオと、そこから広がる水路の町。そして様々な交易の品を扱う市だ。
 東から上層一般の区画を貫く優美な運河は、ランドール最大の『橋の市』の下で流れを分け、港湾へと注ぐ下町の水路網を造りだしている。上流から流れに沿って眺めていくだけでも、街の様が楽しめるだろう。
 住み着く人々も様々だ。商人職人労働者は言うに及ばず、上は貴族豪商が居を構え、下には浮浪者重罪人と幅広い。
 日々行き交う人・物・金と騒動の種。表から裏まで全ての店を集めれば、ここで手に入らぬものはないだろう。
 繰り返される異なる日常は、下町の逞(たくま)しさと貴族の麗(うるわ)しさ、そして、闇の孕(はら)む嫌(いや)らしさの織りなす物語。

 これから語られるのはそのほんの一幕。
 街の平和を守るため、日々奔走する警備兵たちの話である。



野良(--)
ブログの方が一段落したのでこちらと同時に公開。
これからの一連の話で、俺の描いているランドールというものが大体わかってもらえればいいなぁ、と。
細かな質問もお待ちしております。
決めてないことは決めてないと答えますゆえ。09/01 00:26

しぐれもん
風景描写すごいなぁ…。09/01 00:55
最終更新:2010年03月17日 04:14
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