条間(尺・尺一)
条間(じょうかん)とは、田植えの際の苗の列と列の間のこと(一列を1条と呼ぶ)で、通常は30cmです。機械が普及する前の手で植えていた時代から30cm(1尺)間隔で植えていたことが元になっています。
※手植えをしていた当時は、一尺間隔の尺角植が主流でした。(隣の条とも、同じ条での前後の苗とも30cm間隔にする植え方)
なお、ポット式田植え機(みのる式)の場合は条間が33cmです。また、一部のメーカーでは通常の苗箱の苗を使う(マット式)田植え機でも30cmと33cmの2種類を用意しており、低温で苗の活着が良くないことから以前はポット式が主流であった北海道では、その後の技術革新・品種改良などでマット苗が増えた現在も、条間33cm間隔の(マット式)田植え機が使われることが多いようです。
30cm間隔を1尺から「尺(しゃく)」、33cm間隔を一尺一寸から「尺一(しゃくいち)」と呼ばれます。
※ポット苗の条間や北海道で33cmが主流な理由は、稚苗で植えるマット苗と異なりもっと成長した成苗で植えるポット苗の場合は、間隔を広げても同じだけの収量が取れる、もしくは(条間を広げても収量が変わらないため)面積が広い北海道の水田で苗を節約するため、など諸説あるようですが、不明です。(要調査)