放課後の人気が少ない教室へ向かう自分。2日前と似たシチュエーションだった。ただ違うのは、今回は忘れ物を思い出して取りに来たのだということ。加えてましろは帰宅してしまったのでいない。
しかし――
俺:あっ!
そこには、
やはり少女がいた。
???:……
少女は、何も言わずにこちらを向いて立っている。
恐らく染めているわけではない天然のブロンド、そして透き通った瞳は、昨日出会ったローラの姉さんを思い出させた。しかしその小柄な顔つきからは日本人らしい面影も感じられる。混血ってやつだろうか。
???:……何?
怪訝な表情からようやく発せられた言葉は、何とも素っ気無いものだった。
俺:あ、いや。ちょっと忘れ物を。
ましろとのような楽しい会話はできなさそうだし、正体不明だし、何より他人を拒絶するようなオーラが漂っていた。さっさと用を済ませて帰ってしまおう。
自分の机に向かい、中から目当てのノートを取り出してカバンへ……
???:あ。
俺:え?
俺の行動を見て何かをひらめいたようで、少女は一瞬だけ表情を変えた。
???:その机……そう、あなたが一日前の人ね。
一日前?
言葉の説明をする気は無いようで、少女は窓に向き直り、拒絶オーラをさらに強めた。
まあ、いいか。用も済んだことだし、俺は帰路に向かうべくドアへと向かった。
???:Demain il se reunira probablement.
――去り際、少女の口から出た滑らかな異国の言葉は、何を意味していたのだろう。
最終更新:2007年01月22日 23:29