七凛その4




遊 「グレイシア!!凍える風!!」

遊は草むらでグレイシアのレベル上げをしていた。 遊 (最初に凍える風を覚えていたのはラッキーだったな)

タウンマップを広げると

遊 「ここが202番道路だからもう少しでコトブキシティか」
遊 (どうやら日が暮れる前には町につきそうだな)

草むらを進むとコリンクが出てきた。

遊 「グレイシア!!」

モンスターボールからグレイシアを出す。

遊 「凍える風!!」

グレイシアの凍える風でコリンクはあっさりと瀕死になった。

遊 (もうだいぶレベルが上がったな)

グレイシアをボールに戻そうとするが
遊 (まてよ?ボールの外に出しておいた方がいいんじゃないのか?)

ボールの中は広くは無いだろう。

グレイシア 「キュウ?」
グレイシアが不思議そうに遊を見つめるが遊はボールを戻し

遊 「このまま行くか?」

グレイシア 「キュ!!」

グレイシアは遊に飛び付いた
遊 「やめろって」

グレイシアを引き連れコトブキシティに到着した。

遊 「広いな」

グレイシア 「キュウゥ」

遊 「まずはポケモンセンターでも行くか」

ポケモンセンターへ入り グレイシアを回復してもらった。

のび太 「あれ?遊君?」
偶然か必然かそこにのび太がいた。
のび太 「どうしたのこんな所で?」
遊 「回復だ」
のび太 「ふ~んそうなんだ」

遊 「お前はどうしたんだ?」のび太は悔しそうに

のび太 「出来杉に勝負を挑んだんだけどぼこぼこにされちゃったよ。」

今後の事などを話していると

ドラえもん 「のび太く~ん」
ドラえもんがやってきた。のび太 「ドラえもん?どうしたの」

ドラえもん 「ねぇのび太君一緒に冒険しない?」

のび太 「いいよ、でもどうして?」

ドラえもん 「僕もうのび太くんが心配で心配で……」

遊 「それじゃ、俺は行くぜ。」

のび太 「あっ、遊君も一緒に行こうよ」

遊 (のび太はともかくドラえもんのパートナーは何かわからないし、ここは仲間を作っておいて損は無いか。)
遊 「ああ、いいぜ」

のび太 「やった!!それじゃあ今日はポケモンセンターに泊まって明日クロガネシティに行こう!!」
ドラえもん 「僕が部屋をとっておくからチェックインが終わったら連絡するよ」
遊 「ああ、わかった」

言いつつ遊はポケモンセンターを出た。

遊 「もうちょい、レベル上げでもするか、行くぞ」

グレイシアを引き連れコトブキシティを出ると

ジャイアン 「遊じゃねぇか」
ジャイアンとスネ夫に出会った
遊 「お前ら今着いたのか?」
ジャイアン 「ああ、トレーナーを狩ってたら時間がかかってな」

遊 「ふ~ん、じゃあ俺は行くぜ」

スネ夫 「ちょっと待った!!」
行こうとした遊をスネ夫が引き止める。

遊 「なんだ?」

スネ夫 「せっかくだから僕とポケモンバトルをしない?」

一回は勝負をしてみたいと考えていた遊には絶好の機会だった。

遊 「ああ、いいぜその勝負受ける」

スネ夫 (負けても技は確認できるし、勝てば経験値も入るしこの勝負に損はない……最後に笑うのは僕だ!!)

遊 「グレイシア!!」
スネ夫 「ブラッキー!!」

遊 (スネ夫はブラッキーを選んだか……)

スネ夫 「体当たり!!」
ブラッキーはグレイシアに体当たりを仕掛けるが

遊 「避けて、凍える風だ!!」
グレイシアの凍える風がブラッキーの体力を奪う。

スネ夫 「ブラッキーの特防の高さをなめるなよ!!」
スネ夫 (わざは凍える風か……)
だが、あと二発で ブラッキーの体力はなくなってしまうだろう。

スネ夫 「ブラッキー!!かみくだく!!」

遊 「何っ!?」
ブラッキーのかみくだくがグレイシアに直撃した。
いくら弱点じゃなくても攻撃力が80のかみくだくは
結構ダメージを与えた。

遊 (もう体力が半分も無い……次に先制されると負ける……そうだ!!)

遊 「グレイシア、凍える風!!」

スネ夫 「無駄無駄!!止めだかみくだく!!」

ブラッキーよりグレイシアの方が速く動いた。

スネ夫 「えっ?」

遊 「凍える風!!」

ブラッキーは倒れた。

スネ夫 「なんで……さっきまで先に攻撃できたのにっ!?」
納得できないスネ夫に遊が説明した。

遊 「凍える風の効果だ」
スネ夫 「凍える風の…そうか!!」

ジャイアン 「どういうことだよ?」
遊 「凍える風は攻撃が当たると相手のすばやさがさがる…」

スネ夫 「凍える風は二回当たっていたから二回分すばやさが下がって先に攻撃された……って事か」
スネ夫が落ち込んでいると。
遊 「出し惜しみせずにかみくだくを使っていたらわからなかったな」
スネ夫 「いや……僕のミスだ完敗だよ………でも」

遊 「?」

スネ夫 「次は負けないからなぁぁ」
スネ夫は泣きながら走り去った。

ジャイアン 「おい、スネ夫~」

ジャイアンもスネ夫を追って走って行ってしまった。
遊 「……そろそろ、戻るか…」

遊もコトブキシティに戻るが彼は気付かなかった。
出来杉が二人のバトルを 見ていた事に。
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最終更新:2009年09月30日 18:34
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