234が書いた適当ストーリー


ヴァナディール学園。貴方はそんな学園があるのをご存知だろうか。
一流と認められた令嬢しか入学を許可されない、そんな学園である。

今年春、このヴァナディール学園第11期生の入学式が行われたのはあまりにも有名である。
美しさ、華麗さ、淑やかさ。全てにおいてトップクラスの新入学生達の中に、一際、目立つ女性達が居たからである。

...

入学式も終わり、数日。入学式の頃の緊張も気が付けば解けており
入学生達の仲も少しずつ良くなっていた。そんな中、一際仲の良い人達が居た。

学園への登校中、一人の少女が前を歩く女性に向かって飛びついた。
飛びつかれた女性はよろめきながらも、その少女をギュ―っと抱きしめてニヤりとする。

「白子、びっくりしたじゃない」
白子と呼ばれた少女は、内藤の驚いた顔を見てニヤニヤと笑いつつ、軽く謝りながら内藤から離れて、隣に立つ。そして内藤にこう言う。

「えへへー、内藤ちゃんの背中はなんだか飛び込みたくなるんだよねー」
白子のはにかんだ笑顔を見て、内藤はときめきそうになる心を必死に押さえ、白子の頭をポンっと叩いてやる。

「もうー、白子はしょうがないんだから」
内藤としてはもっと白子を抱きしめてやりたいところなのだが、登校中にそれはまずいと思ったのか
白子の頭に置いた手とは逆の手には、1ガルカ分程の力が入っていた。

そんな二人のラブラブ状況を見ていた一人の少女が「えいっ」と内藤に蹴りを入れた。
内藤は不意の出来事に足を取られるが、なんとか持ちこたえて後ろを振り返る。
そこにはからくりを持った久々津が居た。

「いきなりなにするの!?久々津さん」
内藤は驚きながらも、ちょっとばかり痛い足を気にしつつ。久々津に言葉を投げかける。久々津はからくりをいじりながら、こう答えた。

「いやーぁ、朝からラブラブなもん見てなぁ。からかいたくなったんやー」
久々津の言葉に内藤は一瞬ドキっとする。私と白子がラブラブ・・・!?
それは良い・・・いや、良くない・・・あぁ、でも白子だったら私は良い!白子は私のもn・・・

内藤のあらぬ妄想の最中に、白子が言葉を投げかける。


「あははー。内藤ちゃん。私と内藤ちゃんラブラブーなんだってー」
白子は内藤の気持ちもわからずに、のんきな声をあげている。
一方、内藤のほうは悶々と白子×内藤について本気出して考えてしまっている様子で、久々津が止めにはいった。


「いややわー、内藤ちゃん。変な妄想してるんとちゃう?w」
久々津の的確な突っ込みで内藤は我に帰った。


「なっ、べっ、別に変なことなど考えていません!」
そう力強く言う内藤ではあったが、顔は真っ赤であり。何かがあったというのは、通行人のGMさん(42歳・独身)にも分ったという。



「いややわー、内藤ちゃんの妄想族ーww」
久々津はそう言いながらからくりと学園方向に走り出した。
内藤は顔を真っ赤にしながら、久々津を追いかけている。白子は笑いながら内藤を追いかける。


その様子は、実に微笑ましい。とGMさん(42歳・独身)は語っていた。

...

―ヴァナディール学園
―教室

結局、久々津と内藤の追いかけっこは学園に入っても続いてしまっており。
二人とも教室にたどり着くころには、息も上がるわで大変な状況になっていた。
しかし、白子だけは汗ひとつかいておらず、久々津と内藤の追いかけっこを楽しんでいた。


「ほんまきっついわぁ、なんで本気で追いかけてきよるねん・・・w」
久々津が息を整えながら、内藤に問いかける。内藤も少し息が乱れており、呼吸を整えてから返事が返ってきた。

「あ・・・あなたが変なこというから、訂正しようとしただけですわ・・・!」
しかし、内藤の顔はいまだに赤かった。

「あほやなぁ、誰も本気でいうとらんてw」
「なっ・・・!」
久々津の言葉に内藤は驚く。そして白子を見つめて「本当?」と目で訴える。

「あはは。内藤ちゃん可愛いー!」
白子はアイコンタクトには応じず、内藤に抱きつく。
内藤はどうして良いものかわからなかったが、とりあえず「ラッキー」と思いつつ、その状況を楽しんでいた。

「うわぁ・・・w内藤ちゃん、もしかしたら本気なんかもなw」
久々津は、小さい声でそう呟いた。内藤はまったく気が付いていない様子であったが。

「おー!やってるね!白子と内藤、愛の劇場w」
二人の行動を見ていた教室の女子が近づいて一言放つ。赤毛が眩しい彼女の名は井草。

運動が大好きで、運動部を掛け持ちしている程の体力自慢。
久々津と同じく、白子と内藤いじりが大好きなのでも、教室では有名かもしれない。


「井草さんまで何をおっしゃいますの!私は怒りま―」
内藤が言葉を発しようとした瞬間、内藤の目の前に竹刀が現れていた。
その木刀を持つのは風紀委員である、不二子。剣道部主将にして風紀委員を掛け持つルールに厳しい女性である。



