近東のお菓子「イルミクヘルバス」の
材料に使う「白蜜」を、
3つ持ってきてほしい。
Qutiba : ふぅ、今日もチャイがおいしいわね。
Qutiba : 1日に8杯は飲まないと落ちつかないわ。
この辺りの人は、みんなそんな感じよ。
Qutiba : だから、この店も流行ってるし、
アタシたちもつい、いりびたっちゃうのよねぇ。
Qutiba : よかったら、
あなたも飲んでいきなさいよ。
Qutiba : きれいな器でしょう。
チャイは、ガラス製の器で飲むと決まっているの。
Ulamaal : ……こうやって飲んでいると、
イルミクヘルバスがほしくなるな……。
Qutiba : ずいぶん無口だと思ったら、
またイルミクヘルバスのことを考えていたのね。
もう忘れなさいよ。
Ulamaal : クティーバは
横取りされて悔しくないのか?
俺が口に入れようとした……
その味をかみしめようとした時にだぞ!?
Qutiba : そりゃ、アタシだって悔しいわよ。
でも、白蜜がないことには
イルミクヘルバスは作れないわけだし……。
Qutiba : あなた、
イルミクヘルバスを知ってる?
Qutiba : 近東では有名なお菓子でね、
アタシたちの大好物なの。
Qutiba : この間、
やっと材料を手に入れて作ったんだけど、
団長に横取りされちゃってねぇ。
Ulamaal : ……くうぅっ……!
Qutiba : それがどうしても
忘れられないみたいなの。
悪いんだけど、白蜜を3つ
持ってきてもらえないかしら?
Qutiba : 持ってきてくれたら
もちろん、あなたにもイルミクヘルバスを
ごちそうするわ。よろしく頼むわね。
Qutiba : 白蜜を持ってきてくれたのね。
これで、イルミクヘルバスが作れるわ。
Ulamaal : ありがとう!!
さ、クティーバがイルミクヘルバスを
作ってくれるまで、チャイでも飲んでてくれ!
Ulamaal : クティーバ、できた?
Qutiba : まだよ。
Ulamaal : クティーバ……
Qutiba : まだよ!
Qutiba : まだ!
Ulamaal : ……何も言ってないのに。
Qutiba : あら、失礼。
こっち向いたからついね。
Qutiba : できたわ!!
さどうぞ。
Ulamaal : 待ってたよ!!
いただきま
Ulamaal : !?
Ulamaal : おっ、俺の……イルミクヘルバス……
俺の……がぁっ……!!
Qutiba : まあまあ、元気出しなさいよ。
Ulamaal : どっ、どうやって
……気出せって言……んだ……!!
に、2度目だぞ!?
Qutiba : こういうこともあるかと思って、
本物はこっちに取っておいたわよ。
Ulamaal : !?
……ってことは、さっきのは……。
Qutiba : 偽物よ。
Ulamaal : よっ、よかったぁ……!!
い、いただきまーす!!
Qutiba : 団長もウラマールも
イルミクヘルバスのことになると
ほんと子供みたいなんだから。
Qutiba : さ、あなたも食べてみてちょうだい。
きっとまた食べたくなるだろうから、
作り方もおしえておくわね。
Qutiba : いい?
1度しか言わないから、よく聞いてちょうだい。
Qutiba : まず、
加工には炎のクリスタルを使うわ。
材料は、セルビナバター、デュラムセモリナ粉、
パインナッツ、セルビナミルク、それから……
Qutiba : 今回あなたに
とってきてもらった白蜜よ。
Qutiba : これらを組み合わせて作るんだけど、
お菓子作りの経験がないと難しいわね。
イルミクヘルバスを手にいれた!
最終更新:2006年05月23日 19:18