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『そんなモノに構ってる場合?』
混じるノイズ。煩わしい雑音。
頭に割り込む不快なモノ/念話を振り払うように。
少女は無我夢中に、旋律を掻き鳴らす。
『あなた、随分と暇みたいね』
酷く呆れた眼差しを向けられても尚。
少女はピックを握った右手を忙しなく動かす。
無心を装い、冷静を取り繕い。
そうして自らを誤魔化しながら、茶々を入れる『英霊』の言葉を無視し続ける。
『……はあ、毎日この体たらく。マスターとしての自覚がまるで足りてない』
少女は己の技術を磨くべく、スタジオでギターを弾き続ける。
現実を突き付けられた筈なのに、彼女は普段通りの日常に没頭する。
演奏者としての矜持か。現実からの逃避か。
あるいは、理不尽に対する苛立ちか。
その答えは少女自身にも解らない。
『この際だから、はっきり言わせてもらうわ』
聖杯戦争だの、サーヴァントだの、ソウルジェムだの。
意味の解らない知識が、少女の頭の中に根付いている。
興味もない。そんなおとぎ話を信じるような年頃でもない。
そう思っていた筈なのに、少女の脳裏から『奇跡』という言葉は離れない。
得体の知れない現実を、内心では受け入れていた。
しかし、こうしてギターを弾いている。
行き場のない意思を吐き出すように。
少女は、ただただ掻き鳴らす。
『“お遊び”なら後にしろ、阿呆』
絞り出される音色は、歪みを増す。
◆
◆
正午の時刻から既に数時間。
青空に浮かぶ太陽は次第に傾き始めていた。
『指輪』を嵌めた右手で長い髪を撫で上げ、少女は空を見上げる。
闇を追い立てる“日”が去り、やがて“夜”が顔を出すだろう。
それは至極当然の現象であり、子供にだって解る常識だ。
しかし、少女は何かを思い出したように僅かに顔を歪める。
川沿いの道を歩くと、近未来的な光景が目に入る。
風力発電用の風車が幾つも建ち並び、遠方の町並みとのコントラストを形成している。
さながら都市部の竹林とも言うべき数々の風車を見上げ、少女は帰路を進み続ける。
この町の施設、技術は極めて著しく発展していることが用意に解る。
作り出された都会の景観。未来都市を思わせる洗練された施設の数々。市街地に浸透した最先端の技術。
そのいずれも少女にとっては未知だった。
『元いた町』では、こんな風景を見ることが無かったのだから。
だと言うのに、もはや目の前に広がる世界に心を動かされることもない。
見慣れぬ世界も、住み続ければ日常になってしまう。
見滝原。少女にとって聞いたこともない町だった。
何処にあるのかも解らない場所で、何の疑問も持たずに暮らしていた。
途轍もない異常事態であることは、少女にとっても明白だった。
にも関わらず、今の彼女は取り乱すことも慌てることもなく。
あてのない現実に呆れながら、無意味な日々を漠然と過ごし続けている。
聖杯戦争。
穢れの宝石を手にした者達による闘争。
奇跡を巡って競い争う、非日常の物語。
少女―――氷川 紗夜はそれを知った。
何も知らぬ時と変わらず、日常を過ごしていた。
一週間ほど前、サーヴァントを召喚した日に紗夜は問い質した。
「元いた所に帰らせてほしい」と。
当然だ。聖杯だの、魔術だの、そんなものを「はいそうですか」と受け入れられるような人生を紗夜は送っていない。
参加したいと思ってもいない戦争とやらに駆り出されて、黙って従うほど利口でもなかった。
紗夜には元の生活がある。帰る家があり、通うべき学校があり、やらなければならないことも山ほどある。
だから、こんなところで道草を食っている場合ではない。そう考えていた。
されど、現実は非情だ。
「元の世界には戻れない。あなたに与えられた道は戦いだけ」。
それが紗夜のサーヴァント、キャスターから返ってきた答えだった。
棄権は不可能。闘争だけが道標。
理不尽としか言いようがない、紗夜はそう考えていた。
第一、何の予告もなくこんなことに巻き込まれる意味が解らない。
