第一回 これが世間の厳しさか

【トレーラー】

季節は秋。――というにはまだ早い、9月が始まったばかりの時候。
夏季休業の期間を終え、それぞれ思い思い休みを過ごした貴方たちは、久方ぶりに再会されるこれからの学園生活胸を高鳴らせ、ある敵に直面した。
その敵の名は――――進級試験!パーティで学園のダンジョンに挑み、与えられたクエストを達成する、という内容のれっきとした試験だ!!
ちょっとまってなにそれきいてない。なにせ新2年生が聞いていたのは「新学年のオリエンテーション」を行う日時のみ!
進級試験の存在はそのオリエンテーションにて初めて告げられたのだ!!
各々の理由でオリエンテーションを欠席した生徒たちがその存在を知ったときには時既におすし、違った遅し。
周りは既にことごとくパーティを組んでしまっている!
これは――まずいのではなかろうか。
そうおもった貴方たちは行動を始める。

アリアンロッド2E <学園Eにおける目録>シリーズ
第一回:これが世間の厳しさか

そう、全ては己の未来を刈り取…違った。勝ち取るために…!

【ハンドアウト】

PL1:若旦那さん コネクション:バーネット
あなたはエルクレスト学園の用務員だ。学園が再開され、生徒たちが張り切ってあっちこっち汚してまわる日々が再び戻ってきた。
だがこの自分のかかればこの程度の汚れなどォ――!なんてふざけてみたりしたりしなかったりしつつ、掃除にいそしんでいると、
途方にくれた様子の学園生徒が目に入った。
どうしたんだろう?そう思った貴方は、とりあえず声をかけてみることにした。

PL2:シキさん コネクション:アーロン
あなたはエルコレスト学園の新2年生だ――順当にいけば。そんなあなたは、うっかり寝坊してオリエンテーションに行き損ねてしまった。
オリエンテーション以降に唐突に与えられた3日間の休日を首を傾げつつ過ごしていると、同室の寮の先輩から尋ねられた。
曰く、「お前、進級試験の準備は終わっているのか」、と。
そしてようやく、貴方は明日が進級試験の日であり、今日中にパーティ申請をしなければ、
ダンジョンに1人で潜って試験を受けなければならないことを知ったのだった。

PL3:[[ユース]] コネクション:きゅっぷ…アインスヌァ
実は君はちゃんと進級試験の存在を知っていた。その上で焦っていなかったのは、頼りになる特別学生(プリフェクト)の友人がいたからだ。
高い能力を持つ彼にパーティに参加してくれるよう頼む学生は多く、メンバーには困らない。
そして、その彼と親しくしている君は、彼のパーティに参加する―――予定、だった。突如告げられた裏切りに思わず君は絶句した。
しかし、すでに提出してしまったというのならば仕方ない。
女の子を自分より優先した友人に恨み言を吐きつつも、貴方は一緒に組んでくれる学生を探しに行くことになった。

PL4:きーちゃん コネクション:フーリン
貴方は忘れていた。すっかり忘れていた。
数年間の「わざわざ聞かなくても知ってる」経験は貴方に危機感を忘れさせ、遅刻魔としての性質を発揮させた。
当然のごとく大幅に遅刻して何のことを言ってるのかさっぱりわからなかったオリエンテーションから3日目、
進級試験の存在を思い出した貴方がまっさきにしたこと、それは恋人にすがり付くことだった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年02月08日 17:29