さて、今日も一日がんばるか。
ましろ「遊佐君。そこまでだよ」
遊佐「え? 何が?」
校門をくぐる直前に、ましろちゃんに通せんぼされた。
聖「まったく、お前というやつは……」
遊佐「え? え?」
俺なんかしたっけ?
杏「……何もしなかったのが問題」
遊佐「へ?」
聖「お前はアレか、ゲイか? あぁん?」
杏「その発想はなかった」
遊佐「いや、まったく話が見えないんだが」
中島「呼ばれて飛び出て……!」
遊佐「呼んでねえ!」
中島「まあまあ、お前が期待してた言葉を送ってやるから、落ち着けよ」
遊佐「訳わかんねえよ」
中島「俺たち、ずっと友達だよな?」
遊佐「は?」
中島「よし、俺の仕事終了。じゃあな!」
唐突に現れ、唐突に去っていく中島。
遊佐「なあ、状況がぜんっぜん見えないんだが」
ましろ「仕方ないので、説明してあげるね」
遊佐「ふむふむ」
ましろ「簡単に言えば、打ち切りだよ」
遊佐「へ?」
ましろ「次回から始まる。撲殺天使ましろちゃんにご期待ください!」
聖「いやいや、次回からは黄金のアイアンナイト聖だ」
杏「次回新番組、エース3~また杏か~」
遊佐「いやいやいや、新番組って何を……」
聖「うるさい! お前がふらふらふらふらしてるから打ち切りになったんだド阿呆!」
ましろ「せっかく美少女3人がそばに居るのにチキンだったよね」
遊佐「えーっと、要するに……」
ましろ「あ、後、遊佐君退学になったから、じゃあね」
遊佐「へ?」
聖「部外者はさっさと帰れ」
遊佐「いや、ちょっ――」
杏「死ね」
遊佐「ええええ!?」
遊佐の青春物語――。
打ち切り!
遊佐「って、そんなタイトルだったか!?」
最終更新:2009年01月04日 01:39