せめて、もっとこう―――事前通知とか、参加の是非とか―――そういうものが欲しかった。
紗夜はやや呑気にそう思い、同時に溜め息を吐き出した。
こんなことをしている場合ではないのに。
その思いが幾度となく紗夜の脳裏を駆け巡る。
氷川紗夜は、バンド「Roselia」に所属するギタリストだ。
このまま行方を眩ましていれば、今後の活動にも支障が出るだろう。
だから、今すぐにでも帰らなければならない。
そう思っていた筈だったのに、どうしようも出来ない。
町から抜け出すことは出来ない。
戦い以外に手段を模索しようとしても、あてが何一つ存在しない。
今の紗夜にとって、やれることと言えば。
此処での日常を過ごすこと。
そして、自宅や貸しスタジオでギターの練習をすることぐらいだった。
例え戻ることが出来なくても、演奏の腕を鈍らせることだけはあってはならない。
ギターは紗夜の全てだからだ。
ギターだけが紗夜の価値だからだ。
これだけは、手放すわけにはいかない。
『まだ決心が付かない?』
ノイズが、頭に割り込んでくる。
不愉快で鬱陶しい濁音が紗夜の脳内に響く。
思わず舌打ちをしそうになるも、紗夜は何とか堪えた。
氷川紗夜のサーヴァント、キャスターによる念話の声だ。
彼女はこうして幾度となく紗夜に語り掛けてくる。
1時間ほど前に投げかけられた言葉が脳裏をよぎる。
―――“お遊び”なら後にしろ。
僅かながら、眉間に皺が寄った。
お遊び。キャスターは、紗夜の執着をその一言で切り捨てた。
込み上げる苛立ち。どうしようもない怒り。
それらを紗夜は胸の内で何とか食い止める。
『あなたはソウルジェムを手にしたマスター、言うなれば選ばれし人間。
逃れようとしたところで意味なんて無い。大人しく現実を受け入れなさい』
こんな小言が毎日、毎日飛んでくる。
紗夜は己の従者がただただ煩わしかった。
キャスターは紗夜を戦いへと誘おうとしている。
紗夜は戦いになど興味は無かったし、戦いたくも無かった。
普通の日常を生きてきた紗夜に闘争願望など無い。
ましてや聖杯戦争という超常の戦いとは無縁の存在だし、縁を持ちたいとも思っていなかった。
『奇跡に興味が無いのか?』
その一言。
それだけで、心に寒気が走る。
紗夜が思うのは、「元いた場所に帰りたい」。
ただそれだけだった。
戦いたくは、無かった。
戦うことになれば、手が届いてしまうから。
『願いの一つや二つ、あなたにだってあるでしょう』
戦うことになれば。
奇跡というものに、縋れてしまうから。
そうすれば、己の胸の歪みを振り払えるから。
しかし、それは最悪の選択に繋がる。
実行してしまえば、何もかも変わってしまう。
だから紗夜は、それ以上先を考えることを拒絶する。
『いい?聖杯を手に入れれば……』
「っ……うるさい!!黙ってて!!!」
空気が、微かに震える。
気がつけば紗夜は声を荒らげていた。
誰もいない虚空へと目掛け、やり場のない怒りを吐き出した。
思わず足を止めた紗夜は、肩を強ばらせながら息を整える。
そのまま苛立ちで顔を微かに赤く染めながら周囲を見渡した。
川沿いの道の周囲に人はいない。
誰にも見られていないことを確認した後、僅かな恥じらいを感じながら紗夜は咳払いをした。
取り乱してしまったことを紗夜は悔いた。
解っていたことだったのに。
とっくに認識していた筈なのに、紗夜は“それ”から目を逸らし続けている。
戦いたくない。そもそも戦いに興味がない。
そんなことよりも、早く元いた場所に帰りたい。
紗夜のそういった思いは全て事実だった。
だから聖杯戦争を避け続けていた。
同時にそれらは、本心を誤魔化すための殻でしかなかった。
紗夜が抱く忌避感。
その根底にあるもの。
それは紗夜自身が自覚し、後ろめたく思う、一つのコンプレックス。
逃れることの出来ない縁が生んだ、どうしようもない捻れ。
『奇跡』が目の前に照らされれば、紗夜はきっとしがみついてしまう。
奇跡でも起こらなければ、きっと抜け出せないから。
―――お姉ちゃんお姉ちゃんってなんなのよ!
