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E94攻撃・白兵(統合) - (2007/06/16 (土) 15:49:58) の編集履歴(バックアップ)


E94 攻撃・白兵(統合)


作戦

広瀬都@FEG
周船寺竜郎@FEG
  • 煌月の強化された太股周りの人工筋肉を駆使し、素早く飛び込み、飛び退きを行なうことで、敵の防御・反撃を行ないづらくする。
  • 部隊の他の者と連携を行ない、常に相手に側面や背面を作るようにする。
  • WD装備である手榴弾を用い敵の目をくらまし、背面または側面から攻撃する


SS&イラスト&RP

文:かすみ@FEG、ジャイ@FEG 
イラスト:橘嶺@FEG

黒の敵影発見、と偵察部隊から報告が入った。

それを聞いた各部隊は、部隊長について
移動を開始した。ただ、急いで山林を、水辺を、市街地を
駆け抜けて、敵のいる場所へ進んでいく。

そして、ついに彼らは偵察部隊から示された場所へ到着した。
敵の影がはっきりと誰の目にも見ることができた。
黒一色の敵が武器を構えて待ち受ける、黒い一群。
その姿と状況を確認した部隊長が、自分の部隊のほうに向き直り、
腹の底から自分を奮い立たせるように声を出した。

「これより敵部隊と交戦する。全員準備はいいか!」
部隊長の勇ましい声に「にゃー!」や「うおおおお!」など
気合の入った雄たけびを上げる。地を踏み鳴らし、拳を挙げて、
声を枯らして叫ぶ。全ては士気を鼓舞し、上昇させる戦闘音楽。
全員の士気が高まってきたのを確認した部隊長は、剣を抜き、
高々と空に掲げる。そして、彼は彼の役割を果たす。

「全員突撃!」

その声とともに勇ましき戦士達が自分の武器を手に持って
敵に向かって進んでいく。その間も喉から叫び声を挙げる。
敵をまっすぐに、その目に刻むように、にらみつけるように。
決して目をそらすことなく敵を見る。いや、にらむと言ったほうが
いいのかも知れない。

敵が近づいてくる戦士を確認し、彼らも迎え撃つために移動する。
黒の海が、うねる。そして黒が叫ぶ。
両者が近づき、そして激突した。
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「うわああああああ!!」叫びながら、武器を構えて、敵に攻撃する。
金属音が、叫びが、咆哮があちこちから聞こえる。
黒と、血と、鉄の色。
それでも、誰も逃げない。敵に武器を振り下ろし、返り血を浴び、
その姿が倒れては、敵を踏み越え、新たなる敵と対峙する。
その繰り返し。敵に攻撃を受けるが、その攻撃を避けてみせる。
ただただ何も考えず、敵を倒すことにのみ集中する。

さすが黒オーマ。強い。
けれど、無敵なわけじゃない。不死ではない。

勇ましきその叫びは敵に倒れるか敵を倒し尽くすそのときまで、
途切れることは決してない。

/*/

羅幻王国に黒オーマが侵攻したという情報は、瞬く間ににゃんにゃん共和国のみならず、わんわん帝國を含むニューワールド全域に広がった。
共和国情報部からもたらされた情報によれば、黒オーマによる民間人に対する暴行や略奪は行われず、秩序を保った戦闘展開が行われ、にゃんにゃん共和国とわんわん帝國の派遣兵力を待っている状態であるという。

「白兵以外の攻撃が効かない?」
黒オーマとの戦闘前のブリーフィングで、司令部からもたらされた事前情報を聞いた共和国ウォードレス部隊の面々は、一様に困惑の表情を浮かべた。ウォードレスを着用している影響で無表情になっているにもかかわらずである。
今まで、白、赤、黄と3つのオーマとの戦闘を経験し、非常識なアラダ達の能力を間近に見てきたウォードレス部隊の面々であったが、ここまで非常識というか困った能力を持ったオーマとの戦いは初めてだった。
「正面からの殴り合いになるってことですね」
「そうなるな。まあ、いつもの戦いとそう変わらんだろ」
「倒すか撤退させるかですね」
困惑の表情を浮かべていたウォードレス部隊であったが、部隊の仲間たちと話をしているうちにいつもの調子を取り戻し戦闘の準備を始めた。

ニューワールド各国の戦闘展開が終わり、黒オーマの戦闘部隊とニューワールド各国の攻撃部隊が対峙する。
戦いの口上が交わされ、ニューワールド部隊の司令部から攻撃開始の指示が飛び各部隊が動き出す。
竜血兵団や軽騎兵といった白兵でしかダメージを与えられない部隊と共和国攻撃部隊は激突することとなった。
本当に白兵でしかダメージが与えられないのか!」
白兵戦闘に入る前に試しにミサイルランチャーなどで攻撃を仕掛けてみたが、ダメージを与えることはできなかった。土煙が上がり目をくらませることができた程度であった。
「だが、倒せないわけではない!」
ウォードレスにより各種能力が強化されているウォードレス部隊は、他部隊の支援を受けながらも竜血兵団や軽騎兵と同等以上に戦うことができた。
また一人、竜血兵団や軽騎兵を白兵戦闘により倒し、攻撃部隊は敵の司令部に肉薄することに成功する。
黒オーマ司令部には、剣鈴を一本だけ持ったバロが静かに微笑を浮かべ佇んでいた。
「そなたらという強き者と会えて嬉しいぞ!。さあ、戦いを始めよう!」
「彼が指揮官だ!。指揮官を倒せば指揮系統が瓦解する、全軍突撃!」
「おぉー!」
雄たけびを上げバロに突撃を始めるウォードレス部隊。
黒オーマとの最後の戦いが始まった。

/*/

黒オーマの侵攻に対しFEGは、藩王夫人である新妻素子を中心としたACEからなるFEGエレメンツ増強大隊とウォードレスダンサーで構成されたFEGフィールド増強小隊を派遣した。彼らに課せられた使命は敵陣を突破し、バロを撃破することである。
黒オーマには白兵戦闘しか効果がない。つまり、強大な彼らと正面から肉弾戦を行わねばならないのだが、彼らに悲壮感はなかった。

高梨ひひひ@FEG「わはははは!ここでやっとケンカが出来る!いっくぜぶん殴れー!」
サーペント@FEG(大族)「肉弾戦、燃えるぜ!渾身の一撃を食らえ!!」
エスパー屍@FEG(大族)「懐に入り込んでからが俺の勝負です、はい」
エスパー屍@FEG(大族)「ブラジリアン柔術は最強ということを見せましょう、黒よ」

彼らの表情は一様に楽しそうである。
煌月の強化された太股周りの人工筋肉を駆使し、飛び込んで殴り倒してはすぐさま飛びのき、手榴弾を目くらましに使って敵の後ろに回りこむ。

広瀬都@FEG(大族)「漢の一撃を食らえ!(←女です)」
エスパー屍@FEG(大族)「ジョークは心の余裕です。無くすと勝てません。」
一井号太@FEG「殴れ殴れ、ぶん殴れ!!」
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