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NTTエレクトロニクスは、毎秒1ギガビットの通信速度に対応した通信機器用LSI(ネットワークプロセッサー)を開発した。一般家庭に設置する光ファイバー通信用ゲートウエー装置に搭載できるようコストを引き下げた。10月に発売する。価格は1個3000円前後の見込み(100個単位で受注)。07年に10万個の販売を目指す。

 NTTエレクトロニクスが開発したのは「RENA―CHIP(レナチップ)」。音声・動画・データ通信の“トリプルプレイ”に対応するのに必要な機能(品質制御やヘッダー解析、暗号化、データの圧縮伸張など)を、ASIC(特定用途向け集積回路)として切り出しハードウエア化した。

 現状のギガビット対応プロセッサーは企業ユーザーが対象で、価格は1個1万円以上と高価だった。レナチップはこれを3分の1以下に抑え、一般家庭に普及できるレベルとした。

 ASICで対応できない一部の処理は搭載した汎用CPUで行う。試作品ではNECエレクトロニクス製を採用、要望によっては他メーカーのCPUも搭載できる。

 ソフトウエアではウインドリバー(東京都渋谷区)と提携。同社の基本ソフト「VxWORKS」に対応する。今後はリナックスへの対応も計画している。

 現在、通信機器メーカー各社に試作品を提供し、評価を受けている段階。通信機器以外にも、デジタル家電に直接搭載するような引き合いもあるという。このため、用途開拓にも積極的に取り組む。(2006.8.28/日刊工業新聞)
最終更新:2006年08月25日 18:02