―――憧れられる方がどれだけ負担に感じてるか、わかってないくせに!
―――なんでも真似して!自分の意思はないの!?
―――姉がすることが全てなら、自分なんていらないじゃない!!
紗夜が思い出すのは、元いた場所での出来事。
それは自らが感情を爆発させた、恥ずべき瞬間。
姉の話を嬉しそうにするバンドメンバーに対して、我武者羅に怒りをぶつけてしまった。
どう考えても自分が悪いと、紗夜自身も解っていた。
なのにあの時は、ただ感情に突き動かされていた。
姉であることの重荷。姉として慕われることの苦痛。
それらが迸ってしまったから、紗夜は取り乱した。
その怒りのきっかけは今でも覚えている。
楽器屋で偶然見かけたのは新たに結成するバンドのポスターだった。
そこに映っていたのは、紗夜と瓜二つのギタリスト。
知っている人物だった。知っていて当然だった。
常に気難しい表情を浮かべる紗夜とは違う。
彼女は、太陽のような笑顔を見せていた。
氷川日菜。
紗夜を慕う双子の妹。
紗夜を追い詰めた光。
紗夜の歪みを生んだ張本人。
いつも姉である紗夜にくっついて。
紗夜のやることを何でも真似して。
常に紗夜の才能を軽々と飛び越していく。
紗夜はいつでも二番手だったし、決して日菜を追い越すことが出来なかった。
何故なら、紗夜は日菜に劣っているから。
太陽に追い立てられる夜でしかなかった。
紗夜は嫉妬に絡め取られ、劣等感に喘ぎ、そして歪んだ。
完璧であることを求め続ける少女へと成り果てた。
その末に辿り着いたギタリストとしての道こそが、紗夜にとっての唯一だった。
されど今、それさえも日菜に踏み込まれている。
たった一つの自己を見出だしたギターさえも、侵食されようとしている。
紗夜はそれが許せなかった。
妹からようやく逃げられたと思っていたのに。
日菜は、また自分を追いかけようとしている!
氷川紗夜は影だった。
少なくとも、紗夜はそう思っていた。
氷川日菜がいる限り、氷川紗夜は『完璧』にはなれない。
変えることの出来ない血縁。
どうしようもない運命。
それも、奇跡に頼れば。
そう考える紗夜の脳裏に、日菜の穏やかな笑顔が浮かぶ。
同時に、日菜に追い越され続けた日々が炙り出される。
感情がぐちゃぐちゃになって、複雑に絡み合う。
紗夜は、未だ答えを出せなかった。
◆
◆
身の程が解っていない。
やっぱりこの小娘はとんだ愚か者だ。
霊体化した状態で紗夜を見、キャスターは改めてそう結論付ける。
氷川紗夜はそこいらの馬鹿とは違う。
学業は優秀だし、完璧を求める姿も好ましい。
諸々の所作にも品格が伴っている。
キャスターがまだ『魔法少女』になる前、会社員時代にいた愚鈍な輩共と比べれば。
紗夜はよほど人間が出来ているし、優秀な素質を持っている。
なのに、頑なに戦いを受け入れようとしない。
奇跡を掴み取ることを拒むように、普段通りの日常を過ごし続けている。
生前キャスターが従えていた部下達でさえ戦う意欲はあったというのに。
紗夜は戦意すらも放棄して、ギターに情熱を傾けている。
―――さっきは少し言い過ぎたかもしれない。
ギターを“お遊び”呼ばわりしたことを思い出し、キャスターは僅かながら反省の念を覚える。
尤も、キャスターは自らの威厳を保つことを優先するので謝りはしない。
サーヴァントはマスターに従えられている。
その点で考えると、キャスターよりも紗夜のが序列は上かもしれない。
だが、キャスターは魔法少女であり偉大なるリーダーだ。
凡百の輩よりも余程地位が高い、と自負している。
