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作中魔法使用に関する個人的な意見

2005.07.14 23:24

abendrot

うーん。大学一年生のレポート題のようですね、タイトル。

レスでも書いたんですけど、私が書く小説では、魔法はある一定の人しか使えない、というパターンが圧倒的に多いです。(というか、そもそもそんなにたくさん小説書いていないような--;;;
それこそ、腫れ物的なものとして、主人公やその他一部の登場人物に付与するわけですが、そういう話は、大抵テーマが「魔法とは?」などの、魔法に関するところにあります。つまり、私は「テーマにするために魔法を(作中で)使う」ことが多いんです。逆に言えば、テーマがそれとはまるで関係のないところにあれば、魔法なんて使っても使わなくてもいいんです。どっちでもいいから、使わないことが多いかも。
というのが、私の小説に対する魔法の取り扱いですね。
で、使っても使わなくてもいいなら、どうして魔法を普遍的なものとして扱わないのかなぁ、と考えたんです。

それで、気がつきました。

 魔法を普遍的にするには、とにかく説明が要る→説明が苦手

たとえば、木という単語はいちいち説明なくても、大抵誰もが同じようなものを思い描きます。(大きさや色は別として)
でも、魔法という言葉は、何の説明もなく話を書くと、読者は様々な「力」を思い描くと思います。今現在、現実の世界では「魔法=説明のつかない不思議な力」とこんな感じで受け取っている人が多いと思うからです。それこそ、手から火が出る、死人が蘇る、などどんなものでもある。
作者はある程度、作中の魔法に対して自分の中で制限を設けているでしょうが、読者はそうとは限りません。下手をすれば「魔法=万能」と見ることもあると思います。
冒頭や話を進めていく上で、いちいち「これは制限されている」とか「こういうのは出来ないことになっている」と説明するのは、私個人としてはすごく面倒なんですよね。それに、文才がないせいもあるでしょうが、本当に頭ごなしな説明になり、読み進めていく上でその部分が引っかかるんです。そういう箇所をさらっと流せない。
だから、逆にはじめから制限された力をごく一部の人間だけが使える方法で書くのだと思います。

ミヒャエル・エンデという作家、皆さんはご存知ですか?
昔、卒論書いたときに読んだ彼の言葉に、「ゲームのルールと同じで、物語の中にも破ってはいけないルールが存在する」というようなものがありました。(うる覚えなので正確な引用ではないです)
魔法は、一つの作中ルールであると私は思います。
でも、私はそのルールを読者に上手く伝えることが出来ないんですよね。自分ではルールを理解していてその中で動いていても、読んでいる人にそれを上手く伝えられない。だから、変に「ルールブック」のような文章が出来てしまうのだと思います。


だんだん意味不明になってきた-m-; 長くてスミマセン。
まあ、何やらわけの分からないことつらつら書いてきましたが、意見・反論してやってください。恫喝もあり(笑





 野良(--)
話の内容によって魔法の在り方、扱われ方が異なってくるのは確かにそうだな。
テーマがはっきりしている場合、それを際立たせるために使った方が有効だろうし。
魔法そのものについて謎を用意し、それを解明することが目的になるような場合、異能とか、この世にはあらざる力として認識されているような気がする。まさに魔法というわけだ。

俺の場合は基本的に、テーマを決めて話を考えるのではなく、世界をつくってその中から話をひっぱりだしている感じなので、魔法はその世界の基本要素になっている。電磁気力や重力のように、意識もせずに働いている力として考えているな。まぁこのへんはいろいろ頭の中で細かい設定があるわけだが(笑)

その世界に魔法が存在する場合、それを読者に説明しなければならない。
これもそうだと思う。しかし、冒頭からその全てを説明するわけにもいかないから、たいていの場合は説明用のお話を一本考えることになるんだろうな。一作の中だけで全部は到底無理だわ。
その場合、断片的に提示した材料が読者の想像により解釈されるというのもわかる。というかそういうものだろう。
でもまぁ、それはそれでいいんじゃないかな、と俺は思うけどね。
世界の提示を目的にしているんだからこういう考えはまずい気はしないでもないが。ルールブックのようなものを別につくってもいいんだけどな。それはそれでそういうのが好きな人もいるだろうし。俺とか。
しかしまぁ小説を書く以上、その話の中で世界を体験してもらえる形がベストだろう。そういうものを書いていきたいものだ。うわぁ、すげぇ高望み。

完全に別世界を舞台とする場合、魔法のみならずあらゆるものに基本的な説明が必要だと俺は考えているね。
登場人物として人間を出すにしても、基本は俺らと変わらないとしても、なんらかの能力があるだけでそれは「人間型の人間でない生き物」になってしまうからだ。
もっとも、そんな説明ばかり事細かにやってはいられないから、やっぱり読者の想像というか経験からさまざまに解釈されるのは避けられないのではないかなぁ。
ある意味、読者によってそのお話・その世界はまったく違ってくるのだろうね。07/16 14:40

