カヴァッローネ・ファミリー

十数年前、群雄割拠時代の街で一勢力を築いていたマフィア。

ギャング集団トォーノ・ジャッロの後ろ盾。
カヴァッローネ・ファミリーのボスの甥、ルイジはマフィアのボスの血縁でありながら厳格な掟に馴染めず、
質の悪いゴロツキやチンピラなどのならず者と結託してギャング崩れの愚連隊を組織していた。
ボスの弟でファミリーのNo.2を務める父親のコネでカヴァッローネ・ファミリーのシノギである麻薬売買ルートのひとつを任され、
ドラッグを売り飛ばして荒稼ぎしていたが、派手で目立つ仕事を続けた結果街の麻薬撲滅を推進するフェルネット・ファミリーに目を付けられ、
完膚なきまでに叩き潰された。

その後カヴァッローネ・ファミリーのボスがヴェント・アヴェニューでルカ・フェルネットと会談の場を設けたものの、
最初からカヴァッローネ・ファミリー根絶を目論んでいたルカは話し合いを拒否。
瞬く間に部下たちを血祭りにあげられ、自分たちの持つ利権など何もかもを差し出して臣従すると命乞いしたが、
ルカによって粛清された。
構成員、事務所、麻薬売買ルートなど、カヴァッローネ・ファミリーの痕跡を示すものは一切が葬り去られ、
現在は地上に存在しない。

カヴァッローネ・ファミリーのボスはフェルネット・ファミリーとの彼我の力量差を理解していたらしく、
最初から正面切って事を構えるつもりはなかったようだが、偶々シノギが麻薬であったばかりに壊滅の憂き目を見ることとなってしまった。

幼少期のピエトロはルカの暗殺を企み、
ターゲットの顔を確認するためこのヴェント・アヴェニューでの一幕を物陰からこっそりと見ていたが、
ルカはそんなピエトロに気付き、本来ならば目撃者は殺害するところを敢えて見逃している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2022年05月20日 14:44