よってキャスターは此処でも自らこそが上位であると認識し、紗夜への不用意な言動を悪びれもしなかった。
生前は思わぬ敗北を喫してしまった。
部下達全員に裏切られ、無惨な死を余儀無くされた。
下手をすればリーダーとしての自信さえも砕かれかねない事実。
しかしキャスターは、サーヴァントの肉体を介して得られた記憶にあまり現実味を感じられなかった。
記憶が焼き付けられているというより、まるで記録を読んでいるような感覚に近い。
スキルによる恩恵――己への過信によって精神干渉等の公開を軽減する――もあるが、結果としてキャスターは己の敗北の記憶を案外すんなりと受け入れられたのだ。
故に彼女は、挫折を深く反省することが出来なかった。
それは不幸なのか。むしろ幸いなのか。
答えは誰にも解らない。キャスターさえも知らない。
キャスターは変わらぬ慢心と自尊心でふんぞり返る、わがままなお姫様だった。
とはいえ、敗北をしたのも確かだとキャスターは認識する。
打算による思わぬ裏切りが生前の結末を招いた。
今後は注意し、より頭を振り絞って立ち回ることを要求されるだろう。
キャスターにとって、望むところだった。
この戦いに勝利すれば箔が付く。
偉大なるリーダーとして、今度こそ確固たる証を打ち立てられる。
そのためにも聖杯戦争に勝ち残らなければならない。
故に紗夜との協力も不可欠なのだが、この有り様だ。
どうやってやる気を引き出すべきか。
自己啓発本だの、リーダーとしての指南書だの、キャスターはそういう下らないものが嫌いだった。
しかし、今後は生前の失敗を踏まえ、尚且つ紗夜を従わせることが必要となる。
そのためにも、よりリーダーシップを取るための技術を磨くべきかもしれない。
キャスターは思案に耽り続ける。
キャスターのサーヴァント、ルーラは完全無欠のリーダーに成り損ねた魔法少女だ。
彼女は太陽にはなれず、宵闇に淡く君臨する月でしかなかった。
しかし、それでもルーラは己への過信を絶やさない。
自らを哀れな影であるとは欠片も考えない。
何故ならば、己こそが絶対無二の優秀な人間だと信じているからだ。
此処で勝利を収めて、ルーラは今度こそ『完璧』なリーダーへと至るのだ。
【クラス】
キャスター
【真名】
ルーラ@魔法少女育成計画
【属性】
中立・中庸
【ステータス】
筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具C++
【クラススキル】
陣地作成:D
自身の拠点となる陣地を作成する。
とはいえキャスターが作れる陣地は極めて簡素なものに限る。
道具作成:-
道具作成に関する逸話を持たないため、スキルを保有していない。
偉大なるリーダーはわざわざ無駄な道具を作らない。
【保有スキル】
魔法少女(魔法の国):B
ソウルジェムを介して変身する少女達とは異なる存在。
キャスターは『魔法の国』の技術によって変身する魔法少女である。
魔法少女へと変身することで常人を凌駕する身体能力を獲得し、更には固有の魔法をひとつ行使することが出来る。
サーヴァントとして召喚されたキャスターは常に変身が維持される。
カリスマ:E
軍団を統率する才能。
少数の部下さえも制御できなかったキャスターのカリスマは最低ランクに位置する。
集団戦においての士気向上は殆ど見込めないが、当人の意図せぬ所で他者からの思慕や畏怖を受けやすくなる。
孤聳の君主:C+
己に対する絶対的な自信の具現。あらゆる事象を以てしても、彼女は自らの優秀さを疑わない。
精神干渉・バッドステータスなど自身の能力を脅かす全ての魔術の効果を軽減する。