 水上 える
そうすると、「スレイヤーズ」のやり方なんかは、上手いんでしょうね。
主人公の連れを、魔法の事をよく知らんクラゲ頭にして、主人公が彼に説明すると言う形で、読者への説明も兼ねる、という。07/23 23:44

 野良(--)
ガウリィくんか。懐かしいなぁ。
はじめは魔法に疎いだけだったのに、いつの間にか常識全般に疎くなっていた(笑)
お話的には使える方法だが、それまでの人生のなかでその程度のことを知ることもなかったのか?
と疑問に思ってしまわなくもない。
俺はあまり使いたくないな。誰かに説明している、というシーン自体は有効だと思う。
07/29 00:59

 しぐれもん
そういう意味では、賢者っていうか物知りじいさんていうか・・・
とりあえず、魔法に精通した人は必要だと思う。
(世界観によって違うけど。)
読者に想像させる読み方もあると思う。08/01 03:17

 野良(--)
読者の想像にまかせてしまうと意図したものとまったく違うものを思い浮かべられてしまう可能性が高いからなぁ。
元ネタ、ゲームやマンガや小説があれば大体共通した認識になるんだろうけど。
それでも魔法の本質なんてものまで説明しているものはあんまりないか。
お話としては必要ないしな。
しかし、共有世界を設定してお話を派生させる場合は、描写なんかの点で重要かつ便利だと思う。
なんとか簡潔な説明を含めた設定を作りあげたいものだ。
08/04 20:20

 しぐれもん
う~~ん・・・・。
俳句とかなら、読者のとらえ方でも味がある。みたいな感じなんですけどねぇ~・・・。
○○に例えると~、みたいなのがあれば、わかりやすいかもしれませんね。
まぁ、あんまり現実的すぎるのはファンタジーの世界観を壊しかねませんが。08/05 00:00

 野良(--)
俺は小説内で説明を行う場合、その世界で認知されている内容でしか行わないことにしている。
しかしこれも厳密には難しいんだよな。プラズマとかは使いそうだし。
でもまぁ、例えば遠距離の会話を例えるのに携帯電話のように、という言い回しは使わない、というような。
ようするに、その世界観から逸脱した言葉は使いたくないんだよね。雰囲気壊すから。
似たような問題で単位というものがある。
あまりメートルや秒といった、実際の単位は使いたくない。
これがインチとか尺だとさほど違和感を感じないのだが。まぁ好みの問題かもしれないけど。08/07 13:04

 ミカヅキX
度量衡と通貨単位は、名称だけでもオリジナルなほうがいいと思います。
異世界の描写は、確かに難しいですが、生物の名称や武器防具の類はそのまんまが多いですね。ただ、できるだけ漢字表記にしたりしています。漢字だと、固有名詞というより説明的な感じがして、あんまり雰囲気が壊れない気がします。

複雑な設定に関しては、決めるだけ決めておいて、描写が必要なときに最低限言及する感じでいいんじゃないでしょうか。05/05 13:03

 野良(--)
俺もカタカナ語はなるたけ漢字表記をつけてるんだよね。
まさに漢字の字面だけでどんなものか連想してもらえるから。
共有世界を作る場合には、細かいものまで設定が決まっているほうがいいんだよな。
特に魔法に関しては、なにができてなにができないかをはっきりさせないといかんと思われる。
05/05 21:55

 ミカヅキX
魔法のできる出来ないは、基本的に現実世界の難易度に関して決めるのはどうでしょうか。
普段、我々が道具を使ってできることが初級レベル。機械を使ってできることが中級レベル。大掛かりな機械を使ってできることが上級レベル。現実的には不可能な事が、超上級レベル。
ただし、テレパシー等の簡単な超能力、飛行、動物との会話などは調整すべきだと思います。05/06 02:28

 野良(--)
なるほど。基準の一つとしてはよさそうですね。実際魔法なんてものを使おうと思ったら膨大な労力が必要だろうしな。むしろ破壊的な魔法の方が労力としては小さくなるのか? 効果を単純なエネルギー変換で換算するわけにもいかないんだろうなぁ。
05/06 18:49

 ミカヅキX
初級=マッチ。中級=ジッポー・ライター。上級=火炎放射器。超上級=ナパーム弾。
と、まあこんなイメージなんですが、効果とエネルギー換算に関しては、書き手のイメージやニュアンスでいいような気がします。
たとえば、同じ炎でも、火打ち石でできた炎と、魔法の炎は別だと考える方もいらっしゃるでしょうし。個人的にも、精霊魔法で生じた炎は、そう簡単に消えてほしくない気がします。
05/07 00:45

 野良(--)
モノの形としてはともかく、構造や素材的にはマッチの方がジッポよりも高度な気がするんだけどな。火薬を作らなきゃならないわけだし。魔法の手間ってのは要するにそういうところが欠けて見えるから楽に感じるんだろうな。消費されるものも形が減るわけじゃないし。精神力だの魔力だのというものが資源としてどのように認識されているか、というのもポイントなのかもしれん。05/07 20:50
最終更新:2009年08月13日 11:19
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