設備構造⑩ - fdeo@ウィキ

閉鎖型スプリンクラーヘッドの構造

• 動作推移詳細
  • 待機時
    • 感熱部に因り閉栓
  • 火災時
    • 熱感知に対し感知部が分解
    • 放水口が開放
    • 放水に対しデフレクターへの衝突に因り散水

• ヘッド形状の種類
  • フレーム型:上/下向
  • マルチ型:フレーム型に対し外観露出部分を改善/縮小
  • フラッシュ型:マルチ型に対し外観露出部分を縮小

• ヘッド規格の種別/特性
  • 標準型ヘッド
    • 円錐状に散水
    • 一般用途
  • 小区画型ヘッド
    • 標準型に対し放水量が少量
    • ホテル/共同住宅/病院等の宿泊/居間/寝室/病室等に設置
    • 標準型ヘッドに対し水平方向放水機能が向上
    • 特定施設水道連結型スプリンクラー設備に対し採択
  • 側壁型ヘッド
    • 半円錐状に散水
    • 壁に対し横向に取付
    • ホテル/共同住宅/病院等の宿泊室/通路等に設置

• 感熱部種類
  • ヒュージブルリンク
    • 易融(いゆう)性金属に因り形成
    • 受熱に因り変形/破損
  • グラスバルブ
    • ガラス球内に液体エーテル等を封入
    • 受熱に因り変形/破損

開放型スプリンクラーヘッドの構造

• 特性
  • 原則ヘッド感熱部が省略
  • 劇場舞台部等熱流の到達が困難な高天井に取付
  • 待機時一斉開放弁に因り送水を閉止

• ヘッド形状の種類
  • フレーム型:上向/下向
  • マルチ型

• 火災感知方法
  • 自動火災報知設備の感知器
  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドの流用

放水型スプリンクラーヘッドの構造

• 放水型スプリンクラーヘッドの種類
  • 固定式スプリンクラーヘッド:大/小型
  • 可動式スプリンクラーヘッド:大/小型

• 大型ヘッド固有の用途
  • 指定可燃物の運用に併せ高天井用途

標準型ヘッドの設置基準

標準ヘッドの取付

• ヘッドの感度種類
  • 1種:一定温度/1.8[m/s]の気流速度に因り作動
  • 2種:一定温度/2.5[m/s]の気流速度に因り作動

• 閉鎖型ヘッド/標準型規格
  • 高感度ヘッド:感度種別が1種/2.6[m]以上

• 防護半径
  • 天井/小屋裏に対する単位ヘッド毎の消火範囲半径

• 造成/用途別の所要防護半径

耐火建築物			高感度ヘッド	r[m]以下
			他ヘッド	2.3[m]以下
耐火建築物以外			高感度ヘッド	0.9×r[m]以下
			他ヘッド	2.1[m]以下
ラック式倉庫	ラック等の部分		高感度ヘッド	-
			他ヘッド	2.5[m]以下
	その他部分		高感度ヘッド	-
			他ヘッド	2.1[m]以下
地下街	火気利用部分		高感度ヘッド	0.75×r[m]以下
			他ヘッド	1.7[m]以下
	その他部分		高感度ヘッド	0.9×r[m]以下
			他ヘッド	2.1[m]以下
準地下街	火気利用部分		高感度ヘッド	0.75×r[m]以下
			他ヘッド	1.7[m]以下
	その他部分	耐火構造	高感度ヘッド	r[m]以下
			他ヘッド	2.3[m]以下
		他構造	高感度ヘッド	0.9×r[m]以下
			他ヘッド	2.1[m]以下
指定可燃物の運用用途			高感度ヘッド	0.75×r[m]以下
			他ヘッド	1.7[m]以下