ただし徹底的に歪んだ自尊心は周囲に対する慢侮へと繋がる。
このスキルが機能する限りキャスターは他者を見くびり、内に秘めた思惑や野心を看破しにくくなる。
【宝具】
『目の前の相手になんでも命令できるよ(グレイテスト・オーダー)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大補足:1
その名の通り、目の前にいる相手になんでも命令できる魔法。
発動時には王笏を突きつけるポーズを取り、「ルーラの名の下に命ずる」という詠唱が必要になる。
発動すれば真名の露呈は避けられない上、射程距離の短さ・発動時の隙の大きさ・キャスター自身の身体能力の低さといった欠点を併せ持つ。
戦闘では扱いの難しい魔法だが、一度命令を実行すれば令呪に等しい強制力を以て確実に従わせることが出来る。
『集え、麗しき阿呆共!(ザ・フールズ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
キャスターが生前従えていた愚かなしもべ「スイムスイム」「たま」「ピーキーエンジェルズ」を召喚する。
彼女達の戦闘力はサーヴァントには及ばないものの、等しくDランク相当の「魔法少女(魔法の国)」「単独行動」スキルを保有する。
更にはそれぞれの固有の魔法も問題なく発動できる。
尤も、一度はキャスターを裏切ったしもべ達を正しく制御できるかどうかは別の話である。
『白雪を踏み荒らすお姫様(ソウイング・ホワイト)』
ランク:C+ 種別:対“魔法少女狩り”宝具 レンジ:- 最大補足:スノーホワイト
死後、魔法の国で尾ひれがついた『ルーラの伝承』が宝具化したもの。
キャスターことルーラは魔法少女狩り・スノーホワイトに唯一土をつけた存在として名を知られることになった。
キャスターと同じ戦場に存在する英霊スノーホワイトの全ステータスを一時的に劣化させ、「魔法少女狩りになる以前(=候補生時)」の能力値へと強制変動させる。
更に魔法少女狩り由来のスキルや技能、宝具も全て封印する。
効果は戦闘終了時まで持続する。尤も、肝心のスノーホワイトが現界していなければ無用の長物である。
【Wepon】
王笏
【人物背景】
N市の試験に参加した魔法少女候補生。
作中では四人の魔法少女を部下として従え、最後は裏切られた。
高慢な完璧主義者。常に高飛車な振る舞いが目立つ。
偏屈だが根は努力家であり、面倒見の良い一面も。
かつては大手企業に勤めるエリートだったが上司とのトラブルを起こし、地方に左遷させられた過去を持つ。
【サーヴァントとしての願い】
聖杯戦争に勝ち残り、完全無欠のリーダーとして君臨する。
【マスター】
氷川 紗夜@BanG Dream! ガールズバンドパーティ!
【マスターとしての願い】
???
【能力・技能】
ギターの演奏において高い技術を持つ。
文武両道で学業や運動の面でも優秀。
ただし、妹の日菜は常に紗夜の一歩先を行く。
【人物背景】
バンド「Roselia」のギター担当。高校二年生。
生真面目で常にストイック、妥協を嫌う完璧主義者。
気難しい振る舞いも目立つものの、根は努力家で心優しい性格の持ち主。
天才肌の妹・日菜に対する強いコンプレックスを抱き、ギターの才能を磨くことに執着する。
後に日菜とは和解するが、此度の聖杯戦争では和解前の時間軸から参戦している。
そのため日菜に対する鬱屈を常に抱えている。
【方針】
ギターの練習は欠かさない。
場合によっては奇跡に縋る……?
最終更新:2018年04月15日 11:50