「内藤さん、白子さん。もうすぐ授業が始まります。着席願えますか?」
竹刀を握る手は緩めず、にこやかに白子と内藤に告げる。
しかし、内藤はまだ納得がいかないとの様子で、井草に言葉を言おうとした。

その瞬間。

竹刀が目にもとまらぬ速さで竹刀がうなり、内藤の目の前をかすめていった。


「・・・ごめんなさい、よく聞こえませんでした」
不二子の顔はにこやかであったが、竹刀を握る力が明らかに先ほどより強くなっているのは
離れた場所にいた井草や久々津にも伝わってきた。内藤は命の危険を感じたのか平然を装いつつ

「な、なんでもないですわ。さぁ、みなさん着席しましょう」
とみんなに声をかけ、着席を促した。みんなもその空気を感じ取り。そそくさと着席を始める。



「内藤さんは理解が早くて、私も助かります」
不二子の言葉は、とてもとても重い意味をこめているようだった。

...

教室も静まりかえったところに、担任のウルミア先生が入ってきた。
彼女は若くして六カ国語をマスター、大学も飛び級で合格という天才であった。


・・・だが、どこか抜けているのでも有名であった。


「みなさーん。この学校には慣れましたか?」
全員が「はーい」「もちろんー!」「たのしいー!」「うはwwwおkwww」などと声をあげている中、先生がこう言った。


「飛行機の関係で入学式には間に合って無かったのですが、今日から転校生が来ます」
先生の一言に教室がざわめく。学生にとって「転校生」という格好のネタができたのだから当然といえば、当然の結果ではある。

「まぁ、私から紹介するより本人に来てもらったほうが早いわね。あかねさんどうぞー」
クラス中が教室の入り口に注目する。そしてドアが開かれた。
一人の女性がゆっくりと入ってきた。金髪をなびかせながら、上品な歩き方でウルミア先生の隣まで歩き、黒板に文字を書く。


「えー、転校生のマグリフォン=あかねさんです。あかねさん自己紹介を」
先生があかねさんに紹介をお願いすると、あかねは軽く息を呑みながら、自己紹介を始めた。教室の中はどんな言葉が聞けるのか
という、期待で一杯の雰囲気につつまれていた。


「・・・よろしく」
あかねの一言挨拶に教室は「えっ!?」という雰囲気にはなったが、先生がすかさず入り込んで、フォローをかける。

「初日で緊張しちゃうのもしょうがないわね、徐々に仲良くなっていければいいわね」
先生のフォローもあってか、教室の妙な空気はなんとか振り払われ。
あかねは教室の隅の席に座った。相変わらず、教室の中は騒がしいが、あかねだけはクールに振舞っていた。



「ねーねー、内藤ちゃん。あの子なんか変わってるよねー」
内藤の隣の席に座っている史布代が内藤に声をかける。内藤はあかねを見つつ、史布代に答える。

「確かに、かなりクールって感じ。話してみないとなんともいえないけど」
「だよねー、よしここはスリーサイズからきいてみr・・・」
内藤の右手が史布代の高等部に直撃し、史布代の言葉はそこで途切れた。痛みをこらえながら、史布代は内藤に文句を言う。



「いったいなぁ、なにするのさ!」
「お前こそ、何をする気だよっ!」
史布代が悲鳴をあげ、内藤がそれに答える。
小さい声でやればまだ助かる道はあったかもしれない。

だが、後ろにいる不二子に聞かれたときから、二人の命運は尽きたのであろう・・・・・・。


...



―ヴァナディール学園
―保健室

保健室のベッドの上で、史布代と内藤は横になっていた。

「いてて・・・峰打ちとは言ってたけど痛いなぁ」
「まったく、どこかの誰かさんが大声を出さなければ!」
史布代がブーブーと文句を言う。内藤もむすーっとしつつ、史布代に反論する。


「あんたが変なこと言わなきゃ、よかったんでしょうが!まったく」
「ブーブー、仲良くなるためにはまずは身体的特徴も大事じゃん!」
「いや、意味わかんねぇよ!」
内藤の突っ込みが鋭く史布代に飛ぶ。史布代も言い返すのに疲れたようか、ベッドに横たわりながら
内藤に向かって手で「シッシッ」と犬を追い返す動作をした。

内藤はムッとしたが、面倒なのでかかわらないようにしつつ、横になって天井を見上げた。


天井にある模様の数を数えていると、不意に目の前に何かが現れた。
ぴんとが合ってくると、それが白子の顔だということに気が付いた内藤は驚いて、声をあげる。
そして横になっているのに頭を振るもんだから、ベッドに頭が少し食い込んだ。


「うわぁー、白子。いきなりどうしたの!」
「えへへー、内藤ちゃんが保健室運ばれて心配だったから様子見にきたのー」
内藤の目の前ではにかむ白子に内藤はドキドキしながら、冷静を保とうとしていた。
しかし、白子が目の前にいるということから、内藤はみるみるうちに赤くなっていった。


その様子を眺める一人の少女が入り口に居た。久々津である。
久々津はためいき交じりにその様子を見ていると、一言漏らした。

「あーあ・・・あれはほんまもんやなぁw」
保健室に久々津の声が響いた―。



...

234が書きましたけども。
ごめんなさい。書いてみるっていったんだけど、グダグダになって終わったwww
許してwwwまじでwwworz

意見あればどうぞ

最終更新:2009年06月03日 10:49