【クラス】アサシン
【真名】河上彦斎玄明
【容姿】
背は百五十センチほどと小柄。非常に色白で細身な上に、まだあどけない女子のようにしか見えない顔立ちをしている。
長い黒髪を後ろで一つに纏め、表情は常に温和でどことなく地に足がついていないような間抜けでのほほん、とした顔立ち。
半着に伊達袴を着用し、腰元には一本の長刀と一本の小太刀を携え、更にその上から中羽織を身に着けている。
実に女性的であるとは言え、男性であることに変わりは無く、骨格をよく見れば判断できるし、声も女性の物とみるには低い為、性別の確認自体は難しく無い筈。
【性質】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:D 宝具:C
【スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる
縮地:B
瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。
単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。
宗和の心得:B
同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。
攻撃が見切られなくなる。
片手抜刀逆袈裟斬り
種別:対人魔剣 最大補足:1人
河上彦斎は片手抜刀術の達人であり、その中でもが"人斬り"の際に最も使用した技。
右足を前に出して折り、左足を後ろに伸ばして膝を地面スレスレに接し、右手一本で斬りかかる「逆袈裟斬り」。
アサシンが刀を抜いたその瞬間、河上彦斎の刀とその腕に限り"外界の時の流れから切り離されて一気に加速"する。
つまるところ"超高速の斬撃"を繰り出す事が出来る、というもの。正しく"目にもとまらぬ速さ"で放たれる物ではあるが、それ以外の点では速度はステータスと変わらない。
柄を握る瞬間や鞘に剣を納める瞬間などはこれは作用しない。但し、魔力の燃費が非常に良く、一度の戦闘でこれを繰り返して発動する事を戦闘の主軸とする。
【宝具】
『蝮蛇彦斎』
生前のアサシンは非常に温和で優しい人物であったが、その一方で何の気も無く人を斬り殺す事が出来る程の残忍性を併せ持っていた
また人斬りの逸話が幾つもあると言うのに公式な記録は佐久間象山暗殺ただ一つであることから、記録に残さない暗殺を幾度も行っていた"と思われる。
類稀なるその人斬りとしての『彦斎の所業』が宝具と化したものであり、その効果は「振るおうと思っている限りはどんな状態、状況に陥ろうとも刀を振るえる」というものである。
直接的な戦闘力の向上には至らないが、仮に両腕を千切られようとも、口で咥えて戦闘を続行できる等、"斬る事"に関しては如何な状況であろうとも十全に行える。
但し、対人魔剣の発動は少なくとも片手が無ければ行えず、傷を再生したり痛みに耐える能力では無いので、体力は普通に削れる。
【概要】
尊王攘夷派の熊本藩士。河上彦斎までが名で、諱は玄明(はるあきら)。幕末四大人斬りの内の一人。
産まれは肥後細川藩の下級藩士の家で、16で茶坊主として花畑屋敷に召し抱えられる。高名な儒学者や国学者に師事し、兵法を宮部鼎蔵に学び、そこで尊王攘夷の思想が固められた。
文久の頃より尊王攘夷派として活動し、1863年には宮部鼎蔵らと同格の幹部にまで並び立つほどになったと言う。
1863年9月30日に起きた八月十八日の政変で京を追われ長州へ移るが、1864年6月には新選組に討たれた宮部鼎蔵の仇を討つ為に京へと向かう。
だが、その最中に神聖な京都を西洋の鞍を使って闊歩していたことを理由に開国論者の重鎮佐久間象山を斬った。これが唯一記録に残っている人斬りである。
その際には河上は「今まで自分は藁人形を斬る様に平気で人を殺していたのに象山は違った。奴は豪傑だ。こんなことをしていたら自分もいつか死ぬ。人斬りは止めよう」と語った。
1867年に帰阪したときには佐幕派が実権を握っていたため攘夷派の河上は投獄。翌年に出所し、熊本藩に協力を依頼されたが断った。
維新後は開国へと向かう中で河上を疎ましく思った政府に危険視され、開いていた兵学校を免職させられ、様々な暗殺事件の関与を疑われて江戸に送られる。
1872年1月13日に斬首。暗殺計画へのかかわりの可能性は低く、尊王攘夷派として危険視されていたが故の処刑だったと思われる。
河上個人の特徴として、礼儀正しく温和な人物であるが、余りにも平気で人を斬り殺す残酷さも併せ持っていたため「人斬り彦斎」「蝮蛇の彦斎」と恐れられていた。
自己流の抜刀術は凄まじい腕で、特に逆袈裟斬りを得意とし、これを以て数多の人間を殺害していたと思われる。
酒の席で邪魔な幕吏の話をしていたところ、唐突に河上が立ち上がり出て行き、しばらくしてからその幕吏の首を以て帰ってきた、などという逸話も持っている。
正式な暗殺の記録が佐久間象山の物しか残っていないが、このような逸話が幾つも伝わっている事から、河上は日常的に人を斬っていたと思われる。
【要望】
先に質問させていただいたアサシンです……!!
正直強さのバランス調整が苦手なので、ガンガン言っていただけると嬉しいです!
最終更新:2016年07月10日 20:17